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フレッシュ近畿(京都)その4:御前崎270km〜渥美半島376kmゴール編 [Fleche]

2013.5.2(木)

フレッシュの続きです。走行途中としては、3つのパートの3つ目で最後となります。

GARMIN Edge705による実走ログ

PC4御前崎の到着がこんな感じでした。
00:24 270km地点、R150 PC4セブンイレブン御前崎港店(ゴール基準だと、貯金36分)

なんとか約30分の貯金をようやく貯めて、ここからが本番です。
なるべく早めにPC4を離脱する基本動作が必要ですが、ログを見ると15分かかっています。
334km地点にある次のPCまで73kmをノンストップで走り続けて6時前に辿り着くことが必要となります。
時間にして約5時間、平均時速15km/hをぎりぎりキープできれば大丈夫ですが……

00:39 270km地点、R150 PC4セブンイレブン御前崎港店・再スタート(ゴール基準だと、貯金21分)

PC4は御前崎港側にあるので、そこからぐるっと時計回りに回り込んで走り出します。
最初は東に向かって、23km/hぐらい。次に南に向かって、20km/hぐらい。
少しずつ西に進路を変えていくと、20km/hから徐々に速度が落ちていきます。
南西に進路が変わったところで15km/hまで低下、西南西まで向いて御前崎灯台を超えると、
少し北寄りに進路がかわり西北西へ走っていくことになります。
ここで、15km/hを割り込み、13とか14という数字がサイコン(GPS)でチラチラするようになります。
まだ、最悪の事態までは迎えて無いようですが、それでも15km/hでないのは厳しいです。
浜岡原発までは、おそらくこのまま堪え忍ぶしかなさそうです。

先頭をヨシダさん、次に私。Bongoさんは少しだけ間があいてついてきます。

公道ですから、どこまで車間を詰めてよいかは、人それぞれ考え方に違いがあるでしょう。
でも、こういった向かい風の時には、なるべくトレイン状に車間を詰めた方が、全体としては脚を温存できる。
そういうことは頭では理解できているはずです。
が、生粋のブルベライダーなのか、ヨシダさんもBongoさんも、車間は詰めない走りが基本系。
3人なのに、3人ともが、ほぼソロに近い形で、それぞれ風を受けながら走っています。
このあたりは、たぶん言っても仕方が無いのだろうと割り切るしかありません。

私は、この時点でまでにもう本当に脚が終わっていたので、ヨシダさんの後ろにしばらくついていきます。
クルクル脚が回っているので、それなりに走ってるように見えますが、これで時速13km/h程度。

20秒ほどカメラで動画撮影をしてみましたが、たぶん、このあと殆ど余裕が無くなります。

01:00 275.5km地点、K357 御前埼灯台と浜岡原発の間のどこか(ゴール基準だと、貯金22分)
なんとか15km/hペースをキープできていそうです。
向かい風がきついと、実は平坦よりも上りが楽だという変なことに気づきます。
途中にあるゆるやかな上りに入ると、風が弱まるのです。
そして実際の速度は10km/hを割りますが、前から受ける風が弱まるので気持ち的にホッとします。
上った分だけ下りで勢いに乗って、といっても20km/hちょいですが、久々の20km/h越えを堪能します。

01:28 282.8km地点、マクドナルド浜岡店横を通過
DSC00409.jpg

別にマクドナルドが好きという訳ではないのですが、当初の予定ではここで休憩していくはずでした。
貯金3時間以上でここに到達するのが、裏でこっそり用意していたペースノート上でのお話。
コーヒー1杯飲む余裕すら無く、ひたすら地道に漕ぎ続けます。

遠州灘に面してはいませんが、遠州灘と並行に西へ向かうわけで、16km/hぐらいで我慢の走行です。
時折、信号にひっかかりますが、なんとか15km/hペースを維持できてそうです。
たしか予報では、この時間帯が一番風の強いピークだったはず。
これ以上風が上がってこなければ、そしてメンバーが誰一人つぶれることがなければ、走り切れるかもしれません。
もともと「しぶとい」ことでは定評のあるメンバーですから、そう簡単にはつぶれません。
きっとなんとかなるでしょう。

02:00 291km地点、R150 掛川市に入ってすぐ(ゴール基準だと、貯金24分)

時折、風に吹かれて、15km/hを割り込むことが幾度となく訪れます。

03:00 305km地点、R150 磐田市に入り太田川を越えるあたり(ゴール基準だと、貯金20分)

03:07 307.2km地点、R150 マクドナルド磐田福田町店横を通過

03:41 316km地点、R150 天竜川を越える(ゴール基準だと、貯金23分)

04:00 321km地点、中田島砂丘付近、サークルK浜松中田島店横を通過(ゴール基準だと、貯金24分)

04:34 330km地点、坪井IC付近
お腹がすいて、補給食を食べようとするが、手がかじかんでフロントバッグのチャックを開けられず難儀する。
長指グローブでも防寒タイプではないので、手が向かい風で冷え切ってしまっている。
なんとか、フロントバッグを開けても、一口羊羹は取り出すことが出来ず、別の補給食を掴み出す。
レース用の補給食のようなものだが、手で封をあけることができず、口で少しだけ端を噛みちぎる。

おれ、なにやってんだろ?
と、ふと冷静に自分の状況を振り返りつつも、なんとか補給食を少しずつほじくって食べて行く。

05:00 336km地点、弁天島の先、西浜名橋手前(ゴール基準だと、貯金24分)

ここではじめて、ひとりで停車してカメラを取り出す。
少しは撮しておかないと。

西浜名橋
停まってカメラをごそごそ取り出している間に、先行2名がどんどん離れて行きますが気にしない。
DSC00410.jpg

満月だった月はとても綺麗でしたが、それを撮ってる余裕はありませんでした。
DSC00411.jpg

海側に見えるのは浜名バイパスの浜名大橋
DSC00413.jpg

ほんの数枚撮る間に、少し間を離されてしまいましたが、前を行く二人は15km/h程度なので、
それよりほんの少しだけ速く走ってすぐに追いつきます。

05:28 343km地点、PC5&22時間チェック予定・セブンイレブン湖西白須賀南店
現地での記録だと343.8km、キューシート上では344km地点となります。
これまで書いている距離はログをルートラボにアップしたもので書いています。

無事に予定どおりの22時間チェックとなるコンビニへ30分の余裕を持って到着です。
約5時間ほど、休憩無しで向かい風の中をひたすら走ってきました。
この間、トイレにも行っていません。
補給で取ったのは、ボトルの中のスポーツドリンクと携行していた補給食を少しだけ。

これでは燃料切れで倒れてしまってもおかしくありません。少し補給をしておきましょう。
手がかじかんで動かないので、まずは缶コーヒーを手に取って握りしめながら買い物をします。
外は寒いのですが、普通のセブンイレブンなので外で食べるしかありません。
肉まん、から揚げ棒、を買って駐車場でパクつきます。
フロントバッグの中から貼るタイプのホカロンを取りだして、お腹に貼り付けておきます。

スタートが前日の朝8時だったので、この日の朝6時が22時間チェックとなり、8時がゴールです。
この先、渥美半島の表浜街道沿いには、コンビニはさほど多くありません。
そのため、ここで22時間チェックをして、30km先のコンビニをゴールと見なして走る予定にしています。

ブルベでは通常制限時間が1時間15km計算で行われていますから、30kmを2時間で、というのは大したことではありません。
フレッシュのルール的には、22時間チェックから24時間ゴールまでに最低25km走ればよいということになっています。
ただし、第三者証明を取得するためには、国内だと手っ取り早いのがコンビニのレシートです。
まずはコンビニレシートゲットを前提にコースを組み立てるのが常套手段なので、このあたりは勘弁して下さい。

とはいえ、これまで5時間で73kmとほぼ15km/hペースでしか走れていないわけです。
主に強い西風が向かい風として立ちはだかっているからなのですが、実績値としてはそういうものです。

そして、この先は渥美半島の表浜街道、ゆるやかなアップダウンがあるのです。
強い西風にアップダウンが追加されると……
このさき2時間もそれなりに頑張って漕ぎ続けないとゴールに辿り着くことはできないでしょう。

短い時間ですが、6時までの間にできる限りの準備をしておきましょう。

そんなところで、冷えた体はトイレを求めてしまうのですが……
なぜか、他のお客さんがトイレ待ちで並んでいます。5:50で前に1人。いやな予感が。
とりあえず並んで待ちます。
5:56になってようやく順番が来て、さっと個室へ(^^;)
3分以内に全ての処理を終えて5:59前に店内に復帰。

めぼしをつけていたレシートゲット用の買い物は、軍手。
これからは陽が昇ってくるでしょうが、まだまだ寒いので長指グローブの上から軍手を重ねます。
(輪行用の軍手がサドルバッグに入ってなかった、という話でもあります。小さな忘れ物)

6時丁度に、それぞれ思い思いの買い物をしてレシートをゲットして店外へ。
すぐに支度をして再スタートを切ります。

06:03 343km地点、PC5&22時間チェック・セブンイレブン湖西白須賀南店・再スタート

キューシート上で374km地点のサンクス赤羽根ロングビーチ店を目指します。
しかしねぇ。誰がこんなコースにしたのでしょう。(私です)

22時間チェックを終えてすぐ、潮見坂、標高差70mの上りです。(涙目)
とりあえず先行して上りきって後続を待ちます。
この先、15km/hペースで走れるか確認のためにアップダウンをいくつかこなして先行してみます。
適当な信号で後ろから追いついてくるのを待って、時間を確認します。
ペースが崩れなければ間に合いそう。パンク一発あればほぼ終了。
そのくらいだということを再確認します。

あとは、淡々と走り続けて、

07:26 368km地点、22時間チェック後25kmを走行、この時点でフレッシュとしては完走となります。
あとは、8時の公式なゴールとしての距離と時間を第三者証明でゲットすればOKです。
コンビニに辿りつけなければ、それはそれで、8時時点の場所をサイコンから転記しておいて、
その先のコンビニまで少し走って、8時より少し遅い時間のレシートゲットを取得することにしますが、
おそらくこのペースであれば無事にコンビニまで辿り着けそうです。

07:48 373km地点、サンクス赤羽根ロングビーチ店

なんとか予定していたコンビニまで到着できたようです。
ただ、この1kmほど先に別のコンビニもあるのです。その先は10km以上無し。
ゴール後の行動(伊良湖からフェリーで鳥羽へ渡る)を考えると、1km先でも移動しておきたいところ。
そして、フレッシュはなるべく24時間で長距離を走るものでもあるわけです。

もうひとつ先に行きましょう!と声をかけて先へ進んで行きます。

07:52 375.3km地点、サークルK赤羽根店
サイコンの実測だと376.2kmだったかな?

