まとめ:最低限の装備(前照灯・200km仕様) [安全装備]
2012.12.25(火)
もうすぐシーズンインということで、最低限の装備についてまとめておきます。
(ほとんどがカテゴリー「安全装備」の過去ログを見ると出てきます)
200km仕様ですが、経験上このくらいは装備していて欲しいと思うレベルでの例示です。
(以下の2.で例示したようなものを最低でも装備して欲しい)
・前照灯
前照灯はブルベの装備だからということでなく、ロングライドでは必須です。
夏の日の長い時期に朝から晩まで明るい時間帯だけを走っているロード乗りだと、
あまり必要性が理解できないかもしれませんが、暗い時間帯を走ることになる
ロングライドでは前照灯は明るいものが必要になります。
市販の前照灯は、明るさ別にだいたい次のように分かれます。
1.最低限のLED(おおむね単3x2本程度、またはUSB充電バッテリー)
2.明るいLEDの乾電池駆動(おおむね単3x4本以上、電池またはエネループ可)
3.ハブダイナモによるとても明るいLED
1.は、申し訳程度にロード乗りがつけていることの多いタイプですが、
道路照明がある明るいところでは、あまりに前照灯が目立たず被視認性で劣ります。
(本人はまわりが見えているので不安を感じないでしょうが、対向車など他の車両が困ります)
また、道路照明がない暗い場所では、前照灯として全く使い物になりません。
ブルベにこれ一灯だけで出てくる人は「安全意識が低い」と言わざるを得ないものです。
例としてCATEYE製品(自転車専用品)であげると、このあたりが該当します。
これはブルベでは使えません。
キャットアイ(CAT EYE) LEDライト ブラック HL-EL120
- 出版社/メーカー: キャットアイ(CAT EYE)
- メディア: スポーツ用品
2.あたりが主流になると思いますが、入手しやすいものだと、
自転車専用品と汎用品の2つに分かれます。
自転車専用品の良いところは、ブラケットが自転車用になっていたり、
ライトの配光がそれなりに考えられていて、効率良く前照灯として機能する、
といったところだと思います。
例としてCATEYE製品(自転車専用品)であげると、このあたりが該当します。
ブルベではこのくらいの明るさが必要。
キャットアイ(CAT EYE) ヘッドライト ECONOM Force HL-EL540
- 出版社/メーカー: キャットアイ(CAT EYE)
- メディア: スポーツ用品
HL-EL540は、多少筐体が大きくなりますが
CATEYEの乾電池式(アルカリまたはエネループ使用可)の中では現状一番明るいライトになります。
写真のような向きにハンドルバーなどの上に付けた時に、上下の配光がきちんと決まるようになっています。
逆さ吊りをすると、配光がおかしくなるのと、後ろののキャップを閉める際の空気抜きの穴?
