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flick!7月号(Vol.9:電子書籍のみ販売)を買ってみる [ガジェット]

2012.6.9(土)

ガジェットネタというか、ガジェット好きの為の雑誌のお話です。
自転車乗りには、バイクラを出している出版社といえば通りが良いのでしょうか?
それともうちのご近所的に言うと、田園都市生活とか言えばおわかりでしょうか?
用賀にある枻(エイ)出版社が、flick!という雑誌を出しています。

最初に出版されたのは2年前、2010年の夏頃でした。
その後、Vol.8まで刊行されていたのですが、少し前に発行が停まってしまい。
あれれ?と思っていたら、Vol.9相当の2012年7月号から、「電子書籍のみ」で再開。
その発売日が昨日、2012年6月8日(金)となりました。定価350円

(下の表紙写真は枻出版社のページから借用)
vol_09.jpg

たまたまですが、このflick!というガジェット雑誌、
創刊の経緯もすこーしばかり知っていたり、編集長やライターさんもなんとなく近くにいる人達がやっていることもあり、
twitterやらfacebookで、昨日の発売については数日前から話題にのぼっていました。

iPhoneもiPadも、さらに言ってしまえばMacなんかも初期の頃から自分で買って使い続けている人達の集まりです。新し物好き、アーリーアダプターだったり、人によってはイノベーターって感じの購買行動をよくしているわけです。
私自身は物によって使い分けていて、もう少し後から追いかけていく層になるのでしょうか。
iPhoneは3GSが発売されてから初めて購入(ガジェット好きな周囲の人達はUS版iPhoneから購入)
iPadはiPad2から初めて購入(ガジェット好きな周囲の人達は当然iPadをUS版で先に購入)
Macは漢字Talk7から自腹購入したユーザーです。(自分自身はSystem 6からのユーザー、他の人はもっと以前から)

当然、電子書籍についても、iPhoneアプリの単体アプリで電子書籍っぽいものは買ったことがあっても、国内、海外あわせていくつかある配信元(取次みたいな位置づけでしょうが電子書籍の販売を行っているところ)から買ったことはありません。
やっぱり遅れている訳です。

前置きが長くなりましたが、そんな出遅れ気味のおっさん(都内在住自転車愛好家、40代男性)による、電子書籍購入話です。

こんなの書いて誰特?とも思うのですが...

flick!自体は実は前から、紙の雑誌として販売された後に後追いで電子版が提供されていました。
ですから、以前からiPad2や新しいiPad(いわゆる第3世代のiPad)などで電子書籍として買って読んでいた層は多少なりともいたはずです。そういう人は特に何も迷うこと無く新しく2012年7月号のflick!を手にしたことでしょう。でも意外とそうじゃない人が多いらしいので、一つの事例として書いておきたいのです。

エイ出版社の案内ページ (flick! Digital Vol.9 2012年7月号)

フリック!リアルタイム編集日記(編集部によるブログ形式のもの)

おそらく、フリック!リアルタイム編集日記のページに最新情報が載っていると思います。
が、昨日の時点では、まだまだ情報は限定的でわかっていたことは、配信元は8カ所ということだけ。
6月8日が発売日ですが、いつから売っているのかも不明。
(そこらへんは結構アバウトな世界ということで、予めごかんべん、という話は出てました)

電子書籍による雑誌、といっても配信元毎に読める端末や条件がだいぶ異なるようです。
あらかじめそれらの8ヶ所について、どこがどうなっているかなんて詳しい人は周りにいません。
どうも編集部の人ですら、事前に把握することはできていなかったというぐらいのもの。

本来は、ガジェット雑誌ですから、flick!自体でそれらの情報をまとめて記事にしちゃえば?
という見方もできますが、あいにくすでに紙媒体としてはもう販売しません。
電子書籍で電子書籍の買い方の解説をしても・・・ということにもなりかねないので、
ここでは網羅的には話はできないもの、あくまでも一読者として独断と偏見によるメモを残したい次第。

私の環境は少し変わっていて、自宅には、Mac、iPad、iPhoneそろってますが、
自分で常用しているのはMacBook Pro 15(2010 Mid ハイレゾ仕様)とiPhone 3GS(SIM無し仕様)
電子書籍を読むには新しいiPad(めんどくさい表記ですが最新の第3世代iPad:Retinaディスプレイ)が一番適しているようにも思えるのですが、それは持っていません。
iPad2はありますが、これはふだん子供専用にしているので、自分でこっそり電子書籍を読むには適していません。

とりあえず、MacとiOS(iPadとiPhone)で綺麗に読める配信先が候補にあがります。

国内での電子書籍は、マガストア http://www.magastore.jp/ が一番大手らしく、そのことはflick!7月号の記事にも実は出ているのですが、そんなことはこの時点では知りません。
あとは、雑誌オンライン http://www.zasshi-online.com/ でしょうか。

Windows Phone とかBlack Berryで読みたいという特殊なニーズがあれば別ですが、そうでなければ、マガストアか雑誌オンラインぐらいで十分なのかな?という気がしてきます。
そして昨日の朝の時点では、価格設定の間違いがあったとかでZINIO http://jp.zinio.com/ は一旦配信停止で販売停止。価格改訂後に再度配信されるとなっていました。

どこで買うのがいいのか分からない、とtwitterやらfacebookで言いまくってたのですが、その前にちらっと小耳に挟んだ一言がどうも気になっていて、それは電子書籍といっても作られ方と配信され方で見え方が多少異なるという話。
flick!は従来型の紙媒体での雑誌と同じようにつくられていて、(詳しいところは違うのでしょうが)pdfで配信されるような感じに近いわけです。
元の原稿をどのように扱うかといった時に、ZINIOは文字をベクターデータで扱っているとか。拡大・縮小した際に綺麗に表示されるという。
どうせなら綺麗な表示で見てみたいということで、ZINIO一択で絞ってみます。