これで、ゴール!!

私自身は、これで4回目のフレッシュ(全て完走)です。
2010年・静岡
2011年・福岡(2011年はPBP後の秋開催)
2012年・千葉
2013年・近畿(京都)

すっかり陽が昇って暖かくなりました。
ゴール時点での私の自転車(本人が裏に写り込んでるぐらいで、本人写真は無し)
DSC00415.jpg

ヨシダさん、お疲れ様でした。
初フレッシュで完走。そしてこれでランドヌール5000受賞資格もクリア。
北海道で初めてのランドヌール5000の人となったようです。
DSC00414.jpg

Bongoさんもお疲れ様でした。
元々は今年はフレッシュ走行予定がなかったのに、代役で急遽メンバー入り。
当日、体調不良でも最後まで走り切るのはさすがです。
DSC00419.jpg

今回のフレッシュは24時間後のゴールを、ここで第三者証明としてレシートゲットして終了することにします。
とりあえず店内に入って、思い思いの補給を買います。

事前チェックはしていますが、店名などを再確認しておきます。
DSC00418.jpg

あとは、再度8時にレシートを貰っておくことにします。
8時前の買い物のレシートでもいいんじゃないの?という声がかかりますが、
いちおう、世間的には8時がゴールなので、ゴール時間で停止して、そこで第三者証明をゲットが建前です。
他に取得手段がないので、コンビニで補給しながら時間待ちをするのがこれまでの基本的な動きだとは思いますが、それでもいちおうレシート時刻は確認のために必要なので、再度8時に買い物です。

チビサンダー21円で私は買い物を終えました。
このチビサンダーが、翌日、役に立つとは…

フレッシュとしては、ここで完結!大団円なわけですが、
この後も、微妙にチキチキマシーン猛レース状態の行程が続くのでした。
ここから伊良湖のフェリーターミナルまでは18.4kmほどあります。
次のフェリーは9:30出航、9時過ぎに到着すればなんとか乗せてくれそうです。
1時間ちょいでアップダウンの続くこの道を走破する必要があるのです。鬼だ〜っ
その次は休日ダイヤで10:20と50分後になります。
それでもいいのですが、鳥羽到着の後、伊勢神宮参拝など観光の時間がおしてしまいます。
なぜなら、3時8分宇治山田駅発の伊勢志摩ライナーに乗って京都入りしないと、
夜の懇親会18:30スタートに間に合わなくなるからです。
この懇親会(ある意味、前夜祭?)はオダ近スタッフからお声がかかったもので、
台湾から来られている方もおふたり参加されるとのこと。
この春、3月にTPT1200kmに参加してきたヨシダさん、Bongoさん、にとって、
台湾からのお客様は迎撃しないわけには行かないでしょう。

まずは伊勢湾フェリー9:30目指して、またダッシュです!!

ということで、ゴール後もなにげにお話はまた続くのです。
まじかよ?(^^;)

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フレッシュ近畿(京都)その3:伊東120km〜御前崎270km編 [Fleche]

2013.5.1(水)

フレッシュの続きです。走行途中としては、3つのパートの2つ目となります。

GARMIN Edge705による実走ログ

PC2伊東に到着したのは、こんな感じ。
14:44 120km地点、PC2 セブンイレブン伊東桜木町店、貯金約19km、1時間16分
   (ゴール基準だと貯金16分)

そして、再スタートを切ったのは、ログを見直したら15:02ぐらいでした。
あれ?やっぱり本当に貯金ない状態ですね。(前の記事を修正しておきます)
この先は全てゴール基準で貯金・借金計算とします。

15:02 120km地点再スタート、PC2 セブンイレブン伊東桜木町店
   (ゴール基準だと借金2分)

PC2 セブンイレブン伊東桜木町店の駐車場から空を仰ぐ
DSC00373 (1).jpg

PC2伊東を出てからすぐ緩やかな上りに入ります。
伊豆半島を東西に越えるのに、標高が一番低いのが「冷川トンネル」経由となります。
4月の下旬ですから、ほぼ大丈夫とは思いつつ、凍結や降雪リスクを避けてここを経由しています。
フレッシュというのは、ついついチャレンジングなコースを引きがち?
という方もいらっしゃるようですが、一応これでも手堅くコースを緩めに引いているのです。
まぁ、天候で風が強いというのは想定はしてましたが、ここまでババを引くとは……(苦笑)

伊豆の東海岸沿いはきつくはないですが、それなりにアップダウンがあって、
なるべく時間を稼ごうと目一杯(当社比)走ってきたようなところもあり、既に脚は終わってます。
その状態から老体にムチ打って少しずつ上っていくしかありません。

まずは中伊豆BP入口Sまで南へ向かって少しずつ上って行きます。
たいした斜度ではないのに、南風なのです。地味に押し返される感じで上りがゆっくりです。
中伊豆BP入口Sの手前はほんの少しだけ斜度がきつくなりますが、その程度でへこたれます。
そして右折すると一旦下りorz このまま上らせてくれればいいのに、せっかく上った標高を少しだけ失います。

あとは淡々と上っていきます。
冷川トンネルの標高は320m程度。たいしたことは無いのですが、やっぱりだいぶ疲れてます。
先に走って行きますが、少しずつ後続が遅れていきます。
上りは仕方が無いので、とりあえず自分のペースで上りきっておきます。

DSC00374 (1).jpg

冷川トンネルはこんな感じ
DSC00376 (1).jpg

後ろからやってきたヨシダさん
やっぱり、だいぶ、やられてる?
DSC00380 (1).jpg

冷川トンネルを抜けて右折すると、あとはしばらく下りです。
ガーッと気持ちよく下って行くと、やはり後続がついてきません。
もしかして、ヨシダさんもBongoさんも、だいぶやられてるのかな?
ふとイヤな予感がして、ペダルを回す脚を緩め、下りで漕ぐのも止めてみます。

冷川S、ここを左折して、ゆるやかに下り基調で進んでいきます。
DSC00381 (1).jpg

16:00 136km地点、K12・中伊豆温泉(ゴール基準だと貯金1km、4分)

下りです。北行きなので、ある意味追い風です。
ここはガッツリ時間を稼いで行きたいところです!!
と、心の中で意気込んでは見るのですが……どうも後ろがついてきません。

ペダルを回さず、だらだらと惰性で降りていても間が離れていってしまいます。
これは、ちょっとダメかもしれない。
自分ひとり、ソロなら40km/hぐらいで下っていけるのに、20〜25km/h程度でしか下れません。
平均で15km/hは最低でも出ているので、ずっと生殺しのまま進むことはできるでしょう。
ただし、ひとたび向かい風に吹かれたらその時点でギブアップ必至。
しばらくは、ゆっくり走って、そのうち回復してくれることを祈るしかありません。

ボトルの水が切れたというので、自販機に寄って欲しいと後ろから声がかかり、
大仁あたりでコース沿いのコンビニで緊急停止します。
16:27 145km地点、R136下田街道・大仁(ゴール基準だと、貯金13分)

とりあえず水分補給ということでストップ。すぐに出るかと思いきや?
DSC00382 - バージョン 2.jpg

Bongoさん、だいぶお疲れ。やはりスタート前からの体調不良で脱水なのか。
DSC00384 (1).jpg

少し休んで、カラ元気ポーズ!(^^;)
DSC00386 (1).jpg

16:37 145km地点、R136下田街道・大仁、再度スタート(ゴール基準だと、貯金3分)

沼津までは北行きっぽい感じになるので、貯金が少しできそうだと皮算用がもろくも崩れつつ、
めげずに走りつづけます。
おそらく、ヨシダさんは、この時点で「貯金あるよね〜」ぐらいに思ってたはず。
ホントはありませんから……

17:00 152km地点、R414・伊豆長岡の先(ゴール基準だと、貯金2分)

この先R414を沼津に向けて走っていきます。
沼津手前で駿河湾に出ると、風で海から水しぶきを浴びたりします。
これから夜にかけて風は強まってくる予報なので、こっそり溜め息をつきながら、
なるべく風が強くなりませんように、と心の中で祈り続けます。

今年はまだ工事中で使えないようですが、AJ神奈川の沼津クラシックでおなじみの学習院遊泳場を通過。
このだいぶ手前からR414の夕方自然渋滞が始まり、少しストレスを感じながら、さらに進みが遅れます。
本来なら2〜3時間前にここは通過しているぐらいの予定なので仕方ありません。
沼津市内も仕事帰りの通勤時間帯に重なり思うように走れません。

沼津市役所前を曲がるのに後続が遅れてしまい、何度も何度も信号待ちで停まります。
旧東海道の松並木までくると、ようやく安定して走れるようになりますが、それでも速度は20km/h程度。
ここはじっと我慢です。

18:00 169km地点、K380・原駅あたり(ゴール基準だと、貯金16分)

お約束の富士山ビュー撮影ポイント
DSC00388.jpg

ヨシダさんが前を走ります
DSC00391.jpg

K380は比較的走りやすいのですが、富士駅付近に来ると富士川を渡る車の渋滞の後ろに繋がってしまいます。
そろそろ晩ご飯を食べたいね、という話が出てきますが、ここまで来てしまうとあまり店はありません。
由比と興津の間にあるスマル亭にでも行きましょうか、という話にして、先へ進むことにします。

富士川を渡り、左折すると、一瞬追い風?というような感覚で速度があがります。
風のいたずらだとは思いますが、ずっと向かい風に虐められてきた身としては少しだけホッとします。
すぐにその感覚はなくなりますが、頑張ってスマル亭を目指します。

19:00 187km地点、K396・富士川駅手前(ゴール基準だと、貯金28分)