が下にあるのが上になってしまい、そこから浸水しやすくなるようなのでダメです。
必ず上置きでセットして使うのが、(おそらく)正しい使い方でしょう。
カタログスペックではHi点灯で2時間、Low点灯で9時間となっていますが、
これは市販の一般的なアルカリ乾電池を使用したときのものです。
エネループなど充電式の乾電池を使うと、もっと長い時間点灯することが可能です。
CATEYE自身が、充電式乾電池とセットにして出しているHL-EL540RCは、
単3形ニッケル水素充電池 (2.2Ah GP220AAH) 4本を使うことで、
Hi点灯が5時間、Low点灯が15時間に伸びるようにカタログスペックでは出ています。
普通のeneloop単3だと1900mA、eneloop Pro単3だと2450mAなので、
大まかな予想はつくと思います。
私が実際に使っているのは普通のeneloop単3ですが、通常はLow点灯で使い、
下りで明るさが欲しい時や、市街地で周囲の明るさにかき消されてしまうようなところでは
Hi点灯をミックスして使っていて、5〜6時間が明るさが落ちず実際有効な稼働時間だと
思っています。
※念のためスペアのeneloopを一式持参しますが200kmでは電池交換の必要はなく
300kmでもブルベ本番のみを走るだけであれば同じく電池交換は必要ありません。
CATEYEのこういった自転車専用品のライトは、明るさと価格を比較すると、
それなりに高価になってしまうので、汎用品のライトを使う人も多いです。
私もGENTOSを2灯目以降として併用していますが、
メインライトは自転車専用品の方が今までのところは信頼性が高いので、
GENTOSの汎用ライトのみといった構成にはしていません。
サブの灯火としてであれば、価格も安く明るいGENTOSはおすすめです。
GENTOS(ジェントス) 閃 355 【明るさ100ルーメン/実用点灯10時間】 SG-355B
- 出版社/メーカー: GENTOS(ジェントス)
- メディア: スポーツ用品
配光は自転車向きではないので、スポットに絞ったものと、ワイドに広げたものなど、
複数のライトを使って路面をうまく照らす工夫が必要になります。
3.のハブダイナモは、おそらくブルベライダーが最終的に落ち着く先だと思いますが、
200kmを走るためだけに使う人はほぼ居ないと思いますので省略します。
200kmで予備の灯火を準備する・しないというのは、ブルベに対しての考え方の個人差でしょうが、
夏場の200kmでは予備の灯火は持たないことはあっても、冬場の200kmでは、
13時間30分の制限時間いっぱいを使って走るような走り方ということもあり、
スタート時、ゴール前に必ず前照灯を点灯する時間があるので、
メインの前照灯1灯だけの場合は、予備のeneloopを一式は最低限でも持つようにしています。
また、ハンドルバーにはつけていなくても予備の前照灯(GENTOSなど)をサドルバッグに
持っていることが殆どです。
(おまけ)
eneloopについてのTips
eneloopはいくつかラインナップが出ていて、
普通のeneloopとProとでは若干乾電池の太さが異なります。
Proを使うとeneloopの充電容量が大きくなるので、より長持ちするのですが、
使用する機器によっては、乾電池ボックスのサイズにうまくあわず、
出し入れがキツくなってしまうものもあるようです。
現物あわせで使いづらい場合は、Proではなく普通のeneloopを使うしかありません。
ご注意下さい。
eneloop 単3x4本と充電器のセット
いろいろ出てますが、たぶんこれが単4でも4本充電出来るタイプで汎用性が高いもの
SANYO NEW eneloop3倍速対応急速充電器セット(単3形4本付) N-TGR01BS
- 出版社/メーカー: 三洋電機
- メディア: Personal Computers
(おまけ2)
GENTOSからも自転車専用品がそろそろリリースされる頃です。
Amazonで見ると2013年1月15日発売予定と出ています。
カタログスペックを見ると、かなり強力みたいですが・・・
GENTOS(ジェントス) バイクライト AX 002MG 【明るさ200ルーメン/実用点灯6時間】 ガンメタル AX-002MG