夕方頃に、ZINIOでも配信再開されたというので、まずはwebから検索してみます。
ZINIOのトップページから「エンターテイメント」を選んでも、今の時点だと最初にでてきますが、
flickと検索して選ぶとこれがでてきます。

ここから「カートへ」を選んでもいいのですが、まずはアカウントを登録する必要があります。
なんとなく面倒です。

そこでiPhoneからiPhoneアプリとしてのZinioをダウンロードして、そこから買うことにします。
App Storeへ行って「ZINIO」と検索すれば出てきます。

ZinioをiPhoneで立ち上げて、下の「購入」を選んで、「flick」と検索をかけると出てきます。
アカウントのログオンで、電子メールのアドレスとZINIOへのパスワード登録が、この前後で要求されます。
※くわしくは忘れましたが簡単です。

IMG_6501.jpg


右上の「Buy Issue」を押すと、こんなポップアップが出てきます。
IMG_6502.jpg

翻訳がこなれてませんが、まぁ意味はわかるでしょう。
ちなみにZINIOはUS発祥のサービスで国内ではSONYが裏で運営協力しているようです。
単号というのは1冊だけ購入という意味なのでしょう。
USだと紙媒体時代からそうですが、たいがい1冊購入だと高い定価販売で、1年購読だと半額ぐらいに割り引かれたり長期購読すればするほどお得な価格設定ということになっています。
割引率はそこまでではないですが、日経BP社の各種雑誌などでもお馴染みの手法ですね。
flick!が今後どうなるかわかりませんが、月刊誌として続いたら、そういう年間購読みたいな割引きがあってもいいかなぁ、(ねぇ編集長〜)とか言っておきます。

話がそれました。で、ここで買おうとすると、次の画面の前後どちらか忘れましたが、
これはiPhoneアプリなので、Apple IDによる決済となりパスワード入力を求められます。
パスワードを入れれば、Apple ID経由となるのでそこで登録されているクレジットカード、もしくはiTunes Cardによるチャージ残高があればそこから差し引かれて決済終了。
新たにクレジットカードやPaypalなどの情報を入れることなく決済できるのは便利です。

IMG_6503.jpg

電子書籍だと、購入した履歴は配信先のところで管理されていて、同じアカウントでログオンすれば、別の端末でも閲覧することができます。

が、当然ですが、データをダウンロードする必要があるわけです。
ということで、購入後の画面。
下の2つは、アカウントを作った際に自動的に入ってきたもので無料?よくわかりません。
flick!7月号の右側についている、「↓」ボタンを押せばiPhoneにダウンロードされます。
IMG_6504.jpg

自宅のWi-Fiは、iPhone3GSなので802.11g経由、時間がかかります。
IMG_6505.jpg

その間に、Macの方でZINIOからビューワーである、Zinio Reader 4(Mac用)をダウンロードします。
そしておもむろにインストールして立ち上げます。
ログインすると、Macのビューワーでも同じようにライブラリが出てくるので、
雑誌の表紙の右下にある「↓」ボタンを押せばMacにダウンロードされます。

その間、iPhoneではダウンロードがまだまだかかりますが放置プレイ。(Macは有線でつないでます)
IMG_6506.jpg


とりあえず、iPhoneとMacとどちらからでも雑誌を読めるようになりました。
一度ダウンロードすれば、ローカルにデータは落ちていますからWi-Fiの無いところでも大丈夫。

ZINIOでの購入をどうしてwebからでなくiPhoneアプリ経由でやったかというと、
iPhoneアプリからだとAppleIDで購入できるので手軽に買えるということ。

AppleIDだと、たまにやっているiTunes Cardの割引販売などでチャージしておけば、実質割引き価格で買えるような感じになるというのも大きいです。
せこいようですが、これTipsね。
ちなみにiTunes Cardの割引販売は、大手量販店(ヨドバシ、ビックなど)とかコンビニでたまにあります。
実質20%引きぐらいになったりするので、そういうときに少し前もって買っておくと良いでしょう。

肝心のflick!7月号の内容ですが、この手の雑誌が好きな人なら買って損はないと思います。
中身が気になる人は、立ち読み感覚でZINIOからプレビューを見てください。
配信先によってプレビューで見れる画像の解像度やサイズは異なりますが、ZINIOのはかなり読めちゃう?ぐらい
雰囲気がちゃんとわかるように作られています。良かったら買ってくださいね(^^;)
実際に買うと、好きなページをpdfで切り出せたり印刷できたりするという、ある意味恐ろしいぐらいの自由度も持ち合わせているところですが(汗)

新しいiPadがあれば、高精細なRetinaディスプレイでもっと綺麗に読めるのでしょうが、そうでなくても楽しめます。
(新しいiPadの解像度は現行のMacBook Proよりも高いという)

おそらく今後はこういう形態の雑誌も増えてくるでしょうし、国内の本はあまり安く売られてませんが、ZINIOだとUSのいろんな雑誌がそれなりに安く販売されています。
一度こうやってアカウントを作って、実際に買ってみると、次々と買うことへの敷居が低くなっていくような気がするので、iPadなどで読む層が増えれば確実に普及していくだろうと思います。

いまのところ、電子書籍はまだまだ儲からない世界の話のようですが、あまり凝らずに編集コストを抑えて特定分野で小規模の配信を狙って本が作れるようにならないかなぁ?と妄想していたりして。
同人誌でもなく自費出版に近い電子出版ができたら・・・
えぇ、ブルベ関係本とか、ロングライド本を執筆しようかと。
嘘です。
文才ないのでリライトしてくれる人がいないとまとまりませんし、たぶん赤字にしかなりません。(苦笑)


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