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BRM1005定峰200・初めて参加される方へ [BRM初心者講座]

2013.9.23(月)

 参加者あてに公式では別途ご案内する必要がありますが、一般論も踏まえてこちらでも書いておきます。

初めて参加される方へ(ブルベ自体が初めてという方へ向けての話です)

 ブルベは、参加者が自ら主催して行う形式のイベントです。それがどういう意味かを事前によく考えてからご参加下さい。ACP公認BRMは、フランスACP:Audax Club Parisien が認定するもので、その開催も参加もACPのルールに基づき、主催される国毎の交通法規などを反映して行われます。国内ではAJ:Audax Japan がACPへの窓口として認定情報の申請とりまとめをおこなっていますが、各クラブはAJ傘下にあっても独立して個別に運営しています。
ゆえに国内のAJ/BRM規定の他に、各クラブのローカルルールなどが適用される場合があります。

 ブルベ自体は、個人のサイクリングであって、定められたコースを経路沿いにたどって規定の時間内に完走できれば、認定の申請を行うことができるというだけの話です。公道走行ですので、全ての行動は参加者自身の判断が必要であり、誰も代わりに結果責任を取ることはできません。

 ブルベの参加にあたっては、ブルベがどういったものか事前によく学んで下さい。ルールについてはAJサイトに記載されているものが基本となります。まずはそれらを熟読して内容を把握して理解することが必要です。
国内での実施形態は、各クラブやコースによって若干手続きや手順が異なります。それらについては各クラブの説明を読んだり、わからないところがあれば事前に確認、またはスタート当日のブリーフィングで確認を参加者から行うことが必要です。

(これ以降は、BRM1005定峰200に特化した話として記述します)
 既にエントリーは締め切られていて、エントリーリストも公開されていますので、そこから先に何をすべきかについて列挙していきます。

・エントリーリストの確認/エントリー時の申請データの再確認
 エントリーリストの最新版を案内サイトから確認します。
 大切なことは、自分のスタート時間が5:30なのか6:30なのか?ということです。
 殆どの人はエントリー時の第一希望で割り当てられていますが、若干名第二希望となった方がいます。
 まず、時間について確認しておいて下さい。
 また、エントリーした際の自動返信メールで、各項目の記入の控えが手元にあるはずです。
 住所、氏名、その他の情報について、間違いが無かったか再度確認しておいて下さい。

 (例:住所が間違っていると、ブルベカードの返送で届かない場合がありトラブルの元になります)

・機材と装備の確認
 ブルベに参加するためには、国内の公道を走れる自転車が必要です。
 普段お使いの自転車のままで参加できるはずですが、万一、不足の装備がある場合は前日以前に装備を見直して必要なものは各自装着して使えるようにしておくことが必要です。
 ※権利放棄書にも、チェック欄を設けてあります。各自、事前にチェックしておいて下さい。

 200kmブルベでは次のようになります。
 必要なものは通常の公道走行をするための最低限のものでしかありません。
 あくまでも最低限の提示であり、各自が工夫して追加の装備を持つのが正しい理解です。
 ・前照灯 (確実に車体に固定されているもの)
 ・尾灯  (同上、常時点灯モードであること、点滅不可)
 ・ベル
 これらは、道交法で必要なものと同じです。
 道交法では尾灯ではなく、反射板(赤色のリフレクター)のみでも可能ですが、尾灯必須とします。

 本人が身につける物として、法規上は必須とはなっていませんが、自分の身を守るために必須です。
 ・ヘルメット
 ・反射ベスト(安全上の理由からローカルルールで反射たすきは不可)

当たり前のことですが、ヘルメットを忘れた場合は参加できません。
車載参加の方は忘れ物が無いように特に注意して下さい。
シューズを忘れるとかいろんな事例があります。


・当日の受付方法
 スタート時間の1時間前から30分前に行われるブリーフィング開始前までが受付時間です。
 必ずこの時間に受付を済ませるようにして下さい。
 各組60名の受付を30分で行います。迅速に間違いなく受付を行えるようにご協力お願いします。

 受付に必要なものは、各自プリントアウトした「権利放棄書」です。
 自宅を出る前に、自転車装備のチェックなどを済ませてレ点をつけておきます。
 また内容をよく読んで、同意できる場合は、署名・捺印をしておきます。
 同意できない場合は参加できません。必ず事前に確認しておいて下さい。