- 出版社/メーカー: GENTOS(ジェントス)
- メディア: スポーツ用品
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事故に備えてますか?緊急連絡先カードを持つこと [安全装備]
2012.12.19(水)
ブルベに限らず、自転車で公道を走る場合、事故のリスクを考えないわけにはいきません。
ロングライドだから必要とか、近所だから要らない、という話ではありませんが、
ロングライドの場合は特に、自宅から遠く離れた場所を走行することになります。
そういった場所で事故が起きたとき、事故に巻き込まれたとき、
何が必要となるのでしょう。
私の場合、身分証明書代わりでもありますが、必ず運転免許証と健康保険証を持ち歩いています。
運転免許証に記載されている項目は、以下の通り。
・氏名(漢字)
・生年月日
・住所(現住所)
本人の顔写真がついていますから、どこの誰か、ということはこれで判別できるでしょう。
健康保険証(各種健康保険の被保険者証)は身分証明書というより、
出先の事故で病院へかかった時に、保険の適用を受けるために必要です。
コピーでもOKの病院とそうでないところがあるので、可能であれば本物を持ち歩くことがよいでしょう。
(家族単位ではなく個人毎に1枚ずつの保険証であれば本物を持ち歩いても問題ないはず)
余談ですが、病院で診察料などを踏み倒す人が結構いるのです。
そんなわけで、いつもニコニコ現金払いを要求する医療機関も多いです。
保険証がなければ十割全額を一旦支払いとなって、後日保険証を持って来たら精算して返してくれる、
などという医療機関もありますが、遠くだと往復するのも大変ですし。
(精算せずに全額その場ではらってお終いというところもある)
保険証があれば払えても、保険証がないと一万円を超える額となる場合もあります。
私はいざという時のために、念のため一万円を隠し持っていますが(^^;)
大概はそれだけでも十分だとは思うのですが、
自分で話ができないような事故ということもありえます。
そこまで考えると、やはり緊急連絡先を記入したカードなどを持ち歩いていた方がベターです。
以前、VCR青葉で自分が主催したブルベなどでは、案内のなかに次のようなものを入れていました。
緊急連絡先カード(推奨)
書式は特にありませんが、ブルベカードなどと一緒に緊急連絡先を記入したカードを携帯しておくことを推奨します。
氏名、住所、緊急連絡先(ご家族など連絡が取れる近親者)電話番号、血液型、など。
公開されている一般的な物として、シマノがイベント以外でも使用できるものとして携帯を呼びかけているものなどもあります。
各自の判断で必要な情報を記入した緊急連絡先カードを携帯して下さい。
(参考リンク)以下のリンクは参考の為に紹介するものであり、青葉とは直接関係はありません。
書式は特にありませんが、ブルベカードなどと一緒に緊急連絡先を記入したカードを携帯しておくことを推奨します。
氏名、住所、緊急連絡先(ご家族など連絡が取れる近親者)電話番号、血液型、など。
公開されている一般的な物として、シマノがイベント以外でも使用できるものとして携帯を呼びかけているものなどもあります。
各自の判断で必要な情報を記入した緊急連絡先カードを携帯して下さい。
(参考リンク)以下のリンクは参考の為に紹介するものであり、青葉とは直接関係はありません。
よそで紹介されていた「緊急連絡先カード」ですが、これに自分のデータを記入して
持ち歩いていれば、いざという時に必ず役に立つはずです。
緊急連絡先として記載した電話番号は、本人に変わって第三者から連絡が入ることがあります。
(ちょっとした懸念点)
これは結構難しいのですが「知らない人からの電話番号には出ない」といった運用をしている場合、
そういった連絡を受けられなくなってしまうこともあります。
このあたりどうすれば良いのかは、自分でもよい考えがうかびません。
それでも、誰に連絡していいのか分からないより、きちんと分かるようにしていた方が、
ずっと良いというのはいうまでもありません。
また、上記のリンク先のカードにはメディカルインフォメーションとして、
・血液型
・今までにかかった病気
・治療中の持病
・常用薬
・食物・薬物アレルギー
・怪我や歯の治療で麻酔をかけて具合が悪くなったことは?
