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iMac 修理完了・環境リカバリのあれやこれや [ガジェット]

2013.7.26(金)

 月曜日の夜にピックアップされて工場送りとなったiMac、昨日木曜日の朝に修理から帰ってきました。
わりと早かったと思います。
(火曜日の夜遅くに要確認の連絡があったようで、水曜日の朝にサポートと少しやりとりがありました)

 使える環境に戻すために試行錯誤というか、単なる勘違いで無駄な遠回りしたログです。>自分用

DSC_9819.jpg

HDDは無事交換されて戻って来ましたが、当然、その中身は初期インストール状態。
2010 midモデルなので、OSは10.6 Snow Leopard いわゆる雪豹ですね。 

 2011年の10月に10.7 Lionが出て、2012年の7月に10.8 Mountain Lionが出てました。
現行の最新OSからすると2世代前の10.6ですが、MacのOSは価格が安いのと10.7からはApp Storeでオンライン購入となったため、ついうっかり10.7とか10.8を買ってアップグレードかけていたりします。

(この時、大きな勘違いをしていました。後述)

 内蔵HDDはエラーが出ていた状態で、既に使うことをやめていて、普段使っている環境は外付HDDから起動していました。が、その起動ディスクが「修復できないエラー」となっていて、そこからも立ち上がらず、環境の再構築が必要となっていました。

 Macの基本であるバックアップ、Time Machineは一応設定してそれなりにバックアップは取っていたはずです。有線LANで接続されたネットワーク上に、Air Mac Extream(802.11nが使えるタイプ)があって、そのAir Mac ExtreamにUSB接続した外付HDDをバックアップ先に指定していました。

 10.6の初期インストール内蔵HDD、10.8のTime Machineバックアップ、壊れた外付け起動ディスク

さて、どうすればよいでしょう?

 とりあえず10.6の環境に10.8のバックアップは移行できないというのは分かります。
まずは内蔵HDDを10.8環境にアップグレードしてしまいましょう。と、何も考えず始めたのが運の尽き。
電源を入れて10.6のiMacが立ち上がって、Apple IDを入れたりする最初の儀式までを終えておきます。

 App Storeへ行って、Apple IDを入れて過去に購入したアプリからOS X Mountain Lionを選んでダウンロード
(ボタンを押しても特に反応せず、裏でダウンロードが行われます。しばらく経つとOS X インストールの画面が出てきます)

OSインストールは、40〜50分程度かかります。

 しばらく待ってからインストールが終わってから、Time Machineでバックアップを取っている先の外付HDDを探しに行くと、パスワードが求められて詰まります。Air Mac Extreamにぶら下げているので、ディスクのパスワードがかけられているようです。
(このあたり、Evernoteなどにメモを残しておくのがよいと思います。いつも大概忘れてしまって困ります。)

思いつく限りの一連のパスワードを入れてみますが、大文字と小文字の組み合わせが異なるのか?通りません。
うーん、これは困ったということで、Air Mac Extreamをソフトリセットモードにして、パスワードを確認することにします。

参考:AirMac Extreme ベースステーションのリセット方法

使っているAirMac毎に多少異なるかもしれませんが、うちのは多分ここに載っている平べったい四角いベースステーションです。
つまようじなど、先の細いものでAir Mac Extream ベースステーションの背面にあるリセットボタンを1秒ぐらい押して、前面のランプが橙色で点滅することを確認します。
このあと5分だかの間は、ソフトリセットでセキュリティがかかってない状態、パスワードもAir Macユーティリティなどから画面で確認できる状態になります。
そのまま放置して5分経つと元のとおりセキュリティがかかる状態に戻るので、よほどじゃないかぎり放置プレイでOKです。

で、ここでパスワードを確認して、ホッとします。
こんなことやってるから時間がかかるんだよ、と己のアホさ加減を呪いつつ、作業を進めていきます。

LAN経由だと時間かかるんじゃないか?ということを思いだし、Air Mac Extreamにつないでいた外付HDDを外して、iMacから直にUSB接続してみます。
あ、これで認識するなら、パスワード要らないじゃん。(と今更ながら気づいてみたり)

iMacを内蔵HDDの10.8から立ち上げて、Time Machineの復元からバックアップを見に行くと、どうも最新のバックアップは7/12らしい。故障したと思って使うのをやめたのが7/20なので約1週間分バックアップが取れていない?少しイヤな予感がしますが、こればかりは仕方ありません。家族用のMacで自分のではないので、1週間程度であれば、さほど重要なファイルのやりとりは無いでしょう。webの閲覧とメールなどが主な用途なので。

とりあえず7/12でいいので、そこから復元をかけて・・・
2時間ぐらいかかるのかぁ、と進捗をチェックしていたら、しばらくして「復元できませんでした」みたいなエラーが出てストップ。
iMac本体と外付HDDがかなりの熱を持っていたので、エアコンを入れて、iMacと外付HDDをサーキュレーターで強制冷却するようにしてから再度復元をかけて…やはり途中でダメ。

よくみると、Time Machineのバックアップは、OSが10.7とかになっている。
ここでようやく、やってもうた、ということに気づくわけです。

この後の作業の試行錯誤はちょっと記憶が曖昧だったりするのですが、ハマる時はハマります。
10.7のバックアップがあるので、10.8の環境でも移行アシスタントで移行できるはずですが、どうもそのあたり自分自身理解ができてなくて、しばし考え込んでいたようです。

時間をかければ出来るはずなので、冗長かもしれないけど安全策を取ろう、ということにしました。
買った時に付属していたDVDを引っ張り出してきて、内蔵HDDを消去して10.6を再度インストールし直します。
(10.7からでも出来たかもしれませんが、10.7はApp Storeからダウンロードなのと、ダウングレードでのインストールは出来ないということで、方法がちょっと思いつかなかった)