19:37 199km地点、R1歩道・スマル亭(ゴール基準だと、貯金39分)

スマル亭、いつも通過するばかりで、ここの店舗で食べたのは実は初めて
DSC00400.jpg

スマル亭の券売機は、どうも苦手で悩みます。
とりあえず、大盛りはやめておいて、普通盛りで温かい蕎麦にして、
トッピングは、天ぷら2種(桜エビ、しらす)

富士川を超えてから急に寒くなって、カメラも冷え切ってます。
不用意に蕎麦に向けたらレンズが曇ってしまい、しばらく曇りが消えません。
仕方が無いのでボケボケ写真
DSC00393.jpg

体が冷えているのと、既にだいぶ疲れ切っていることから、動作が緩慢になってしまいます。
ゆっくり蕎麦をすすりながら、この先の行程を考えますが、いちごロードで吹かれたらドボン。
そこをなんとかクリアしたら御前崎までは首の皮一枚で生き残れそうかな?というぐらいです。

まだまだ長居してしまいそうな雰囲気でしたが、なんとか切り上げて店の外にでて防寒対策として着込みます。
私は半袖ジャージ+UVカット・アームカバー、ビブレーパンで膝下生足仕様でしたが、ここでレッグカバーを装着。
右足のアンクルバンドは昼から足首に巻きっぱなしです。
このアンクルバンドはチコリンさんから昨年US土産で貰ったもの。
彼の地では、アンクルバンド(両脚)必須とのこと。暗い夜道を走るには自衛が必要ですよね。
DSC00403.jpg

上もウインドブレーカーを1枚着込んでおきます。
反射ベストはオダックス埼玉ベストではなく、前回のPBPベスト。
風通しが悪いというか簡易防寒ベストのようにもなるので、今回のフレッシュではPBPベストにしています。

20:04 199km地点、R1歩道・スマル亭再スタート(ゴール基準だと、貯金12分)
なんだかんだと着替えも含めてですが、27分も使ってしまったようです。理想は15分以下

だいぶ休んでしまったので、次のPC3はサクッとレシートゲットだけして再スタートですよ!
と声をかけてから先を急ぎます。

清水駅前を通過(たまたま信号待ちでスナップ撮り)
DSC00404.jpg

20:49 212km地点、R150・PC3 ファミリーマート駒越店(ゴール基準だと、貯金19分)
ここはすぐに出ないといけないので、ドリンクだけ買って補充して再スタート待機しますが……
やっぱり、みなさんお疲れのようです。
45分、13kmほど走っただけなのに、10分以上の休憩となってしまいます。
ここはPCとして元々は設置するつもりはなかったのですが、念のため置いたPCでちょっと後悔。

21:01 212km地点、R150・PC3 ファミリーマート駒越店・再スタート(ゴール基準だと、貯金7分)

さぁ、ここからが風との勝負の序盤戦が始まります。
いままでは序盤戦以下という位置づけで、そこまででやられまくってます。
普通に考えると五分五分より、ほんの少し分が悪い。
それでも、行けるところまでは、完走するつもりで走る。
体力だけでなく、強いモチベーションが必要になる瞬間です。

もう、やめちゃおっかなぁ、という気持ちが一瞬浮かんでこないことも無いですが、一応否定して進みます。

この先のR150バイパスは、西南西に進路を取りますが、覚悟していたよりは風は強くないようで、
頑張れば19〜20km/h出せるようです。
これで首の皮がつながった(はぁ〜)、っと安堵の気持ちでホッとします。
あとは淡々と走って行きます。

安倍川を超えて、用宗を超えると、大崩れのちょっとした峠越えとなります。
DSC00406.jpg

22:00 231km地点、K416 大崩(ゴール基準だと、貯金24分)

この区間は、なぜかBongoさんがササッと先頭をひとりで上って行って、私がその後をついていきます。
ヨシダさんはちょっと後方に。
Bongoさんが復活したのかな? スマル亭でお蕎麦もだいぶ食べていたようだし。

と思ったら、大崩れを下り切って少しいった先のコンビニでトイレ休憩(^^;)

22:10 235km地点、K416 大崩〜焼津手前(ゴール基準だと、貯金30分)

ここはそれなりに向かい風ですね。体が冷えます。
DSC00407.jpg

22:15 235km地点、K416 大崩〜焼津手前・再スタート(ゴール基準だと、貯金25分)

焼津を抜けて行くと、R150の斜めに行く道路が昔から延々と工事していてよくわからない区間となります。
案の定、昨年、沼津(興津)クラシック600を走っていない自分は、え?って感じで一瞬道に迷います。
道路付きが変わっていて、少し迂回路を探すのに手間取ってしまいました。
ここで3〜4分ロスしてますが、こればっかりは仕方ありません。

この先はしばらくR150を南西に向かって走っていきますが、向かい風がそれなりにあって速度が出ません。
20km/h以下でじりじりと進んでいきますが信号ストップもありアベレージは低下しがち。
16km/hとか17km/hという数字がサイコンにずっと表示されはじめます。
そして、やはり後続が少しずつ遅れだしてついてきません。
頭の中でイエローフラッグが浮かんできます。

御前崎から先が本格的に向かい風とのチャレンジになるのですが、そこまで首の皮はつないでおきたい。
でも、ここで頑張るのも一苦労。

あ〜、やっぱり楽なブルベはないよねぇ。フレッシュも……

23:00 245km地点、R150 大井川手前(ゴール基準だと、貯金20分)

20km/hぐらいでじりじりと走り続けます。
信号ストップが少なくなってきて、アベレージとしては15km/hを超えてきそうな雰囲気で助かります。

00:00 263km地点、R150 相良サンビーチ先(ゴール基準だと、貯金32分)

地頭方のあたりからは、御前崎方面は進路が南東に変わり、西風の影響で追い風になります。
最後の最後、ほんの少しだけですが、ここは気持ちよく走らせてもらいます。

00:24 270km地点、R150 PC4セブンイレブン御前崎港店(ゴール基準だと、貯金34分)

ゴール基準で約30分の貯金が出来ました。
御前崎から先の区間はこの30分を切り崩しながら耐え忍ぶことになります。
何かトラブルがあれば、一発で消し飛ぶ30分ですが、それはもう考えないことにして、
PC4では、ホントにホント、休憩短めで再スタートしますからね!と念押しして置きます。

疲れてくるとビタミンが不足します。
野菜ジュース、栄養ドリンク、あと、アロエヨーグルトを一気に流し込み、
ブラックブラックガムを口に放り込んで、再スタートです。

ここから先は、リタイアを覚悟する以外、たぶんもう休めません。

さらに続きます。

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フレッシュ近畿(京都)その2:スタート〜伊東120km編 [Fleche]

2013.4.30(火)

フレッシュは年1回の特別なイベントなので、GPSログを見ながら、なるべく詳細に記録を残したいところです。
事前のコース設定からそうしていたのですが、3つのパートに分割です。

GARMIN Edge705による実走ログ

大田区多摩川をスタートして、R1経由で横浜へ、R16で関内を通過、鎌倉街道で鎌倉へつなぎます。
スタートが8:20となり、20分の借金を背負っているわけですが、向かい風が無ければ鎌倉までの走行で取り戻すことは可能です。が、それができない風向きで、最初から我慢の走行となるわけです。
(ログを見るとだらだらとしか走っていないように見えますが、実は目一杯踏んでます)

08:00 本来のスタート
08:20 0km地点、実際のスタート:ファミリーマートかわだ多摩川店

R1はもう少し速度が乗れば信号ストップが減るのですが、向かい風(まだ弱い)に阻まれて、いつもより多めに信号ストップとなり移動速度があがりません。停まるたびに後ろを振り向いて、後続の様子を確認します。
DSC00323 (1).jpg

ヨシダさん、ディレイラーの調子が悪いのか、わりといつもこんな感じで覗き込んでます。
Bongoさんは余裕?の微笑み(実は体調悪かったらしい)
DSC00327 (1).jpg

09:00 12km地点、R1東神奈川と神奈川の間・借金3km・12分
   (40分で12kmは18km/hペース、借金ありで12km/hとなる)

途中、某所で謎の人の応援を沿道から受けて焦りまくり。
まわりは通勤する普通のサラリーマンが多く、その中でこの格好はサスガです。
(鳴り物の音も出してたようです……ヨーロッパでサイクルレース観戦仕様なのか?)
DSC00332.jpg

謎の人は、ブルベ界では有名な、あの「チコリンさん」
この日この後、新幹線で福岡入りして夜からAJ福岡ヘブンウィーク参戦らしい。
20分遅くなったのに、通過待ちをしていたってことは……周囲の視線の痛い時間が長かったのでは?
ほんの一言二言だけ交わして先を急ぎます。2011年のPBP仲間でもあるわけですが。
わざわざ待ち伏せしていただいて、どうもありがとうございます。
DSC00335 (1).jpg

10:00 28km地点、鎌倉街道・公田Sより少し手前・借金2km・8分
   (1時間40分で28kmは16.8km/hペース、借金ありで14km/hとなる)

GW開始前日ですが、鎌倉は混雑しています。
北鎌倉あたりから観光客と学生さん(修学旅行?)が増えてきます。
鶴岡八幡宮前で信号待ちをしながら、遠目にスナップ
鎌倉から京に攻め上がり?ます。
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10:30 36km地点、PC1ローソン鎌倉由比ヶ浜四丁目店・到着・借金1.5km・6分
   (2時間10分で36kmは16.6km/hペース、借金ありで14.4km/hとなる)

滑川Sにあるローソンが、距離としては短いですがPC1となります。
ここから先は、基本的に豊橋〜鎌倉400の逆走コースを踏襲して走ることになります。
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10:36 6分ストップで再スタート・借金3km・12分
   (2時間16分で36kmは15.9km/hペース、借金ありで13.8km/hとなる)

天気がいい日は風が強い。日差しも強く、写真だけだとサイクリング日和に見えます。
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次のPCは84km先の伊東になります。
フレッシュは、参加者が独自にコースを引くわけですが、ショートカットが無いようにPCを置きます。
この先ずっと海沿いに走って行くので、伊東まではPCは必要ありません。