・かかりつけの医療機関
なども記入できるようになっています。
それぞれの項目には意味がありますが、問診ができない状態で運ばれた場合、
これがあるとないとでは、やはり対応が少し違うものになると思います。
緊急連絡先に連絡がつかず、本人のこういった情報が得られないということも考えられますから、
やはり記入できる範囲で書いておいた方がよいでしょう。
ブルベの場合だと、主催クラブによっては独自のこの手のカード書式を用意してくれているところもあります。
そうでなくても、できれば自分で用意していつも持ち歩きたいものです。
ラミネート加工をして耐水加工しておけばさらに安心です。
(100均で簡易ラミネート加工ができるシートなども売られている)
また、転んだ怪我とか擦過傷への対応として絆創膏など簡易なファーストエイドキットを
自分なりに用意しておくのもよいかもしれません。
先日、事故現場を通りがかった際、とっさに出そうとしたらバンドエイドを切らしていたという
恥ずかしい人だったりするのであまり偉そうには言えませんが(^^;)
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テールライトの取り付け状態(サドル用ブラケットRM-1) [安全装備]
2012.9.19(水)
先週買ってきた、CATEYEのテールライトの別売ブラケットRM-1
どんな感じに小径車の方についているか写真を載せてなかったので、ここで載せておきます。
※買って来て取り付けたのは1週間ほど前 9.13 (そのときのログ)
BD-1モノコックフレームのOEM互換機となる、ビアンキ・フレッタ・モノコック
純正のサドルの後部にはリフレクタっぽいシルバーの部分があります。
オーストリッチのサドルバッグを使っているのですが、CATEYEのサドル用ブラケットRM-1
この純正のサドルになんとかうまく装着できました。
TD-LD610を取り付けて点灯させた状態
サドルのすぐ下、自転車の位置としては比較的高い位置での点灯となるので安心できます。
スイッチのON/OFFも手が届きやすい位置:
ただし点灯したか消灯したかは目視できない位置なので慣れが必要(私の場合は昼間でも常時ONが多い)
後ろからのアップ
サドルのレールを挟むようにして取り付けられています。
斜めからみた感じ
オーストリッチのサドルバッグの把手がテールライトを若干邪魔するようなので、
ゴム紐で前に引き寄せるなど、少し工夫が必要かもしれません。
備忘録的に。
RM-1の説明書によると、取り付け可能なサドルの形状は次のとおり。
レールの太さ(直径): 6-8mm
左右のレールの間隔: 56-78mm
このあたりの位置に他のブラケット、例えばオルトリーブのサドルバッグ用のブラケットなどを付けていると、
2つはうまく付きにくいと思います。
サドルレールの形状次第なので、現物合わせで確認しないとわからないでしょう。
ガッチリ取り付けるためには、ブラケットもそれなりになるのでしょうが、
もうちょっと安ければなぁ、と思う次第。
尾灯は昼でも常時点灯 [安全装備]
2012.8.29(水)
ブルベを走るようになって、徐々に増えて行くのが灯火類の装備です。
最初にロードを買った時、どちらかというと「なるべく軽いのが一番」とかいう思想を叩き込まれたような気がするのですが、ライトも小型軽量のもの、なるべく自転車につけても目立たない物を選んでいました。
最初に買った前照灯と尾灯は、これの古いタイプの組み合わせだったと思います。
(参考まで)
TOPEAK(トピーク) HighLite Combo II ブラック LPF09300
- 出版社/メーカー: TOPEAK(トピーク)
- メディア: スポーツ用品
ロードレーサーは昼間走るというか、暗い時間帯に走ることは殆ど考えていません。
いちおうこれでも前照灯として最低限の用はなすぐらいの光量はありますが、少し帰りが遅くなったときに多摩サイ経由で帰ってくると、やはり心許ない。というか市街地と違って夕暮れ後の多摩サイは漆黒の世界なので実はライト的には一番シビアだったりするのです。
この手のライトの電源は、ボタン電池CR2032が多いです。
TOPEAKのライトは前照灯も尾灯も、CR2032を2つずつ使うタイプ。
近所の百均でCR2032の2個入り105円が置いてあると必ずまとめて大量買いする癖がついちゃいました。
そうは言ってもボタン電池だとどうしても勿体ないような気がして、常時点灯というわけにはいきません。
