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ブルベ前のロングライド回想:2008年直江津集合!(3) [自転車雑記]

2013.8.29(木)

 群馬藤岡あたりで洗濯と補給を終えて、23時ごろ再び走り始めます。

 高崎をどう抜けて渋川につなぐのがよいか?この時いまいち把握できていませんでした。
R17はバイパス区間など自転車通行止めになってたはず、ということは車で走って知っていましたが、自転車で走るのは初めてなので、県道クラスの道をつないでいこうとそのまま進んで行きます。
ちゃんとした道路地図も持たず、詳細ルートをキューシートやメモに落とすことなく走っているので、頼りになるのは青い行き先表示の道路看板だけだったりします。

 K30はすぐに右折していくわけですが、おそらくそんなことは気づかず直進して行き、吉井のあたりからK71へスイッチすることを考えていたと思います。このあたりでちょっと行きすぎて、地図を出しながら迷走しつつなんとか上信電鉄の線路沿いまで戻って場所を確認してみたり。結局、違う道をたどりながらK30へ戻ってきたかもしれません。すると、目の前を走りすぎていく自転車が一台。

 こんな時間にこんなところを走っているなんて物好きだなぁ、と思いながら少し後ろを走っていて、そのうち気づきます。「もしかして、直江津?」と聞いてみると、そうらしい。自分よりも後ろにいる人はもっと遅い時間から一気に高速で駆け抜けていく人ばかりだと思っていたのに、こんな時間にこんなところにいるなんて。

 高崎を抜けるまで、ちょっと知恵をかりながら走っていくことにします。あとで知るんですけどね。>あきさん

 案の定、高崎に近づいたところでR17につながって、そこはやっぱり走れない。やはり県道クラスの道でつないでいくしかないだろう、と迂回して渋川を目指します。渋川のあたりで、あきさんは休憩するからと分かれたんだったか?

 SNS(なにあそ)で先行している人達の状況をチラ見しながら、行けるところまで行こうと走って行きます。渋川からはR353ではなくK35。その昔よく車で走っていた道なので、国道だけでなく県道の方が自転車だと走りやすいだろうと思っての選択です。この先あまり補給が取れなくなるだろうな、ということでコンビニを見つけて一休み。軽く補給をして、軒先でちょこっとだけお休みタイム。風が少し吹いてきて雨がぱらついて寒いので、エマージェンシーシートにくるまって休憩です。小一時間休むつもりがあまり休めず適当なところで切り上げます。
シート状のものは、風に吹かれるとひらひらとしてしまってあまり効果がありません。濡れたあと小さく畳むことも難しく収納に難儀します。
その後のブルベでは、常にエマージェンシーシート(UL系のスリーブ状になってるタイプ)を持ち歩いてますが、実は使ったことはありません。そんなに多用するものじゃないと思っているので、本当に緊急時のビバーク(DNF絡み)する時用みたいな位置づけにしています。

 ブルベじゃないと15km/hみたいな最低移動平均速度の縛りがないので、道中適当な休憩は自分で考えて取ることになりますが、雨天だと休憩場所が難しいことをこの時思い知る訳です。

 再度走り出して、草津を目指していきます。中之条を過ぎたか手前だったか、ドライブインっぽい建物を見つけて、その軒先が広いところでちょっと休憩させてもらいます。仮眠としてちゃんと寝れたかどうかは、今となっては記憶があいまいですが、雨をしのげて横になって少し目を閉じているだけでも身体は多少回復します。

 先行している人達は、草津温泉に入ったりしているようですが、どうにも寒いらしいという情報を得て、朝になってから上り始める方がいいだろうな、と思うわけです。時間調整も兼ねてしばし休憩。

 薄明るくなってから、といっても曇りですからどんよりとした空の下、走り始めます。
途中のコンビニで少しだけ水分とゼリー、羊羹などを買い込み、長野原草津口から六合村へ上っていきます。

 ちなみに当時はまだ六合村でした。(今は合併して吾妻郡中之条町、ぐんまのやぼうで覚えましたw)
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道の駅・六合村を頼りにしてたわけですが、まだ朝の7時で早すぎて開いてません。
トイレだけ借りて、自販機でジュースを飲んだのか、お腹すいたと思いながらゼリーを食べて草津へ上っていきます。

六合村での休憩後50分ぐらいで草津のコンビニに到着。
8時に朝ご飯をがっつり補給、といってもコンビニ軒先での寂しい補給です。

天気がいまひとつな状態で渋峠にのぼるのはどうなのか?
とか、まともな判断ができる頭の状態であればルート変更したはずですが、この時はもう「行くしかない」と謎のモチベーションで進んで行ったようです。

