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わかりやすく説明するには、言い切りも大切(前照灯の補足) [安全装備]

2012.12.26(水)

理系・文系という区分けが適切かどうか?
ちょっと難しいところもありますが、要はモノの見方で論理的にガチで考えるのが、
なんとなくの「理系」と呼ばれる人達の典型だったりします。

世の中には白黒はっきりしないことが多く、
98%白だったとしても残りの2%にそうでない可能性がある場合、
「白ですよね?」と訊かれたら、
「おそらく白だと思いますが、全部白ということはないですよ。」みたいな言い方で
返事をしてしまうということです。

私はいわゆる「理系」の人です。
が、わかりやすく説明するためには、言い切り型の説明の方がストレートに響く。
そういうことも頭の隅で理解していたりします。(これも理系チックな表現か)

ひとつ前の記事で、前照灯について書きました。
もっとストレートに言うなら、こんな感じですかね。

ブルベに出るなら、とりあえずコレ買っとけ!
ライトは自転車用で一番明るいタイプ。おすすめはコレ!
バッテリーはアルカリ乾電池じゃなくて、エネループを買って使いなさい。
ライトが単3x4本仕様なら、スペアが一式いるからエネループ単3を8本。
前日か前々日にフル充電しとけば、充電忘れみたいなミスはしない。

快適かどうかという装備については、トライ&エラーで試行錯誤を重ねて、
自分自身でよい方法を見つければいいと思います。
が、安全装備については、多分それではダメ。
最低限の装備が実際にどういうものであるか?
きちんと理解できていて、実際の装備として使える状態になっていなければ、
スタートラインに立ってはいけないということです。

(おまけ)
BRMの参加者規則では、
その国の道交法などで規定されている法規に則って、
公道走行が可能な自転車であることが必要とされています。
日本の道交法(および各都道府県の交通規則)における自転車の定義や装備には、
若干おかしなところもあるわけですが、
それでも、それらを遵守していることが必要になります。
道交法(実際には各都道府県別の交通規則)の規定では
赤色のリフレクター(反射板)があれば尾灯は無くてもよいとされていますが、
安全面からブルベでは必ず常時点灯できるタイプの尾灯が必要となります。
東京都では尾灯は赤色とされています。また後方100mから点灯が確認できるもの。
かなり明るい尾灯でないと、実際には尾灯としての機能を有していません。

尾灯については、明るいタイプをちゃんと使いましょう。
過去ログで次のところを参考にどうぞ。

前照灯は、前方10mの距離にある交通上の障害物を確認することができる光度を有する、
といったような表現となっています。
これは低速で移動する軽車両としての自転車を想定して規定されているものでしょう。
また、実際の「光度」がいくらであれば前照灯として認められるのか?
法律上の規定は特に決まっていないように見えます。

カンデラとかルクスとかルーメンとか尺度がさっぱり分からないでしょうが、
例えばCATEYEだと、各ライトがどのくらい照らせるか?対比表があったりするようです。
ネット上で検索すると一部でてきますがCATEYEのサイトには見当たらないようです。
Amazonでたとえばこのライトとかの説明に対比表がでてきます。

(ちなみにこのライトは前照灯として用をなしません)

キャットアイ(CAT EYE) LEDライト ブラック HL-EL135

キャットアイ(CAT EYE) LEDライト ブラック HL-EL135

  • 出版社/メーカー: キャットアイ(CAT EYE)
  • メディア: スポーツ用品
リンク先のページの下のほうに、キャットアイヘッドライト(LED) 性能比較一覧
が載っています。
CATEYE社の独自規定だと思いますが、そこにはこんな文言が。
(※3)前照灯とは前方を照らすためのライトという位置づけで
    当社では400カンデラ以上の明るさがあるものを指します。

対比表に載っている、10m先でのカンデラ数を見ると、
HL-EL120(約50カンデラ)からHL-EL400N(約210カンデラ)あたりの製品は、
前照灯としては考えられていないようです。

HL-EL510が約800カンデラ、HL-EL520が約1500カンデラ(ただし光軸がとても細い)
対比表はこの時期までの製品が掲載されているので少し古い時期のものでしょう。

その後の製品としては、HL-EL530(既に廃番)が約2200カンデラとなっています。
私がおすすめしているHL-EL540は約4000カンデラ(Hi点灯時)です。

キャットアイ(CAT EYE) ヘッドライト ECONOM Force HL-EL540

キャットアイ(CAT EYE) ヘッドライト ECONOM Force HL-EL540

  • 出版社/メーカー: キャットアイ(CAT EYE)
  • メディア: スポーツ用品

このあたりの実際での「理解」がうまくできていない参加者がまだ多いのが現状です。
特に初心者で初参加であれば、日常での装備と異なっていたりするので、
もっとわかりやすく説明してくれる人がいてくれるとありがたいと思う次第です。

日本だと、AJサイトに国内版としてのBRM/AJ規定が出ています。

(以下一部引用:2条と6条)
第2条 参加資格

ブルベは、保険に契約しているいかなるアマチュアサイクリストに対しても開かれており、そのサイクリストの加入する自転車クラブの如何によらない。20歳未満のサイクリストは参加できない。

 人力で動く車両(Human-Powerd Vehicle)であれば参加可能である。唯一の条件は、該当の車両が走者の力のみによって駆動されることである。

日本の公道で使用可能な車両であること(スケートボードなど遊具に分類されるものは公道では使用不可能です)。


第6条 装備

夜間走行のために、車両に確実に固定された前照灯と尾灯とを装備することが必要である。灯火は常に完全に機能することが必要である(予備灯火は強く推奨される)。少なくとも一つの尾灯は(点滅モードではなく)常時点灯モードでなければならない。上記の要求を満たせない走者は出走を許可されない。

 灯火は夕方から明け方まで点灯しなければならない。また他の視界不良の条件下(雨天、霧等)でも同様である。走者は、グループで走ろうと単独であろうと上記の要求を満たさねばならない。いかなる走者も各自の灯火を使用しなければならない! すべての走者は反射ベスト、反射たすき、反射肩掛けベルト(Sam Browne belt)、もしくは前後の見えやすい位置に反射素材がついた同様のものを着用しなければならない。

本夜間走行規則のいかなる違反をも、走者は即座に失格となる。

 ベル装着とヘルメット着用を義務付ける。400km以上では前照灯2つ、ヘルメットに尾灯(点滅可)を装着すること。



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