尾灯は点滅モードにすればだいぶ長持ちしますし、何日も続けて使っているときには何時切れるかわかりませんから常時点灯モードよりも点滅モードの方がなんとなく安心感があったりします。
(いちおうスペアのボタン電池はサドルバッグに入れてあったりしますが)
ブルベを走り始めた時に最初に考えたのは尾灯の事です。
そこで使ったのは、キャットアイの安いタイプ。
単4乾電池を2本使用でカタログスペック的には常時点灯モードで30時間点灯可能。
キャットアイ(CAT EYE) デュアルモードテールライト TL-LD170R
- 出版社/メーカー: キャットアイ(CAT EYE)
- メディア: スポーツ用品
このライトをシートステーに直付けして走っていました。
特に防水とは謳っていませんので、新しい電池を入れた後にテープで接合部をぐるっと留めて使っていました。
が、最初の年の沼津600の折り返し(翌日の朝)で軽く水没してしまったか、点滅しっぱなしで常時点灯に戻せなくなってしまいました。
スペアで持っている別の尾灯を点灯するように切り替えて、帰ってきたことを覚えています。
600だと30時間を越えてしまいますが、最初の日の日中走行時に消灯してトンネルがある区間や夕暮れ以降に点灯モードにすれば、電池交換をしなくてもなんとか持つような感じでも運用出来そうなのですが、やはり途中で少し暗くなってしまいます。
そのうち前照灯のスペアでGENTOS 閃SG-305を使い出して、それが単4電池仕様だったこともあり、前照灯用の手持ちのエネループ充電池は単3ばかりだったのを単4も追加するようにしました。
SANYO NEW eneloop充電器セット(単3形4本付) N-TGN01BS
- 出版社/メーカー: 三洋電機
- メディア: Personal Computers
SANYO NEW eneloop 単4形4本 HR-4UTGB-4
- 出版社/メーカー: 三洋電機
- メディア: Personal Computers
こうなると、一気にスペア電池は乾電池からエネループに切り替えです。
尾灯用に単4電池を2本+スペア2本で4本使うのが基本型となりました。600kmまでならこれで十分です。
が、やはりTL-LD170Rは水没しやすいし、尾灯としては最低限の光量はあるにせよもう少し明るいものが欲しくなった訳です。
そこで投入したのがTL-LD610R こちらはカタログスペックで単4電池2個仕様で点灯モード30時間
(以下は後継機だと思われるTL-LD650、単4電池2個仕様で点灯モード15時間、さらに明るい)
キャットアイ(CAT EYE) セーフティテールライト TL-LD650 RAPID5
- 出版社/メーカー: キャットアイ(CAT EYE)
- メディア: スポーツ用品
TL-LD610Rの点灯時間はTL-LD170Rと同じ?30時間ですが明るさがだいぶ異なります。
基本的にはこのTL-LD610Rを1灯シートステーに直付けしておけばOKという運用にしています。
エネループ単4電池も同じく2本+スペア2本が基本型。
PBPや北海道では、この尾灯を左右に1灯ずつ2灯装備で運用しています。濃霧発生時は両方点灯。それでも後続車両に対してアピールしきれているかどうかは・・・というぐらいのシビアコンディションになります。
200kmでも300kmでも、途中でトンネルがあったりする場合は、スタート時点から常時点灯しっぱなしで走っていることも多くなりました。
その代わりブルベ前には、エネループをフル充電したものに交換してフレッシュな状態でスタートするようにしています。
よほどシビアなところでは別ですが、ブルベを走っていると多少の装備の重さはもうどうでも良くなってきます。軽さを取るより、機材トラブルや何かあったときの為の装備、また安全を確保するための装備の充実ということが優先順位的に高くなってきます。
もちろんそれは個人差がある世界ですから違うという人もいるでしょう。でも、何があっても自力で帰って来る(リタイアしても自力で帰還する)ということが当たり前のように考えられている世界では、おのずと取捨選択するものが変わってくると思うのです。
市街地では昼間でも尾灯だけでなく前照灯も点灯します。
二輪(オートバイ)が昼間に前照灯を点けるのと同じ感覚です。
そうするとライト類のバッテリーが必要になります。昼から点灯するのであれば、今までの倍スペアが必要になったりします。
それをすべて使い捨てのアルカリ乾電池やボタン電池でまかなえるか?