まだ若干借金がある身ではありますが、スタート基準とゴール基準の時間の見方の違いを再確認しておきましょう。
ブルベでもそうですが、この考え方の違いが理解できていないと、ギリギリで走るとタイムアウトします。

今回はフレッシュなので24時間走行となりますが、ゴールは360km以上の走行が必要です。
22時間後にチェックがあって、24時間までの2時間で最低25km以上の走行も必要となるので、コンビニなど第三者証明が容易に取得できる場所を22時間と24時間で通過する必要があります。
事前に提出しているコースでは、最後に渥美半島(愛知県)、R42表浜街道を走ります。
そのあたりはコンビニがあまり多くないエリアで、25km以上離れた組み合わせのコンビニは事前にうまく見つけることができず、今回の予定では、この組み合わせしかありません。
・22時間チェック 344km地点 セブンイレブン湖西白須賀南店(手前で適当なコンビニ無し)
・24時間ゴール  374km地点 サンクス赤羽根ロングビーチ店(30km) または
         375km地点 サークルK赤羽根店(これより先10km以上コンビニ無し)

360kmでなく、375km走ることが必要になりますので、15km/hペースで逆算すると、
もともと1時間足りないのです。
スタート基準で借金を考えたところから、さらに1時間引くとゴール基準での余裕時間がわかります。
すなわち、1時間貯金して、ようやく借金ゼロになるのが今回のフレッシュでの目安となります。

今回、全体のコースを俯瞰して眺めてみると、強い西風の影響を受けるのが伊豆を超えてから。
清水の先、いちごロードで洗礼を浴び、御前崎を回った先で最悪の向かい風で苦しむことは想定しておく必要があります。
唯一貯金出来そうな区間が、まだ西風が弱い、鎌倉〜小田原のR134区間。
ここでできれば、最初の20分とコース全体での1時間とあわせて1時間20分の貯金を貯めたいところです。

滑川の交差点で風を確認すると、南寄りの風が強く、まだ西に軸が振れていないことに少しだけホッとします。
遅くなると西向きに変わってきますから、1分でも早く西へ進むことがここでは大切です。

稲村ヶ崎に来ると、江ノ島が見えて来た♪と脳内BGMが流れるのはおっさん仕様。
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観光客は多いですが、さすがに海は風が強く荒れているので人出は多くないようです。
ヨットはパラパラと帆走してましたが、沖合で南風を浴びてアビームでプレーニングしたら気持ち良さそう。
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11:00 45km地点、R134・鵠沼海岸あたり・借金0km
   (最初の借金20分をようやく返済、ここから先はまずはスタート基準で仕切り直しです)

12:00 68km地点、R1・国府津あたり・貯金8km、32分
   (17km/hまで回復)

13:00 90km地点、R135・湯河原・貯金15km、60分
   (18km/hまで回復、ゴール基準だと貯金ゼロ)

8時スタートから5時間が経過していますが、湯河原まできてようやく本当のスタート地点に立てた感じです。
ここまで信号ストップとPC1でのレシートゲット以外ほぼ休み無しで飛ばしてきたので、お昼にします。
グルメはできませんが、手早く湯河原すき家で補給です。
反対車線側になりますが、下り車線にはないので仕方ありません。
(今年は出ていませんが鎌倉300の帰りとか、ここのすき家で補給を取って最後まで頑張ることが多いです)

280円になった吉野家がいい、とかワガママ言ってる余裕はないので、すき家で牛丼(並)のセット
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周囲の人のイメージとは違って、牛丼は並が基本です。
並と卵だけでよいのですが、塩分補給ということで味噌汁とおしんこ付きの3点セット。
ブルベの時ぐらいしか食べませんが、紅ショウガを適当に散らして食べておきます。

椅子に座ってしまうと、再起動するのに時間がかかってしまうのですが、これ以上鬼だと最後まで持たないような気がしたので、少しゆっくりします。
R134で回復できなかったら、今回のフレッシュは完走を諦めるしかなかった訳ですが、湯河原まででなんとか首の皮がつながった感触が得られたので、やはり気が緩んでしまうというのは仕方ないところでしょう。
すき家で18分ほど使ってます。(理想は10分以内)

13:18 90km地点、R135・湯河原・再スタート、貯金約10km、40分
   (ゴール基準だと借金20分)

たしかにここまで頑張ったとは言え、これは序の口なんですよね。
まだまだ借金生活に戻ってしまうわけでもあり。
たぶん、このあたりの計算はヨシダさん分かってなかったんじゃないかな?と思ったり。

この先は、伊豆の海岸線沿いのアップダウンなので、じわじわと稼ぐしかありません。
食後なので最初は緩く走り出しますが、下りでも本当は脚を止めることなく少しでも先へ進むことが求められます。

R135下り方面は、AJ神奈川の逗子200、鎌倉300などでお馴染みトンネル迂回です。
熱海の先のニューアカオ方面へ
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続いてもひとつ錦ヶ浦
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14:00 104km地点、R135・伊豆多賀、貯金約14km、56分
   (ゴール基準だと借金4分)

網代の迂回では、間瀬を通過(立ち寄る余裕無し)
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14:44 120km地点、PC2 セブンイレブン伊東桜木町店、貯金約19km、1時間16分
   (ゴール基準だと貯金16分)

ここまで普段ではあり得ないぐらい必死に走って来て、ようやく首の皮がつながっている状態ですが、計算方法が違うらしく(苦笑)、ヨシダさんは余裕だと思っていたりで1時間45分貯金があるとか言ってますけど…
いえ、全く無いですから。

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何度もフレッシュのルールと今回のコースの説明を繰り返します。
だから〜、360kmじゃなくて22時間で344km走らないとダメなのですよ〜
第三者証明取れる場所がコース上に他に存在していないから、無理なんですって。
(再度の注釈:コンビニ自体が無いわけじゃないですが22時間チェックのコンビニから25km以上走った先にゴールのコンビニも必要となるので組み合わせを考えると意外と難しかったりするのです)
机上で何度も調べて他に無さそうで決めたわけであって、これから調べて見つけることは(走りながらでは)ほぼ不可能だと思うのですよ。

風が無ければ、適当に走って区間で20km/hとか出せれば1時間走って20分貯金を貯めることはできますが、17.5km/hだと2時間走って、ようやく20分貯めることができて、さらにちょっとコンビニで停まって10分失うと、その貯金は10分しか残らない。
御前崎から先は、そこまでに貯めた貯金を切り崩しながら15km/hを割ったペースでも何とか耐えて走らなければならない予定なので、比較的貯金ができるはずのPC2までで、この程度(到着時16分、出発時5分未満の余裕)というのは、風前の灯火なわけです。

Bongoさんも、フレッシュってこんなにキツかったっけ?とか言ってましたが……
すいません。天候には勝てないんです。向かい風は恐ろしく脚が削られます。
1日前の風向きなら5時間ぐらい余裕ぶちかまして完走できちゃうぐらいの違いがあるんですけど。
この日は風向きと風速は完全にアウトです。

コンビニでの買い物、補給、トイレ休憩、普段のブルベでもそうですが、これを極力ロスの少ないように基本動作をしっかりと叩き込んでないと、今回みたいなコンディションでは生き残れないのです。

あ〜、なんだか自分が鬼みたいでイヤだなぁ、と思いながらも、まだ完走できる可能性が残っている以上は、走れるところまでチャレンジするのがランドヌールなんだよねぇ〜
などと嘯きながら、ゆるゆると再スタートを切って行くことになります。
湯河原までの牽きで自分の脚は既に終わったはずですが、なんだかんだと前に出ている時間が多いのは気のせいでなく、これ以上ペースを落とせない事情があるのです。完走するにはこれ以上落とせない。

再度、言っておきますけど、PC2再スタートは14:56頃(15:02)で、貯金全くありませんから。(-_-)
(4分とか、22時間で344kmなら8分だろって細かい計算は誤差ですしね)


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フレッシュ近畿(京都)その1:スタート編 [Fleche]

2013.4.29(月)

週末はオダックス近畿(通称:オダ近)主催のフレッシュに参加してきました。
フレッシュというのは、ブルベとちょっと違っていたりするのですが、国内ランドヌールの間では、
年に1回、全国から「変態さん」達が一同に会する大宴会(懇親会)という認識があるかもしれません。

今年のフレッシュの企画は、オダ近スタッフ 某 @hayavusa さん 
毎年、どこのクラブでフレッシュを担当するか?という話は、おそらくAJの中でされているのでしょうが、
フレッシュというのは、年に1回のお祭りでもあり、運営するにはスタッフの負担が大きいイベントです。
通常のブルベを小規模開催しかしていないようなところでは、安請け合いは出来ない感じになっています。
これは私自身もそうですが、フレッシュ常連組のように、毎年楽しみにしている人、
さらに新しく初めて参加してみたいという人が年々増えて、今年はなんと38チームまで。
160人以上のランドヌールが集まり、さらにその殆どが懇親会に参加するというのは……

オダ近スタッフのみなさんには感謝です。企画、運営どうもありがとうございます。<(_ _)>

今年はスタートが金曜日朝から認められたので、うちのチームは金曜朝スタートにしました。
フレッシュは各チーム毎にコースを設定しますが、スタート時間もゴール時間も定められた範囲内で自由。
スタート可能時間は、4/26(金)朝6時〜4/27(土)朝10時までの間。(ゴールはその24時間後)
各チームの24時間後のゴール地点はどこになるか天候次第、風まかせ。
その後、京都に設定された集合地点に集まることになります。
ゴールの受付時間は4/28(日)朝9時〜12時の間。
これに間に合わないとフレッシュ完走とはならないので、輪行とかで移動してくる場合は注意が必要です。

ちなみに金曜日の朝8時スタートというのは、全38チーム中、最も早いスタートだったかもしれません。

元々のチームメンバーは、AJ北海道を中心として私だけ「AJ似非北海道」という布陣でした。
AJ北海道代表、naomiさんを京都に送り届けて、
2014年、AJ北海道で1200kmを開催するので、
みんな来てね!
ついでに言うと、今年トライアル1200kmもやるので
そっちも参加者大募集中♡ 2013年7月4日21時スタート
詳しくはAJ北海道のサイトを参照ください。

