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リハビリの途中から、走り始めに気をつけること [自転車雑記]

2018.2.20(火)


 今年は少し走れるように復帰しようとリハビリ中ですが、リハビリというのはあくまでも自分での呼称です。
骨折とかどこか外傷での故障で乗れなくなっていた訳ではありません。

 2015年のPBPを最後に殆ど自転車に乗ることが無くなっていたところから、ごくたまにブルベを走らせて貰いましたが、一昨年は200kmまで、昨年は300kmを試走で一本かろうじて走れた程度。昨年秋に北海道で200km走って以来、100km超えることは無かったりという体たらくです。全身だいぶ劣化が進んでしまいました。

 今年はもう少し乗れるようになりたいと思いつつ、いきなり乗るのは身体の各所に負担が大きいので自粛。今はクロスバイクでちまちまと多摩サイを少しずつ走っています。


 筋力の衰えもヒドイですが、それ以上に気にしているのは「腱」が弱っているのではないか?ということ。


 これはそれまで自転車にあまり乗っていなかった人が自転車に乗り始めた初期に遭遇する、膝や足首に近いところの痛みにも通じる話です。

 以前にも書いたことがあるような気がしますが、筋肉は簡単に増強できても腱はすぐには強くならない、というのがあります。元々他の運動や年齢的に若くて最初からマージンが大きな人には関係の無い話かもしれません。ただ、ある程度年をいってから違う運動を始めたりするには、いままでと違った筋肉の使い方、またその筋肉と骨をつなぐ腱の鍛え方が足りているかがとても重要だと思っています。

 筋肉の損傷も回復までにはそれなりに時間がかかりますが、腱が損傷した場合はしばらく使わないようにして自然治癒を待つしか方法が無いと思います。ここが気持ち的に待てず、また走り出して痛めて回復しきれない負のスパイラルに陥ることは、できれば避けたいところです。

 自分が40歳で自転車を再開して最初にぶち当たったのが、80kmぐらいで膝の外側が痛くなってしまう、というものでした。筋肉的には全く問題無くまだ走れるのに、膝の外側が痛くてペダルを踏めない、柔らかくじんわり回して何とか騙し騙し帰って来る、ということがありました。

 今はその時と同じことを起こさないように気をつけて、一回の走行距離はごく控えめに制限して、なおかつ負荷をかけすぎないようにロードには乗らず、クロスバイクでのんびり走ることに徹しています。

 個人差大きいので、これがいい、あれがいい、と簡単には言えませんが、どこか痛みが出て問題があるという場合は、その箇所に対して無理をさせすぎていることを真剣に考えた方がよいかもしれません。一度痛みが出た箇所は相対的に弱いところです。無理をさせると悪化することはあっても治ることはありません。
十分な休養を与えて回復させて、そのうえでそっと少しずつ鍛えていくしかないのだと思います。うまくやっても腱を鍛えるには半年かかるぐらいの中期的な視点でやっていく必要があります。

 今年はさすがにわかりませんが、多少走れた過去があれば今からゆっくり準備して、4月からブルベを走り始めても200、300、400、600のSRぐらいは何とかなるものです。今の時期のようなまだ寒い時に無理して走って身体を壊すのは愚の骨頂です。

 比較的暖かい地方の海沿いのコースを天候に恵まれた時に走る。というのであれば問題ないでしょう。
ただ、そうでないコースやそうでない天候の時に無理をするのは……長い目で見ればお勧めしづらいのではないでしょうか。

 サイクリングであれば中止、コース短縮をするのが当たり前のお話なのですけど。

 そのあたり、よくよくリスクを考えてこの時期走った方がよいと思う次第です。


 
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