付属のDVDでの10.6だとApp Storeなんか無い時代だったと思うのですが、とりあえずソフトウェアアップデートで10.6の最新アップデートをあてておきます。
(あと、ここで付属アプリのDVDも一応インストールしておきます。当時はGarage Bandとかも付属してました)

App Storeのアイコンがドックに出てくるので、そこからApp Storeへ行って、OS X Lionをダウンロード。
あとは指示に従って10.7 Lionのインストールを行います。
10.7のインストールが終わったあと、初期立ち上げでユーザー名を入れますが、このあたりどうするのがよいでしょう?前のと名前がダブってると問題が起きたりするのでここでは普段使っていない別の名前にしておきます。
仮に、adminとでもしておくことにしましょう。

ここまで来れば、内蔵HDDが10.7、バックアップが10.7で文句は言われないでしょう。
移行アシスタントを立ち上げて、Time Machineのバックアップから移行します。(復元ではない)

データ量によると思いますが、2時間半ほどで移行完了。

使っていたアカウントは、管理者権限を持った自分用が1つ、webとメールなどを常時使っている相方用が1つ、iPhotoのライブラリとiPadの母艦に使っている子供用が1つ。あわせて3つ。

新しく作った管理用のadminというアカウントがありますが、これは不要なので消しておきます。
(Macの名前がadminのiMacみたいになってます。気になるので後で修正)

この段階である程度は元に戻せたはずです。
相方用のアカウントでログインしてもらって、ざっと見てもらいます。
メールが気になったようですが、故障する1週間前のバックアップまでは戻っているので、7/12〜7/19ぐらいまでの期間に受信してローカルに落としたメールがどうなっているか?という感じです。
メールサーバの方に残す設定にしていたようで、メーラーがしばらく同期作業をしていましたが、ほぼ問題なく終わったようで、ホッとしました。

子供用のアカウントにログインすると、iPhotoのライブラリが1年ぐらい前の古い状態で止まっています。
理由はわかりませんが、iPhotoライブラリ、iTunesなどのバックアップが取れていません。(復旧できていないので、取れてなかったと推測)

iPhotoとiMovieは場合によっては、困るかもしれないので何とか壊れたHDDから取り出すことを考えます。

(ここから先は、特殊な事情による追加作業です)

この壊れたHDDは、「ディスクの修復」が訊かないため、データが論理的に壊れているところがあるものです。
マウントしないこともありますが、ディスクユーティリティからマウントしてダメなら、一度物理的にUSBケーブルを抜いてみて、再度差し込んでみたりして一時的にマウントされる状態にしておきます。
(このあたりは理屈じゃ無くて、トライ&エラーになったりします)

元々、起動ディスクとして使っていた外付HDDですが、アクセス権限の設定などがされていて、ユーザーの下、ピクチャ(フォルダ)の中が覗けません。そこにデータはあるはずですが、権限の問題でアクセスできないと。

もしかしてターミナルコマンドとか打たないとだめ?とか思ったりもしましたが、そういう作業はもう何年も離れているので多分無理です。
ちょこっと検索かけて、root権限でログインする方法を見つけておきます。

参考:Mac OS X で「ルート」ユーザを有効にして使用する

ここに書いてあるとおりの手順を経て、「ルート」ユーザーを有効にしてから、そのアカウントでログインし直します。

すると、先ほどまでアクセスできなかったファイルへアクセスできるようになりました。

とりあえずは、壊れたHDDの中にある子供のアカウントの下のiPhotoライブラリだけ救出しておきます。

Finderから、一旦コンピュータを開いて、そのしたにぶら下がっている内蔵HDD、ユーザーと開いていって子供のアカウント下のピクチャ(フォルダ)を表示しておきます。そこにはiPhoto Libraryという名前のものがありますが、iPhoto Library Old とでもリネームして名前が被らないようにしておきます。
あとは、外付HDDの方のiPhoto Libraryを内蔵HDDへコピーすればOK。

コピーが終わったところで、「ルート」ユーザーをログアウトして子供のアカウントで再ログイン。
そこからiPhoto Libraryを開こうとすると、一連の作業の中でiPhoto自体のバージョンというかアップデータがあって形式が代わっていたため、ライブラリ自体のアップデートが必要になっていました。
それが終わってから、iPhoto Libraryを開こうとすると、こんどは権限の問題があって修復が必要となり、これは自動的に修復してくれました。
おそらく、違うユーザーのライブラリをコピーして持ってきた形になるので、アクセス権限の割り当てなどが行われたのでしょう。

詳しい人だと、これらの作業はターミナルコマンドで処理できるかもしれませんが、昔からの単なるユーザー使いのマカーとしてはターミナルコマンドはなんとなく敷居が高いわけです。(^^;)

あと、iPadの母艦として使っていたので、iPadと接続して同期かけたりしましたが、iTunesは、コンピュータの認証があって、追加で認証登録が求められました。
HDD交換する際は、元のHDDが壊れてなければ、そのシステムから立ち上げて認証は解除しておくのがよいですが、故障した場合は仕方がありません。
この作業で「4台」認証されてることになってしまっています。実際は2台なので、壊れたHDDに2台分の認証が記録されています。

ちなみに認証の上限は5台で、そのあたり困った場合は、
Apple IDに関連付けられた全てのコンピュータの認証を解除する
ということもできるようですが、年1回のみ許されているようです。

参考:iTunes Store:認証と認証解除について


※個人用の備忘φ(..)メモメモであり、これがベストな方法かどうかはわかりません。
 また環境(OSのバージョン)や故障の状況次第で、対処は異なります。
 参考にされる場合は、最新のAppleサポート情報や他の有識者の助言を事前に確認されることをお勧めします。


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