 受付に並ぶ際、手元に同意書を出して準備しておいて下さい。
 ウェーブスタート(時間ずらし)で、受付順に割当ますので、グループで一緒にスタートしたい方は、全員揃ってから一緒に並んで受付をして下さい。先頭の方が何名まとめて参加するか告げていただけるとスムーズに割当てられます。
 受付では、ご自分の出走番号と名前(フルネーム)を明瞭にスタッフに告げて下さい。
 受付にあるリストからご自分の名前を確認して、ご自分の出走サインを記入します。
 スタッフが同意書と引き替えにブルベカードをお渡しします。
 その場で、出走番号のみブルベカードに記入していただきます。

 その他の記入項目は、横にずれていただきA4版のクリップボードとボールペンを貸し出しますので、それを使って個別に記入して下さい。記入例はクリップボードに挟んであります。
クラブによっては記入項目を全て英字記入とされるところもありますが、定峰200では次のようにしています。
ブルベカードの返送に使う住所、漢字氏名などは、エントリー時のデータをそのまま使います。また、ACPクラブコード(所属クラブ)についても、エントリー時のデータをそのまま使うことになります。クラブコードについてはエントリーリストで既に公開しています。万一修正が必要な場合は、個別にメールにて事前連絡下さい。

参考:これは春の定峰の時のもの
BRM413_AJcard_omote_k1.jpg


・ブリーフィング
 スタート時間の30分前からブリーフィングを行います。
 細かい注意事項を口頭で説明しても、全てを記憶することは難しいと思うので事前に伝えられることは、一斉同報メールにて各参加者へ案内を送ります。そちらを事前に読み込んでおいて下さい。

 ブリーフィングは全体向けのものを行ったあと、初めてブルベに参加する方向けのものを追加で行います。
 わからないことがあればブリーフィング時に質問をして理解するようにして下さい。
 あとから「わからなかった」と言われても、誰もフォローしようがありません。

・車検(装備品のチェック)とウェーブスタート
 ウェーブスタートは、スタート見なし時間を10分刻みでずらしています。
 公式のスタートが5:30の場合、次のようになります。
 ・W0 5:30
 ・W1 5:40
 ・W2 5:50
 ・W3 6:00

 車検は、BRMルールとローカルルールに基づき装備品の有無をチェックします。
 各ウェーブのスタート見なし時間の約10分前から行います。
 スタッフが全体へ向けて声をかけますので、通路上ではなく緑地または砂利の上でチェックを受けて下さい。
 前照灯、尾灯を点灯して並んで下さい。
 通路上で立ち止まることは禁止です。周囲の交通の邪魔にならないようにご協力願います。

 装備が不足していた場合は出走できません。
 列から一旦外れてもらって、他の参加者のチェックが終わってからスタッフに再度チェックを受けて下さい。
 主催者は装備忘れに対しての貸し出し品などは用意していません。
 出走できない場合は、ブルベカードをスタッフに返却してお帰り下さい。記録上DNSとして扱います。

 スタッフは各チェック項目を確認していきます。
 前照灯、尾灯は点灯した状態でチェックを受けて下さい。
 前照灯は、道交法および関連規則の基準に合致しているものが必要です。
 (注:各都道府県:定峰200では東京都、埼玉県の公安委員会が定める道路交通規則が適用されます)

 概要としては、前照灯は白色または淡黄色で夜間10mの距離にある交通上の障害物を確認することができる光度を有するもの、尾灯は赤色で夜間後方100mの距離から点灯を確認できる光度を有するもの、になります。

 光量や照射範囲については、スタッフのチェックは目視できちんと行えませんが、
 あきらかに不足とみなされる場合は出走不可とします。

 また、ベルについては「ベルは?」と聞かれた際に、ご自身でベルを鳴らして下さい。
 ベル装着場所は参加者毎の工夫でかなり多岐にわたり、スタッフが目視で探すのは時間がかかります。
 ご協力をお願いします。
 ベルは自転車用のベルを装備として使って下さい。熊鈴のようなものはベルとしては認められません。