なんとなくノーという気になってくるところもあり、エネループの山がどんどん増えていくのです。
それでも私は、尾灯は昼でもなるべく常時点灯という癖をつけておくことが自分にとっては大切なことになっています。
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ベルは鳴らすか? [安全装備]
2012.7.2(月)
ブルベ、ACP公認BRM規則で、国内道交法に準じた車両でないと参加出来ないということで、ブルベに参加する自転車乗りはベルを付けている訳ですが、本来は全ての自転車が備えるべきものだったりします。
自転車がベルを鳴らすというと、ネガティブなイメージとして連想されるのが、歩道走行のママチャリとか歩行者をベルでどかして走るような行為だったりすることもあって、実際には使ったことがないという人もいるでしょう。
※いろいろ解釈はありますが、上記の使い方は警音機の不正使用ということになるかもしれません
頭から「ベルは不要」と決めつけている自転車乗りの人もいたりするので難しいところですが、私は日常的にベルを使っています。
例えば、多摩サイなどを普通に走って居ると、ほとんどが直線で土手上ですから左右が見渡せるのですが、ところどころ斜めに自転車があがってくるスロープや、左右から階段であがってくる場所があります。
左右を見ないでそのまま飛び出して来るような感じの場合、基本的にはすぐにブレーキで減速するわけですが同時にベルも鳴らします。少し離れた場所からでもよほど強風の向かい風でも無い限り、チーンと一回鳴らせば相手に聞こえるのです。
それは注意喚起をすることであって、事故を未然に防ぐために必要だからすることです。
前を歩く歩行者に向かって、何も考えずにチーンチーンチーンチーンと鳴らし続けて走る人も居ますが、そういうのとは少し違うと思っています。
左右を見ないで飛び出して来るのは、ママチャリや歩行者だけではありません。
それなりのロードレーサーに乗った人でも、全く見ないで飛び出してきたり、酷い時はゆるゆると道路全面を塞いでUターンしようとしたりします。ランナーに多いパターンでもありますが、自転車乗りにもいるのです。
タイミング次第ですが、少し手前で気づければチーンチーンチーンと3回連続ぐらいで鳴らせば、相手もさすがに「ちょっとまずいかな?」ということに気づくわけです。
ベルを鳴らすのは、自分も減速して停まれるような体制に入るわけですが、四六時中後ろを確認できているわけではありません。後ろから突っ込まれないように、ということも考えて鳴らすのです。
※向かい風の時など、こちらがゆっくり走っていても無賃乗車の人もたまにいますしね
比較的ガラガラで見通しの良いところでも、逆に見通しが良いが故に何にも考えずに飛び出してくる人がいる。
それが現実です。そういう世界ではベルはそれなりに役に立つといえると思います。
声掛けをすることもあれば、もう少し危険度が高くてベルを鳴らすこともある。
本当にきわどいタイミングだと、大声をあげることもあります。
伸びるリードにつながれた飼い犬が左右から飛び出してきたりもしますし。
一般道でも狭いところで見通しの悪いところ、路地があって誰かが出てきそうな雰囲気のところは左端ではなく車線中央よりに1m以上は空けて走りながら、手前でベルをチーンと一発鳴らしたりもします。