という宣伝をするため(だけ)に走るというストイック(嘘)なチーム。

札幌・新千歳空港から前日空路で羽田入りするAJ北海道メンバが羽田からほど近い蒲田前泊を前提にして、
スタート地点を国道1号線沿いの大田区多摩川1丁目に設定しました。

コース行程はこんな感じ
fleche2013map.jpg

基本的に、太平洋岸は西風の確率が高いのですが、4月下旬ならそうそう強く吹くことはないだろう。
という安易な発想と、ゆるいコース設定だから、まぁ適当でいいかな、という甘えた態度は、
前日、天気予報を見て、みごとに打ち崩されたわけです。

前日時点の正直な気持ちとして、予報どおりなら完走できるかどうかの確率は五分五分。
自分の脚前的には、かなりの苦行となることを覚悟しました。
メンバー的には、AJ北海道のヨシダさん、R東京のBongoさん
この二人は、先月ランドヌール台湾が主催したTPT1200kmにも参加してきています。
想像以上の天候変化でゴール手前でDNFされてますが、ふだんDNFは殆どありえない、
いわば「しぶとい人達」です。
今回は、ヨシダさんにランドヌール5000がかかっているので、できれば無事完走したい。
多少のスケベ心はあった上での出走です。

グルメ要素は一切排除、コンビニストップもなるべく無し、PCでも休憩は短め。
1分1秒の違いが大きくモノを言う世界になるので、気を引き締めていかないと……

私自身は7:10頃に家を出て、(あれ?10分出るのが遅いって)
11kmほど走って7:35頃にスタート地点へ到着、
ヨシダさんは既に到着していました。(よかった)
DSC00314 (1).jpg

ヨシダさんの装備:
TREKのDomaneにTREKのリアキャリア(ダボ穴無しフレームでも装着可能かな)を装着
その上に市販の防水バッグに荷物を積載しているようですね
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そして、なぜか 某ミヤコさん が出勤前の時間帯にも関わらず、お見送りに来てくれてました。
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8時スタートは、8時丁度にスタートのコンビニでレシートをゲットして、
3分以内に実際に走り出しますからね!!などと言ってはいたのですが、
私達のチームには、やはりネタの神様が微笑んでくれるわけです。

Bongoさんがなかなかやってきません。(焦)
とりあえず待つしかないですが、もう8時になってしまいます。
ヨシダさんは「Bongoさん、日にち間違えてるんじゃないの?」とか言ってますが、
もしかして迷子?という可能性も無くはないので、メールしておきます。

すると直後にBongoさんから電話があって
「今、多摩川まであと3kmぐらい」とのこと。
とりあえず、日にちを間違えていたわけじゃなさそうなので、スタートはできそうです。(^^;)

残念ながらミヤコさんは、8:10が限界とのことで3人が揃う前に離脱されましたが、
ある意味、ネタ的に美味しい展開を流してもらったそうなので、一部関係者の間では、
それなりに楽しんで貰えたかもしれません。

Bongoさんは8:14頃に到着。ブルベカードを渡してスタート準備をしてもらいます。
DSC00317.jpg

なんだかんだで、実際のスタートは8:20になってしまいました。
普段なら、なんてことのない20分ですけど、このフレッシュでのスタート20分ビハインドは、
なかなかたいした借金(時間)です。
漬け物石のように重い20分はどこかで早々にお返ししたいのですが、
「楽なブルベはないよね」という言葉が重たくのしかかります。

Bongoさんはスタート地点まで30km超の自走で、途中開かずの踏切@南武線でやられたり、
いろいろあったそうです。
その分、無駄に踏んで急いで駆けつけてきての状態なので、しばらくはお休みです。

スタート直後から、とりあえず一応「リーダー」ってことになってるので私が前を牽きます。
普段はあんまり無いオーダーですが、この際、いつものブルベ脳的リミッターは解除です。
走り始めると、少しずつ風が強くなっていくことが体感できます。
国道1号(通称:R1)は、横浜方面へ抜けて行く際によく使う道ですが、
風向き的には、ほぼ最悪に近い感じで、10回に1〜2回ぐらいのババを引いた感覚です。
でも、まだ朝なので風はまだ大人しい方。ここで少しでも時間を稼ぎたいところです。

が、多摩川を渡る時点でそれは諦めます。
ヨシダさんは、国内いろんなところで遠征ブルベを走ってますが、ベースは北海道。
交通量の多い車道走行は苦手のようで、Bongoさんもしばらくはお休み状態。
普段なら、ひょいひょいとクリアしていく信号で、ことごとく引っかかって停まります。
DSC00321.jpg

とりあえず、借金がこれ以上膨れあがらないようにするのが精一杯だろうな、とこの区間は諦めます。

予報だと朝早い時間はまだ風は弱いのですが時間とともに南風が西寄りの強い風に変わるらしく、
1分でも早く南下すれば、その差はあとで大きく響いてくるので、気持ちは焦りがちですけどね。
諦めていいときと、だめなときがあって、ここは我慢比べというステージなわけです。

ブルベを走ったことがある人なら、多少この気持ちがわかるかもしれません。
今回のフレッシュで西行きで風で苦しんだ人なら、さらにじんわりと感じることがあるかもしれません。
そんなわけで、あともしばらく続きます。

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明日は西風が強いらしい・東京から西に向かいます [Fleche]

2013.4.25(木)

今週末はオダックス近畿主催のフレッシュです。
今年は、AJ北海道から来年2014年開催予定の北海道1200kmを紹介する、という事を目的に
プロモーションチームを結成。
AJ北海道代表のnaomiさんを、京都までお連れするという野望でチーム編成をしていました。
(勿論、懇親会という名の宴会で、北海道1200kmについて熱く語ってもらう予定でした)

が、諸般の事情によりスケジュールが取れず、naomiさん出走不可となってしまい、
さらに、AJ北海道メンバのtaqさんもスケジュールが取れないらしい・・・

オリジナルのAJ北海道メンバは、ヨシダさんのみ。
ヨシダさんが台湾1200kmに一緒に行ったBongoさんを急遽誘ってメンバー交換(追加)
結局、AJ北海道ヨシダさん、R東京Bongoさん、R東京だけど名目上AJ北海道所属の私ぴか、
というミニマム3名でのチーム編成になりました。

ヨシダさんとBongoさんは台湾1200kmに行かれてますから、脚は問題ないでしょうが・・・
貧脚かつ走り込み不足の私はちょっとばかり不安があります。
そして、コースが素晴らしい。
なに、これ?この手抜きコース?
というぐらいの、パクリコースです。2011年にAJ神奈川で開催した豊橋〜鎌倉400の
伊良湖〜鎌倉区間を逆にして、東京(R1多摩川)から鎌倉を追加しただけのお手軽コース。

小田原から伊東まで南下して冷川トンネル越えという、雪や凍結には影響されにくいコース
(4末でも天候は侮れません)
あとはひたすら西を目指します。
フレッシュの精神に則って、なるべく直線に近いルートで進む訳です。

伊良湖(渥美半島)ゴールにしているのは、名古屋から先のルートで良さそうなところを知らないから、
手前でゴールしてしまい、あとは輪行という手抜き作戦です。

そして、やはり「楽なブルベは無い」という通説どおりの天気予報を見て愕然としています。
明日はバッチリ西風(強風)予報です。

明日の朝、東京から鎌倉は南西の風でモロ向かい風。
tenkiyohou0.jpg

その後もずっと向かい風。予報で10m以上の風だと海岸沿いはもっと……
tenkiyohou.jpg

たぶん最後の最後まで向かい風。
tenkiyohou3.jpg

もともと、あまりグルメで寄り道する予定はなかったのですが、停止時間をなるべく短くして、
しぶとく走り続ける作戦に、既に方針転換です。

向かい風の影響がどのくらいあるか?
想像つかない人もいると思うので補足しておきますが、一例として上げると
平地無風で30km/h以上で巡航できるだけの出力をかけても、
向かい風10m/sに吹かれると、15km/h以下に速度は落ちます。
(このまま走り続けていると当然タイムアウトです)
どこかで風向きが変われば別ですが常時向かい風に晒されるということは、
どれだけ脚を削られるか……
ソロだとかなり苦戦を強いられる事でしょう。
フレッシュというチームで走ってこれをクリアすることができるか。
3人チームなので、こういう展開には少し不利な構成かもしれません。

スタートは明日の朝8時。
仮想クローズタイム(およそ15km/h計算程度などを考慮、ゴールから逆算)は、以下のとおり。
鎌倉 10:20
伊東 15:00
清水 21:00
御前崎 27/01:00
湖西 27/06:00 (22hチェック予定)
田原 27/08:00 (ゴール予定)

ゴール付近はコンビニの数が少ないので、おそらく予定どおりのコンビニ、
もしくはすぐ先にあるもう1軒のいずれかになるでしょう。
そこから伊良湖まで走って、9:30のフェリーに間に合わせたいのですが、
西風強いと無理だろうなぁ・・・
伊良湖>鳥羽をフェリーで渡って、お伊勢参りをしてから京都入り予定です。
ある意味、京都前泊みたいな感じで、花園会館宿泊となります。

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フレッシュを走ろう(2013年版・準備について) [Fleche]

2012.12.2(日)

ちょっとばかり気が早いかもしれませんが、仕込みまでに準備の時間がかかるので、
ちょこっとだけ書いておきます。

2013年のフレッシュ(国内で開催されるフレッシュ)は、オダックス近畿主催で、
日程のみAJのカレンダーなどで判明しています。
フレッシュ日程:2013年4月26日

フレッシュというのは、普段のブルベ・ACP公認BRMとは少しばかり変わったものになります。
そのあたりは、AJサイトや過去にフレッシュへ参加された方のブログなどを参考にして、
およそどんなものか理解するようにしたほうが早いと思います。

2012年のフレッシュは、AJ千葉主催で4月の第一週(イースター)に開催されました。
主催がAJ千葉ですから、最終目的地は千葉県の犬吠埼。
そこを目指してということになると、関東地方の多くのランドヌールが比較的気軽に参加できるのと、
PBPの翌年でランドヌール5000獲得のために走る人が多いということで、
結構な数の参加者がいたと記憶しています。