・各チェックポイントと通過チェックの通過記録
 ブルベは経路通りに走ることが必要です。
 正しく経路通りに走っていることを、途中のチェックポイント(仏語の略語でPCと称する)では、通過証明が必要となります。各PCにはオープン・クローズ時間があり、オープン時間からクローズ時間までの間に、そこを通過する必要があります。
 国内のブルベではこのチェックを指定されたコンビニでのレシートで代用することが多いです。定峰200の場合、PC1、PC2、通過チェック(後述)、PC3、Finishと、5枚のレシートが必要です。
各PCに到着したら、何か買い物をしてレシートを受領して下さい。そのレシート上の日付、時刻が通過証明となります。
 この通過証明は、ゴール受付時点でスタッフが確認し、ブルベカードへ転記していきます。
(有人PCとして現地にスタッフが待機している場合は、その場でブルベカードへ時刻とスタッフ個人の確認サインを記入していきます)

 無人PCは国内でブルベを開催するための知恵の一つですが、個人商店(ヤマザキショップなど)の場合はレシート時刻が大幅にずれていたりすることがあります。大手のセブンイレブン、ローソンなどではPOS管理もあるため、レシート時刻がずれていることは無いと思いますが、念のため各PCでレシートを受領した際には、正しい時間でレシート時間が記載されているか確認する癖をつけておいて下さい。万一クローズ時間を過ぎているといった場合は、その場で主催者へ電話連絡して事前に確認を取るか、第三者(別の参加者など)に時刻が間違っているということを確認したうえで、ゴールでスタッフに申し出て下さい。

 定峰200では「通過チェック」を公開した形でPC2とPC3の間に置いています。和紙の里の売店は個人商店のようなものでレシート時刻は出ますが、ずれていることもあり、また前後の行動(参加者の昼食休憩)の自由度を高めて分散できるように、あえて「通過チェック」としています。ここではオープン、クローズ時間はありません。
レシートは必要ですので、売店で何か買い物をして下さい。

・Finishのコンビニでの行動
 最後のコンビニでは、そこでのレシートをもってゴール時間とします。
 安全な場所に自転車を停めて必ず買い物をしてレシートを受領して下さい。
 人数が多い場合は、自転車を重ねて停めるなど周囲の邪魔にならないようにご協力願います。

 ゴール受付はコンビニ駐車場で行う予定です。
 スタッフが待機していますので、必要なものを準備して並んで下さい。

 ・ブルベカード
 ・レシート5枚(PC1、PC2、通過チェック、PC3、Finishの順番に並べておくこと)
 ・メダル希望の場合は1000円札1枚(両替はしません、必ず1000円札で)

 スタッフがレシートの通過時間を確認してブルベカードに転記して、すべてOKなら完走となります。
 スタッフから告げられた完走時間を、ご自分でブルベカードに記入していただき、
 メダルが必要か否かのチェック欄に、Xを記入します。(Xというのは欧米でレ点の意味)
 それらが正しいことを確認して、サイン欄に日本語の漢字フルネームを楷書体で読めるように記入して終わりです。

 ブルベカードはスタッフが預かります。
 レシートはその場でお返ししますので、ご自分でお持ち帰り下さい。

以上をもって、当日は終わりとなります。

 ブルベカードの返送(および希望者へのメダル返送)は、しばらく先になります。メダルが国内に在庫がない場合はフランスからの到着待ちになるので長期間待つ場合がたまに発生します。このあたりは案内サイトや一斉同報メールなどで別途案内をしますので、気長にお待ち下さい。


・リタイアする場合の連絡
 万一、途中でリタイア(DNF)して帰還される場合は、ブルベカードに記載されているスタッフまで必ず本人が電話連絡をするようにして下さい。
他人の伝言は間違いの元になるのでご遠慮下さい。過去に「○○さんがリタイアしています。」と連絡があったあとに、本人は走行を続けていたということもあります。

 リタイアの連絡がなぜ必要かというと、スタッフは出走した全員がゴールに帰ってくるか、リタイアしたかを確認するまでは待機を続けることになるからです。Finishのクローズ時間を過ぎてもゴールに向かって走り続けている、という場合はクローズ時間を過ぎた頃までに必ず電話連絡をお願いします。
1時間程度であればスタッフは待機して待ち続けることもありますが、かなりの長時間になる場合はDNFであることを確認して、スタッフは撤収することもあります。いずれにしても行方不明のままになることは避けていただきたく、ご協力をお願いします。


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