※左端を走ると左側からの飛び出しが見えないため自分でマージンを取っておくことも大事
今はほとんどの歩行者と多くの自転車が携帯片手に見ながらふらふら徘徊しています。
ヘッドホンをして耳を塞いでいる人も多いのですが、声をかけるよりベルの方が鳴らした瞬間に気づくように思います。
※本当に大音量で効いていると無理でしょうが、ベル音は結構耳に届くようです。
車相手には殆ど効かないでしょうが、ベルも使えるということを知っておいて貰いたいと思うわけです。
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テールライトのサドル用ブラケットが欲しいけどちょっと高い? [安全装備]
2012.6.30(土)
今日のブルベは非番です。
直接の担当ではないので青葉のブルベのスタッフ作業はお休みです。
夕方になって、ちょこっと小径車でポタってきましたが、ここ最近は昼間しか走らない自転車なのでライトの装備が若干おろそかになっています。
前照灯はCATEYEのブラケットを昔から使っているので、ロードの方で使っているCATEYEのライトを流用しています。
最初に使っていたライトの型番は忘れましたが、ロングでナイトランをするようになってからは、
HL-EL510(今は子供の自転車用)
HL-EL520(ブルベで落として壊しました)
HL-EL530(ブルベで落として壊しました)
と使い続けて、
HL-EL540 を自転車用のライトとしてメインでは使っています。
キャットアイ(CAT EYE) ヘッドライト ECONOM Force HL-EL540
- 出版社/メーカー: キャットアイ(CAT EYE)
- メディア: スポーツ用品
HL-EL540は多少重たいもの、単3電池を4本使用するものなのである意味どこでも調達可能、便利です。
普段はエネループを使っていますが、万一の際はコンビニで単3アルカリ電池を買えばOKという気軽さ。
小径車はフォールディングバイク(折りたたみ自転車)で、ものの30秒で畳めて簡易カバーを上からすぽっと被せれば、1分程度で輪行可能状態へもっていけます。
電池が切れたら輪行しちゃっても大丈夫だもんね、ということもあってスペアの前照灯まではつけずに走っていることの方が多いです。
一方、尾灯(テールライト)については、実は結構心もとなかったりします。
BD-1のモノコックフレームと同型のビアンキフレッタモノコックという自転車ですが、シートポストが長くそこにうまくつくように考えられているオーストリッチのミニベロ用サドルバッグ(廃番)をつけると、尾灯をうまくつけられそうなところが無いのです。
下の方にANTAREXのライトを使っていた時期もあるのですが、ブルベ用にも流用していて豪雨で浸水してダメになってしまいました。
オーストリッチのサドルバッグにクリップで引っかければ尾灯は一応つけられるので、無くしても悲しくならない装備として100均の自転車用テールライト(当然、中身は100均のアルカリ乾電池を使用)を使ってたりするのですが、サドルバッグにクリップ留めだと走行中左右に揺れて実はあまりよくは無いのです。
尾灯自体はCATEYEのものをいくつか持っているので、ブラケットさえ用意すればいいのですが・・・
やっぱりこれを試してみる必要があるのかな?