来年のフレッシュについて考える上で、今年のフレッシュの過去情報はきっと役立つと思います。
メニューからリンクを辿ることは難しいかもしれませんが、

上記のリンク先のページは既に更新されているので、フレッシュ407のエントリー前〜エントリー時
についての情報が抜けてしまっているので補足します。
今年の場合は、1/7(土)から、指定されたメールアドレスへ必要な書類を沿えて連絡をすることで、
エントリーということでした。

リンク先に書いてあるとおり、エントリー受付直後に20チームほどエントリーがあり、
たしか1/7(土)の一日だけで締め切ったと思いますが、それでも多くのチームからのエントリーとなり、
最終的に37チームとなったようです。
当初の予定では100名程度までという枠でフレッシュの主催を考えて準備されていたようで、
参加希望者が多いことに対してAJ千葉の方で、かなりその後の苦労があったのではないかと思います。

来年のフレッシュが、どのように募集されるのかは、まだどこにも出ていませんが、
フレッシュに出ようと考えている人が、結構いることは知っています。
今年以前にフレッシュに参加している人は、準備も含めてある程度分かっていると思いますが、
なんとなく「フレッシュに出てみたい」と思っているだけで、まだチーム編成も組んでいない人だと、
そろそろ準備をし出さないと間に合わない、もしくはかなり慌ただしく準備をする必要が
出てくるかもしれません。

フレッシュは3台以上5台以下の自転車で走ります。
国内では、殆どの地域でタンデム(二人乗り自転車)は公道走行ができないので、
実質3人以上5人以下で1チームと考えれば分かりやすいです。

24時間で360km以上、あらかじめ自分達で引いたコースを、ゴールへ向かって走る。
ざっくり言うとフレッシュはそんな感じになるのですが、
完走認定を受けるためには、24時間後に360km以上3台(3人)以上が走りきっていれば、
その完走した人が認定を受けることができるのです。

通常のブルベではソロ(単独走行)ですが、チーム走行となるので勝手が違います。
昼間は良くても、オーバーナイトで24時間走ることになるので、
疲れて休憩したいとか、眠い・眠くない、補給のタイミングなど、常に一番弱い人に合わせる。
そういう走り方にならざるを得ません。
※チームによっては強権でリーダーが引っ張って、ついてこれなければ切り捨てる、
 というパターンもあるにはあるでしょうが・・・あとでどうなっても知りませんよ(^^;)

よほど特殊な厳しいコースを自分達でひかないかぎり、24時間で360kmというのは、
400kmブルベを走っている人にとっては、別になんともないと思うかもしれません。
でもね、実際走って見ると、結構たいへんだったりするのです。
それがフレッシュの面白いところでもあるので、400kmや600kmの経験があって、
他の人と協調して走ることの楽しさを求める方は是非チャレンジしてみるとよいと思います。

まずは、ある程度、似たような脚前で誰かがやたらと速すぎたり、遅すぎたりしない。
そういうチームメンバを3人、できれば4人集めることを今のうちにやっておきましょう。
話はそれからです。
周りに誰もいないという人であれば、1人でどこかへ混ぜてもらうことを念頭に置いて、
2人または3人チームのところへお願いするのも現実的な解決方法です。
2人集まっていれば、ある程度のコースを引いておいて、
「こんなコースで走りますがあと1人誰かいませんか」とか、具体的な情報を沿えて、
人を誘うこともできるでしょう。

実際、いつ募集がかかるのか、エントリー時期がいつになるのか、
まだ分かりませんが、年内にチーム編成ぐらいまでは準備しておいた方が、
きっとよいと思いますよ〜

(参考過去ログへのリンク:新しいページで開きます)
・なんと、いつものクセで肝心の後編/3 を書いていません。ごめんなさい<(_ _)>
 ここが一番きつかったのにねぇ。

ちなみに私の場合は、家の近所からスタートして西へ向かおうかな、ぐらいで考えていて、
自宅近所のランドヌールの方と新しいチームを組んでみようかと思っていたのですが、
AJ北海道から、まだフレッシュを走っていない人が走りたいというので、
一緒にチームを組むことになりました。
Twitterでは少し呟いてましたが、一緒に走りたいと思っていた方ごめんなさい。
コースについては、確実に完走することを目標に、
冬場実走することが遠征以外では困難な北海道の人達でも無理なく走れるコースを引く予定です。
2013年はゴールデンウィーク前なので、よほどの山岳を入れない限りは、
積雪や凍結はないと思いますが、安全策でコースを引く予定です。
※コースの引き方にも若干お作法があると思いますが、ルールに書いてあること以外でいうと、
 主催者の判断が最優先されるので、どこまで許容範囲があるかは外部からはわかりません。
 (まずい場合は、修正するように指摘されます)

一緒に走ることはできませんが、同じコースでも時間をずらす(たとえば1時間スタート時間をずらす)
ことで別のチームが同じコースを共用することはルール的に可能だったはずです。

それほど詳しいわけではありませんが、一応2010年静岡、2011年福岡、2012年千葉、と
3年連続でフレッシュは完走していますので、相談があればtwitter経由などで訊いて下さい。
わかる範囲で回答させていただきます。

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2012フレッシュ千葉407完走(中編/3) [Fleche]

2010.4.10(水)

週末はAJ千葉主催のフレッシュに参加してきました。
これは中編として2/3。(前編はひとつ前のエントリー

PC2伊勢崎から、PC3宇都宮を経て、PC4かつら(道の駅かつら付近・桂赤沢)へ進みます。
スタートから北もしくは西へ進路を取ることが多く、ここまで向かい風でデラックス化して走力がいまひとつの漫遊・水戸黄門チームはもうへろへろ。

伊勢崎手前で風はさらに強くなり、PC2伊勢崎では「輪行袋〜」とか叫んでいる瞬間があったり。
でも、「たいへんだなぁ」とぼやく口調の口元が、微妙ににやついているのを見逃しませんよ。
このチームメンバー、基本しぶといんです。
ご老公・チャーリーさんはPBPこそ仕事の都合でDNSとなりましたが、北海道1200のトライアルも完走してるし、本番の1200も完走している。他のメンバも北海道1200とPBPは完走してるんですよね。
1200トライアルに出てないのは私ぐらいか。(一番ひよっこです)

中編のルート(実走ログ)
↓2012Fleche407・漫遊水戸黄門実走ログ(2)という文字をクリックすると
 ルートラボ単体でページ表示され細かいログが全部まるわかり

PC2セブンイレブン伊勢崎今井町店を出た後は、もう少し頑張って北上したあと、進路を東へ変えるので向かい風から解放される予定。
それを楽しみに再スタート切っていきます。ゆるゆると。
PC2を出たのがだいぶ遅いので、次はPC3宇都宮まで辿り着くことは無く、晩御飯を佐野ラーメンで!
という目標設定も効いているのでしょう。

K18を少し北上、相変わらず向かい風がキツイ。
2kmほど走ったところでK24との交差点だったと思いますが、信号ストップで待っていたら前の道路を左から右(西から東)へと快走するチームが・・・
「おーい!」と叫んではみたもの、さーっと走りすぎて行ってしまいました。
もうちょっと「フレッシュ!」とか分かりやすい単語で叫べばよかった?とか若干後悔しつつも、心の中でにやけます。東行きは速い!普通に走れるぞ!という予感で。

私達はその一本北側の道で広瀬川を渡り、伊勢崎と新伊勢崎の間を縫って、K2からK39へつないでいきます。
そういう意味ではたぶん、そのチームとは合いそうでもう二度と会わないってことなのでしょうが、それでもここで東へ走っているチームを見るとちょっと嬉しくなるわけです。

そして予想どおり、東へ進路を変えた途端、向かい風からは解放されました。
強烈な西風が吹いてくれていたら嬉しいのですが、地形的に山から吹き下ろすかぜは北風メイン。横風に変わっただけでだいぶ楽になるわけです。

K39(東国文化歴史街道)は主に進路は東ですが、真東というよりは東北東という感じ。道なりが少し北寄りの進路となると斜めの向かい風で速度が低下し、たまに南寄りの進路となるとピューっと速度が増していく感じで走り続けます。
それでもさっきまでのへこたれさ加減とくらべたら全く違う感じ。
先頭を牽きながら、佐野ラーメンを目指します。

このあたりになると、もうだんだん日が暮れてくるのと相まって写真は殆ど撮りません。

途中、足利の手前でK39から降りて、渡良瀬川を渡ってK67へスイッチします。
K67沿いの信号で一旦停止。
DSC08087.jpg

右側にやたらと立派な大きな日赤病院。
DSC08085.jpg

なぜか、日赤ネタで盛り上がる水戸黄門チーム。(謎)

足利市内を通り抜けている間に日の入り時刻(前橋で4/7は18:11)を迎えます。
そしてR293へ進路を変えて先へ進みます。

PC2から39.4kmほど走ったところ、18:44にお目当ての佐野ラーメン「おぐら屋」を発見。
手前で話していた時は、「左側」と聞いていたのですが、進路右にありました。
お店は見えず小さな看板だけが明るく光っていたので通り過ぎずに済みました。

キューシート上だと163.8km地点(計算上の仮想クローズ、19:26)
40分ぐらいの貯金ができています。

自転車をお店の横に立てかけて中へ入ると、満席に近いですがなんとか座れるようです。
佐野ラーメンと餃子が基本ということでしたが、先を急ぐので時間がかかったらちょっと困るなぁ。
とか思いながら、オーダーをなかなか取りに来てもらえません。
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きっと、そういう試練の日なのか?とうすうす気づいてはいたのですが、
いちおう、気を遣って、オーダー取りに来てもらった際にお店の人に訊いてみたら
「餃子は焼くのに10分ぐらいかかります」とのこと。
隣のテーブルに「餃子頼んだ?」と訊いたら「頼んでない」というので、餃子を諦めます。

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チャーシューメンなら大丈夫かな。
よそのテーブルで食べているところを見ると、ラーメンの丼が結構小さめに見えます。
サイズが小さいのか?と思って大盛りにするか悩みますが、ま、いっかと普通盛りで注文。
今考えると、普段よりも疲れていて食欲が落ちているというありえない展開だったようです。