8:40頃に「これから登ります。寒いです(;_;)」とか書いています。

そして、雨が降る中、真っ白で何も見えない渋峠をひとりで上り、11:20頃にクリア。
naoetsu6.jpg

お約束の証明ももらっておきました。
売店で菓子パンとか買って補給したでしょうか。その後なので時刻は11:43
naoetsu7.jpg

そのあたりはSoftbankの携帯は(当時)つながりませんから、SNSへの報告は湯田中へ降りて、道の駅で休憩しながら時差ありで。

上りは雨、何もみえずという状態でしたが、渋峠を越えて下り始めたら路面はドライ。
これは助かりました。
ある程度下っていくと、丸池あたりで登ってくるMTBの人達とスライドします。
「こんちは〜!」と叫びながら手を振って、そういうのがとても嬉しく思うわけです。

そして、湯田中まで下るとずぶ濡れのレインウェアはある程度乾いた状態に戻った感じです。
この時、パールイズミのレインキャップを初めて被って走っていました。

(パールイズミ)PEARL IZUMI レインキャップ

(パールイズミ)PEARL IZUMI レインキャップ

  • 出版社/メーカー: PEARL IZUMI(パールイズミ)
  • メディア: ウェア&シューズ

人によって違うと思いますが、コンタクトで度無しのアイウェアを使っていて、雨だとアイウェアの外側が水滴で見づらく、内側が曇ってやはり見づらくなるわけです。ヘルメットにアイウェアを差して、ヘルメット下に被っているレインキャップ(透明なツバ付き)越しに前方を見て走る方が自分には見やすくて走りやすかったです。

ツバが大きくたためないので下りも被ったままですが、若干下向きにすればバタバタすることなく問題無くそれなりのスピードで下ることもできました。
いまでもこの時のレインキャップを使っています。多少透明なツバの一部に擦り傷がついてたりしますが、まだまだ現役。5年使って雨の中だけでも5000km以上は走っているでしょう。

 渋峠をクリアしたら、もうなんだかゴールしたような気分になってしまった訳ですが、ここから先もまだあるんですよね。

 吉野家かすき家か忘れましたが、牛丼屋でお昼ご飯を補給して、R18へスイッチして飯綱から野尻湖へ。
その先途中で痛恨のパンク。R18の路肩でなにか異物を拾ってしまったようです。歩道にあがって広いところでタイヤを外してチューブを交換しておきます。

 ボントレからミシュランPro3に変えて、(当時)比較的パンクには強いと思っていたのですが、異物はダメかぁ(´・ω・`)としながらゆっくりめに交換しておきます。時間的にはまだ余裕があるのですが、そろそろ後続に追い抜かれてもおかしくない感じです。できればちょっと逃げたいなぁ、とこっそりスケベ心で思う訳です。

 しばらく走って下りになって、気持ちよくガーッと下っていると、またパンク?どうもスローパンクしている感じで再び停まります。少し時間をかけてチェックをしてみますがよく分かりません。
おそらく、調子こいて飛ばすな!という神の啓示なのかもしれないと思うことにします。パンクした箇所のタイヤ側の裏にタイヤブートを貼り付けてガードしていたのですが、もしかしたらタイヤブートの角が鋭角になっていて
、そこで打ち付けてパンクしたのかもしれません。タイヤブートを外してパワーテープを張り直しておきます。

 2回目のパンク修理が終わってコース復帰しようとすると、何人か自転車乗りが連なってやってくるのに遭遇します。あとは、直江津までほぼ下り基調という感じとなりご一緒させてもらいます。

 そんなこんなで、なんとか直江津(舟見公園)へ到着したのは、まだ時間的に余裕のある夕方到着だったようです。

 で、夕日待ちしていたら、再度スローパンクorz
スローパンクだからもうあまり走らないしまぁいいかってことで、フロアポンプを借りてポンピングしてお終い。

 自分にとっては2008年が初めての直江津集合!で、その後、宴会にも参加。
帰りはどうする?ってことは考えてなかったけど、翌日家の用事があるから夜行で帰った方がいいだろう、ということで、当時まだ走ってた急行能登で帰ることに。

後で書いてたSNS日記から

急行能登(自由席)で昨晩深夜0:31に直江津を出て、
今朝6:04に上野到着。
ちなみに座席は3列占領(ボックス状態+自転車置き場)

京浜東北6:12上野発、6:34大井町着
大井町線6:41大井町発、7:04二子玉川着
自転車組み立てる時間がないので、かついだまま徒歩で帰宅
7:16自宅到着

 指定は結構混んでたんだけど、その当時「自由席の方がきっとすいてるでしょ?」って話があって、あえて指定は取らずに自由席になだれ込んだわけです。案の定ガラガラでゆったり使わせてもらいました。(^^;)