サドル用ブラケット
これがうまく付くのであれば、尾灯の位置も高く被視認性も良さそう。
CATEYEの別売りブラケットは補修パーツとしても売ってますが、結構高いんですよね。
このブラケットも1500円ぐらいするという。
下手すればそこそこの尾灯(標準ブラケット付き)が買えてしまうぐらいの価格。
1つ試しに買ってみようか、どうしようかといったところです。
ちなみに私がブルベで使っている尾灯は、初代がCATEYEのTL-LD170Rでした。
これ1000円しないんですよね。
キャットアイ(CAT EYE) デュアルモードテールライト TL-LD170R
- 出版社/メーカー: キャットアイ(CAT EYE)
- メディア: スポーツ用品
晴れている時は問題ないです。
途中で電池交換しなくても済むということを前提にすれば、周囲をテープで補強(防水の為)して使うこともできました。
でも、雨が続く600kmとかだと途中で浸水して、点滅状態になってしまったりしたので今は使わなくなりました。
2個目か3個目が、今、子供の自転車の尾灯になっています。
そのあと、今もつかっているのが、TL-LD610
これはブルベで使っている人が結構多かったような気がします。
同梱されているブラケットがSP-10というタイプでシートステーにつけると、角度調整ができず斜め上向きになってしまうというところが実は困ったちゃんの尾灯でしたが、強力な尾灯としてはよくできていました。
おそらく後継機として出てるのが、TL-LD650
ただ、これはなぜかちょっと高いんですよね。
キャットアイ(CAT EYE) セーフティテールライト TL-LD650 RAPID5
- 出版社/メーカー: キャットアイ(CAT EYE)
- メディア: スポーツ用品
同梱されるブラケットがSP-11というタイプに変わっていて、こちらは角度調整が可能なタイプ。
SP-11だけ買えば、TL-LD610でも同じように角度調整が効くようになるはずですが、ブラケット単体で買うとやっぱりちょっとお高いみたい。
キャットアイ 534-2280 SP-11ブラケット ブラック
- 出版社/メーカー: キャットアイ
- メディア: スポーツ用品
こういったスモールパーツ的なものは、補修パーツの品揃えのある大型店に行くか、送料がかからないネットショップで取扱があればそこで買うか、何か別のものを買ったついでに注文しておくか、ということでしか調達しづらかったりします。
たぶん、一番いいのは行きつけのショップとかで取扱があれば、在庫を引っ張ってきてもらうことかもしれません。
そういうお店が無い場合はやっぱり通販が一番かなぁ。
ベルのバンド修理 [安全装備]
2012.1.29(日)
久々のブログUPです。
ブログはサボってたわけですが、自転車はそこそこ走ってたりします。
一昨日の金曜日の午後もちょこっと多摩サイ+αを走って来ました。
途中ちょっと立ち寄ってiPhoneのカメラでスナップ撮りをした際に自転車を横の柵に立てかけておいたのですが、車が通った瞬間の風?に煽られたのか柵とハンドルが若干ずれてしまったようで、その時にベルのバンドが折れてしまいました。寒いと樹脂は固くなってしまい柔軟性がなくなるので衝撃でパキンと折れたりしやすいので、経年劣化と寒さとの相乗効果でやられたのかもしれません。
この自転車を買ってすぐに取り付けたものなので4年半ほど使っています。正確に記録は残っていませんが5万キロ以上使っている(私のロードでの走行距離は約1万2千キロ/年程度です)ので、寿命だと思えばそう思えなくも無い感じです。
飾りで付けている訳では無く、横3台走行とか危ない自転車が多摩サイには居るのでそういうのに出会った際実際に鳴らして使っています。
樹脂製のバンド部分はベルに直付けというか台座と一体成形なので、潔く新しいのを買おうかと思って帰ってきたのですが、よーく見たらバンド部分以外は特に不具合は見当たりません。
このまま捨てちゃうのは勿体ないので、折れたバンドの付け根部分をカッターで切り取ってしまい、
代わりにタイラップで留めてしまうことにします。
普通のタイラップなので脱着はできませんが、外すときはタイラップをニッパーで切れば大丈夫なので、とりあえずの補修はこれで完了です。
ホントに壊れたら買い換えます(^^;)
緊急時の連絡方法(東北地方太平洋沖地震で学んだこと) [安全装備]
2011.3.16(水)
3.11東北地方太平洋沖地震が発生した時、私は道志みちの青野原(相模原市緑区)あたりを走っていました。
備忘録的に、その時のことを再度思い出して書いておきます。
セブンイレブン津久井青野原店で停電に気付き、とりあえずiPhone(Softbank 3G)でtwitterにアクセスすると、
回線は細いもの、なんとかつながる時と、つながらない時がありました。
まわりで携帯電話で通話しようとして誰もつながっていない状況を見て、iPhoneからは電話せず。
また、ドコモの携帯でも電話はしませんでした。
自転車走行中で地震の揺れを直接感じなかったため、非常事態だという認識が全くもてていなかったことを追記しておきます。