オーダー後はぼーっとテーブルについてますが、待てど暮らせどラーメンが来ません。
後から来たお客さん達は当然ながらラーメンと餃子を頼んでいて、
よそのテーブルにはどんどん餃子だけが運ばれてきます。
しまった。そういうことか。ラーメンが早く出てくるわけではないということなのね。
やっぱり餃子頼めばよかったか、とようやく気づく訳ですが時すでに遅しorz

ようやく待望のチャーシュー麵、乗っているチャーシューは普通のラーメンとは別物のようです。
スープはあっさりした感じ。弱った身体に優しいかな。
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だいぶお疲れのチャーリーさん、麵がお口に合わなかったようでラーメン残されてたのが心配
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予想以上に時間がかかってしまい、それでもヘロヘロになっている水戸黄門チーム、長っ尻でだらだらとしていてはこの先さらに苦しくなります。えいやっと外へ出て支度をします。
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この時はじめて気づきましたが、既に閉店。19時までだったようです。
ある意味滑り込みセーフ。

最後にお店を出るときに、反対側の角から看板をパチリ
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佐野ラーメンから再スタートを切ったのが19:31、また借金(5分)生活です。

ご飯食べた直後なので、少しゆっくりめに走り出しますが、ちょこちょこ信号に引っかかります。
余裕があるときは何ともないですが、時間が厳しい時に信号ストップが続くとちょっと気持ちが萎えてしまいがち。そしてここから少しずつ上りが入ってきます。

このルート自体は、ほとんどが平地で山岳は皆無なのですが、若干の上りでも進路が少し北寄りになるとやっぱり向かい風の影響もでてきて辛くなります。
ちょっとした上りですが、直後にチコリンさんはついて来るもの、あとの3人は少し離れてしまいます。

ここ最近、走っているかいないかの違いが大きいわけですが、少しペースを落として先へ進みます。
あとは淡々とPC3を目指すわけですが、宇都宮近くになると市街地になるので信号ストップがやたらと増えてペースが落ちます。
なんとか貯金ができたかな?と思っていたのですが、
PC3セブンイレブン宇都宮中戸祭店へ辿り着いたのは21:55になっていました。
キューシートでは209km地点(計算上のクローズ、22:26)

この先、茂木まで若干の上り、そしてどんどん冷え込んでいきます。
しっかり補給をした方が良いのですが、さきほどのラーメンがまだ胃の中に残っている感じで食べられません。
ペースを落としているからかもしれませんが、いつもなら食べるはずの「からあげ棒」を食べていないのが自分でも心配になります。
ここでできるだけもう着込んで置いた方がいい派と、まだまだ次までは残しておく派に分かれます。
ホカロンあればなぁ、と思いますが、今回ホカロン持って来ていません。そしてコンビニでは売っていません。
寒いからあるかな?と思ってましたが、やはり途中のドラッグストアで一旦停止してでも買っておくべきだったのでしょう。
フレッシュだとチーム走なので、ちょこっと気を遣って停まりたくても停まらないことが多くなります。

そしてPC3の再スタートを切ったのは、22:18。わずかですが借金からは脱出。
淡々と茂木を目指します。

走り出してすぐは、一旦手袋を脱いでインナーが少し汗ばんでいたのもあって、グローブが冷え切っていて指先が痛い感じがします。足先も同様に痛い感じ。
血の巡りの問題でもあるので、ハンドルを軽く握りつつ、ずーっとグーパーグーパーし続けます。足もシューズ(ストラップをかなり緩めにしている)の中で足指をグーパーグーパーと動かします。
しばらくすると徐々に痛みが改善、左手の痺れが消えました。次にだいぶ時間がかかりましたが右手が復活。
最後に左右の足先の感覚が戻ってきました。
※ホカロン無しです。

それでも、しばらくサボっているとまた指先が痺れてきてしまいます。
さっきのセブンイレブンでインナーグローブ代わりになる薄手の手袋を買って交換しておけばよかった。
と後悔するわけですが、ランドヌールって変なところでケチくさい人が多い?(というか自分だけか)
買えば済むのに買わずに我慢するってことがあるのです。反省w

後ろがのびたり縮んだりを繰り返しながら、そろそろ茂木というところで「トイレ大丈夫?」と訊きます。
千葉600のルートとは茂木の通り方が若干異なるので、道の駅はとおりませんがすぐそばは通過します。
道の駅のトイレなら割と安心して使えるので、立ち寄ってもいいかなと思うのですが、「いいです」と却下されます。

が、やっぱり茂木を過ぎてしばらく行ったところで、那珂川を越えたところで左手にトイレがありそう。
まだPC4までは11kmあるので、「トイレ行っておいた方がいいんじゃない?」とトイレ休憩。
停まると時間がかかる、ということもあるのでなるべく停まらずに行きたい気持ちもあるのですが、我慢してはしるのはよくないです。チームだと特に遠慮することが多いので、難しいところです。
0:28〜0:40(12分ほど停止)

そしてPC4セブンイレブン桂赤沢店(道の駅かつら・隣)へ辿り着いたのは、01:07でした。
キューシートでは259.4km地点(計算上のクローズ01:46)

走行計画では、PC4の到着が22:30、出発が22:50となっており、3時間16分の遅れ。
すなわち今回の仮眠ポイント・ご老公の湯へは立ち寄ることができません。

このPCが寒かった。ここは氷点下3度ぐらいだったみたいです。
15分ぐらいここで仮眠したかったけど、
他のみなさんは「ここでは寝れない」(当たり前)という判断。
眠くても水戸まで下っていくことを選択します。

普段はあまり使わないのですが、あまりに疲れて眠いので、メガシャキを投入。
その後に備えます。

上州からっ風にやられブルベから、北海道のブルベより寒いブルベ(AJHタナカさん談)へ
この後に続きます。

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2012フレッシュ千葉407完走(前編/3) [Fleche]

2012.4.9(月)

週末はAJ千葉主催のフレッシュに参加してきました。
結果からすると無事ゴールできた訳ですが、向かい風と寒さでかなり厳しいものとなりました。
日曜日朝にゴール(24時間地点)で一旦力尽きてから、ゆるゆると向かった犬吠埼。
風はあっても土曜日に比べればだいぶ落ち着いたもので良い天気になっていました。
※ぎょうけい館から眺めた犬吠埼灯台
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ログを書いておかないと、また途中で立ち消えてしまう予感がするので、無理矢理書いておくことにしましょう。
前・中・後、3部作構成でお届けします。(あくまでも予定w)

前編のルート(実走ログ)
↓2012Fleche407・漫遊水戸黄門実走ログ(1)という文字をクリックすると
 ルートラボ単体でページ表示され細かいログが全部まるわかり

漫遊・水戸黄門チームのコースは、実は秋に開催予定の関東一周600kmの一部コースを使っての試走も兼ねていたりします。(逆回り)
そんな訳で、スタートは等々力スタートのゴールでお馴染みのデニーズ武蔵中原店。
8:30がスタート時刻となりますが、8時前に辿り着いてモーニング食べてからというぐらいの予定。
前の晩に早寝すればいいのに、なんとなくいろいろと雑用とか遊んだりして夜更かししていたので、実際に就寝したのは少し遅め。ギリギリまで寝ていたいと思って7時に目覚ましをかけたけど6時過ぎに目が覚めてしまい、6時半まで横になって身体を休めてから起床。
いつものように無塩野菜ジュースを飲んで、オールブランごく少量にミルクをかけて食べます。コーヒーいれて目を覚ましてから装備品で何を持つか最終判断でサドルバッグを入れ替えます。

途中にわか雨がパラつく可能性があるので、前後泥よけ(フェンダー)は外さずそのまま行くとか言ってたわりに、雨具はここで外します。防寒対策で重ね着にもできるのですが、なぜか替えの靴下だけ2足もいれたり、自分でもよくわからない選択をしています。

7時42分に自宅をスタート、二子橋から川崎側へ渡ります。等々力緑地だと右岸の多摩サイを走って行くのですが、デニーズなのでちょこちょこっと違うルートを辿って走ります。

8時を少し回った頃にデニーズ武蔵中原店到着。チャーリーさん、チコリンさん、タナカさんは到着済。
とりあえずお約束のデニーズモーニング(デブ仕様)
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そうこうしているうちに、なぜかお見送りでやたら元気なお方がお見えになったり。
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ボンゴさんがまだ食べている途中で、もうすぐ8:30だからと各自精算しに行きます。
私のレシート時刻は8:30丁度でした。

ゆるゆると余裕かまして?そこから重い腰をあげてスタート準備にかかります。
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デラックス隊は走りが遅いのでそんなに余裕はないはずなのに、この余裕。
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まきさん、いつもながらやたらとお元気。お見送りどうもありがとう。
実はこの日の6:00スタートでBRM407青葉300km本栖みちにエントリーされていたのですが、お子さんの学校行事などの関係でDNS。合間を縫ってお見送りに来てくれたという。(パワフルすぎる)
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結局、実際にスタートしたのは8:42頃でした。
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スタートして直後は南武線沿い、久地から府中街道(旧道)に入りそのまま府中街道で是政橋まで走ります。
風向きがね、やっぱり西と北で向かい風になるというイヤな方向。

是政橋を渡ったあとは、花園200でお馴染みになった多摩サイ脇の一般道。西に向いているので正面に富士山、そして桜もだいぶ咲いてきました。
この時の先頭はAJHタナカさん、北海道ではまだ走れてないらしく足が心配ですが、他がデラックス隊なので相対的には一番速いという微妙なチームです。
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日曜日は花見客がたくさん出てくるだろうなぁ、と思いつつ、まだ暖かい日差しの下を進みます。
(停まるとちょっと暑い)
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デラックス隊@青葉の面々
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日野バイパスで右岸に渡って万願寺からうにょうにょルートで花園200風に走っていって、PC1ファミリーマート青梅吉野街道店(花園200で復路PCだったコンビニ)へ到着したのは、11:14(47km地点)
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移動速度(実時間)15km/hが標準ペースになるので、概算だとPC1は11:30ぐらいになります。
ちょっと休んで貯金ゼロという時間ビンボー状態が既にここから始まっています。

この先、北の方の空を見るとかなりの雲量、にわか雨にいつ降られてもおかしくない状態でモチベーションがマイナス志向。もうここで帰りたいな、とわりと本気で思います。それでも何とか気を取り直して、