 能登では途中どこかで時間調整?していた感じで停車してた時に一度目が覚めたぐらいであとは上野まで爆睡してたと思います。ボックスシートで寝ても疲れはすぐには取れない感じでしたけど、帰宅後すぐに子供の世話でいろいろ動き回ってたらしく、5年前は体力まだあったんだな、と吃驚する次第。

 ちなみに行程も後からSNS日記に書き込んだものがあってこんな感じだったようです。
天候とかコンディションもあったと思いますが、
そもそも走力不足&準備不足だったのでしょう。
いまだ、ヘロヘロ状態から脱せずという感じです。

ようやくEDGE305からログを吸い上げてみました。
ルートは、自宅>多摩サイ>羽村>八高線沿いで高崎手前
>高崎周辺は迷いつつ迂回>渋川から県道(吾妻川対岸)
>長野原草津口>六会村>草津>渋峠>湯田中
>中野>飯綱>18号で直江津

8/22 14:59スタート
距離 329.17km
時間 15:01:15(注:オートストップ計測)
平均 21.9km/h
平均心拍数 123bpm 最大心拍数 158bpm
平均ケイデンス 75rpm
というのが、全体での記録です。

草津から渋峠までの上りが、
距離 19.92km
時間 2:19:31
平均速度 8.6km/h
平均心拍数 128bpm
平均ケイデンス 49rpm (34T×25T シッティングのみ)
というのが、物語っていると思います。

疲労と睡眠不足(休憩したけど仮眠無し)で心拍あがらず、
高度計を睨みつつ根性だけで登り切りました。

Edge305のログは、古いMacのトレーニングセンターに入れたのか、
ちょっとすぐには探し出せず。
それが見れたら、もう少し細かいデータ(通過時間)とかも分かったかもしれないのですが。

装備とか仮眠とか、今思うとそれなりに考えてはいたのでしょう。
ブルベを走るようになってからも、あまり大きくは変わっていないような気がします。
変わったのは移動速度が年々遅くなっていく、ということだけ(苦笑)

残念なのは、子供の夏合宿と日程がバッティングするのでこれ以降は直江津集合!には参加出来ていません。
いつかまた行ける日が来るのか?

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コメント 4

たまけん

ひさしぶりのコメントです。このとろこそろそろ暑さ疲れが出てきたのか、夜になると起きていられなくて。。。
直江津集合は初めて聞きました。東京ー糸魚川ファストランというのは聞いたことがありましたが。東京から日本海まで抜けるというのは一度はやってみたいですね。
by たまけん (2013-08-30 09:27) 

pika

>たまけんさん
今日はまた暑い日になるみたいですが、涼しくなるとドッと疲れが出たりしますから。

直江津集合は、たしか2グループはあると思います。
私が参加したことがあるのは、masaさんがやってる方ですね。
今年の分をリンクしておきます。ベースはSNSつながりですが、ブログ経由でも参加できたりしたと思います。
http://blog.goo.ne.jp/masayoshi0809/e/76e4da3deddb51a4065f1151eef29c0c

by pika (2013-08-30 10:29) 

たまけん

ありがとうございます。
来年考えてみます。
ところで追加ですが、エマージェンシーシートは私も昨年の北海道パラダイスウィークで600kmだけ参加した際に持参。途中根室で仮眠と思い、コンビニの軒先でくるまりましたが、やはり風でひらひら。。その時「あ~あ、役立たず」とおもったのですが、一応クシャクシャにしてしまっておきました。その後納沙布岬を回って戻ってきた際に寒くて寒くて(8月なのに12℃!)、ぶるぶる震えてしまいここでDNFかとも思ったくらい(一応晩秋くらいの装備は持って行っていたのですが)。その時にはたと思いついて、ウィンドブレーカーの下にエマージェンシーシートを巻きつけて走ったらこれが思いがけず快適で(ふつうは汗びっしょりになりますが)、その後を乗りきれたという経験があります。
まあ、こういう使い方もあったということで。。。
by たまけん (2013-09-03 11:19) 

pika

>たまけんさん
いろいろ役に立つエマージェンシーシートですね。
北海道は無補給地帯が続くので、なんやかんやと装備があった方が安心かと思います。
内地だとコンビニで古新聞(言えばタダで古新聞もらえることも)、もしくは新聞を買って防寒の足しにしたりするのが定番ですよね。
by pika (2013-09-04 22:37) 

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