15分休憩して再スタートが11:29、ほぼオンタイム(貯金ゼロ)です。
ここから先はしばらく前を牽いて、多少貯金を作らないとお昼ご飯が食べられません。
北へ進路を取ると向かい風ですが、一部北東へ走る区間などで向かい風の呪縛から一瞬逃れられたりもでき、信号が少なくなってくるのも相まって、少しずつ時間貯金を回復していきます。

K30バイパスを気持ちよく飛ばして途中信号にひっかかったところで、お昼ご飯をどうするか訊きます。
どこかこの先で食べようという確認だけして少し走ると、チェーン店のうどん・そば屋さんがありました。
通り過ぎた時点で、チコリンさんから「ここは?」と訊かれましたが・・・時刻は12:40ぐらいですが、ここで休憩はいくらなんでも早すぎます。
PC1からPC2までは距離が少しある(78km)ので、どこか途中でお昼ご飯を食べる予定にしてましたが、毛呂山だと、PC1からまだ1時間10分しか経っていません。

多分、会話(の前提条件)が成立してなかったのだと思いますが、私の頭の中ではPC1で15分休憩して、1時間10分しか走ってないのに、またランチ補給というのは計算外でした。
今日はだいぶ弱っているデラックス隊なので早めの休憩が必要な状態なら、そうしないといけないのだろう、と越生で通りがかったお蕎麦屋さんで「ここでいい?」と訊いて一旦停止したのが12:53、PC1からまだ1時間半も走っていません。

増田屋のれんわけ系のおそば屋さん。(スタートから76.3km地点、GPSメータ読み)
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お店の前の花が綺麗に咲いているので、たぶんここが最後だと思ってプチ花見。
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ネタ的にはやっぱり揚げ物が入らないとしまらないので、かつ丼セット
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タナカさん、実はランドヌール5000にリーチじゃなくて、1000km走ってなかったことが発覚。
(というかみんなが勘違いしてただけ?)
じゃあ、今回フレッシュ落としても、別にいいか?とかモチベーションが微妙にあがりきらない状態にまた引き戻されます。
※ネタ的におもしろおかしく書いてますが、実はモチベーションが高すぎるのもブルベ的には難しいのです。
 ゆるーいモチベーションぐらいが一番完走率が高いんじゃないかな?と個人的には分析。

ゆるゆると支度をして、蕎麦屋さんを再スタートできたのが13:33。(40分休憩)
PC1からここまでは割と順調に走れる区間でなんとか30分ちょっとの貯金を作ったのが、ここで再び貯金ゼロへ転落。(76.3kmだとするとクローズ時間は13:34)
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普通のお店なので出てくるまでに普通に時間がかかります。ランチ補給は待ち時間ができるので、少し長い距離を走ってから休むぐらいなら丁度よいのですが、あまりに早すぎて無駄に休憩時間が長くなってしまいました。反省<(_ _)>

笛吹峠はお約束、最近よくここを走っている感じがしますが、わたしは確か3回目(反対も入れると通過は5回目)
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使い回しではありません。今回のスナップ。
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笛吹峠、峠という名前だけで実際はちょっとしたスロープの丘でしか無いのですが、今日の天候(向かい風)と走ってないデラックス隊にとっては、結構きついものがあるのです。
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そして、花園200ではゴールだったコンビニを発見。花園橋(南)交差点
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ここで終了で帰りたいな。今折り返したら帰りは追い風サイコー!!状態なんだけど。
ということをチラッと考えてしまう訳です。
この先まだまだ北上しないといけません。

向かい風にやられているとお腹も冷えます。トイレも近くなります。
コンビニだと時間がかかることが多いので、こういう時は公衆トイレ利用が一番です。
以前のブルベでも使わせて貰ったことのある小前田駅のトイレで一旦停まることにします。
14:57〜15:01(4分程度)の停止
コンビニだとなんだかんだと最低15分以上停まることが多い(グループだと)のでこういう場所は貴重です。
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この先、八高線の踏切で珍しく停止。ローカル線は電車が遠いところから遮断機が下りて延々と待たされます。
そういえば、ここも鎌倉街道。(踏切名に書かれていました)
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本庄あたりから風はさらに強くなります。
利根川を渡るとさらに勢いは増し、こちらは速度がさらに低下。15km/h出ません(泣)

PC2セブンイレブン伊勢崎今井町店(124km地点)に到着したのは、16:13でした。
もうここで輪行袋を用意するか?とかいう会話が、いったい何度目?というぐらい交わされます。

フレッシュは24時間でどれだけ走れるか?というものなので、途中のPCは経路を走っている通過チェックになります。そういう意味ではオープン・クローズ時間は全く関係ないのですが、最後に帳尻を合わすにしても、途中のクローズ時間は気になります。
124km地点だとクローズは16:46となり、今回PC2へ到着した時点で33分しか余裕が無いという状態。
補給休憩を終えて再スタート切ったのは16:37(貯金9分、僅かながらいちおう貯金ができていたらしい)
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ちなみに走行計画では、PC2の再スタートは15:15を予定していたようです。
向かい風にやられて移動速度があがらず、時間的にかなり厳しい展開を迎えていました。

この先、もう少しだけ北上したあとに、進路を東へ変えることになります。
そこで少し楽をさせてもらうというか、向かい風の呪縛から逃れられたらいいな?という一縷の望みだけがモチベーションの源泉となっていたりします。
追い風サイコー状態は無理、またここまでの時間帯が一番風が強く吹く時間帯であとは風が次第にゆるやかに収まっていく予想があるので、トータルでは向かい損は回収できないことは自覚してます。

えっと、誰だっけ?こんなコース引いたの?(^_^;)
この季節は荒れると結構たいへんだからなぁ、北関東まわるのも一苦労です。
上州からっ風にやられブルベ、この後に続きます。

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2012年、明日は千葉フレッシュ [Fleche]

2012.4.6(金)

今週末、日曜日はイースター(復活祭)です。
イースターと言えば、ブルベの人にとってはフレッシュ(Flèche)です。

フレッシュといえば、パリのノートルダム寺院がスタートだったらしいので、
PBPのついでに観光してきたときの写真を探し出してきて載せてみたり。
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昨年2011年は変則的に秋に開催されましたが、今年2012年は正当派というか本家と同じくイースターに合わせてフレッシュが開催されます。主催はAJ千葉。

フレッシュは通常のACP公認BRMと異なりチームで走るイベントになります。
3台以上5台以下の自転車が24時間で360km以上走り続けます。

一昨年から参加していますが、今年も同じく「漫遊・水戸黄門御一行」チームで出走します。
チャーリーさん、チコリンさん、私は3年連続。
ボンゴさんは昨年お休みして2回目、ここまでが青葉スタッフ。
そしてAJHの大王タナカさんを今年はお迎えしての5人チームとなりました。

今年の最終目的地、ナイスブレイスは犬吠埼。
AJ千葉サイトを見ると、37チームが出走予定とのこと。さすが関東で開催だけあって凄い数。
PBPの翌年でもあり、ランドヌール5000を獲得するために初フレッシュという方も多いかもしれません。
※ランドヌール5000というのは、200、300、400、600、1000、PBP、フレッシュを4年以内に完走して、認定距離5000kmもクリアした場合に得られる称号です。
日本からだとまずPBPが4年に一度しかないのでそこの敷居が一番高いのですが、最近は毎年フレッシュも1000kmも開催されているので、PBPさえクリアできれば何とかなるようです。

うちのチームは、黄門様のチャーリーさんが仕事の都合でPBPをDNS、次回のPBPでランドヌール5000となるための布石?として今年もフレッシュを走ります。
大王タナカさんは初フレッシュ、これを完走すればランドヌール5000です。
ある意味、今回のエース。あとは雑魚2枚がなんとか一緒にくっついて360km以上走り抜けばよいのです。
チコリンさんは、フレッシュは3回目ですがランドヌール5000には1000kmが足りないとのこと。どうも海外で1000km走ってくる?という噂もあったり。
ボンゴさんは私と同じく、PBPでランドヌール5000はクリアしています。

大王タナカさんは北海道なので、まだシーズン前みたいなもの。でも走れば問題ないでしょう。
残りの青葉スタッフは・・・デラックス化が著しくかなりのろのろとしか走れない予定。
本来速いはずのボンゴさんも仕事が忙しすぎて殆ど自転車に乗っていないらしく、先が危ぶまれます。

一応オーバーナイトで走るのでいろいろと小物が増えるため、モンベルのフロントバッグを使います。
普段ライトはハンドルバーから下吊りにしてますが、上に変更します。
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メインはCATEYE HL-EL540を使います。リチャージャブルタイプのものもあるのですが、ちょいとビンボー仕様で普通のタイプに手持ちのエネループを使っています。単3x4本仕様、普通に走るならこれ1灯でも十分。

キャットアイ(CAT EYE) ヘッドライト ECONOM Force HL-EL540

キャットアイ(CAT EYE) ヘッドライト ECONOM Force HL-EL540

  • 出版社/メーカー: キャットアイ(CAT EYE)
  • メディア: スポーツ用品

この他は、GENTOS SG-355B と なぜか4本も持ってる SG-305(廃番)

GENTOS(ジェントス) 閃 355 【明るさ100ルーメン/実用点灯10時間】 SG-355B

GENTOS(ジェントス) 閃 355 【明るさ100ルーメン/実用点灯10時間】 SG-355B

  • 出版社/メーカー: GENTOS(ジェントス)
  • メディア: スポーツ用品
だんだん横着になってきたというか、距離別に仕様を変更するのが面倒で普段でも3灯ぐらい装備してますが、点灯させるのは2灯です。1灯は予備として以前はサドルバッグにしまってましたが、今はすぐ点灯できる状態でスタンバイさせてます。

本当は今の6600アルテグラから6700アルテグラ(STIからケーブルがハンドルに沿ってスマートになるタイプ)に変えて、しっかりしたフロントバッグ(しかも上にマップホルダー付き)とかがいいなぁ、と憧れてはいるもの、コンポ交換すると結構な金額になるので躊躇して踏み切れず、というところ。

シフトケーブルがちょっと邪魔ですが、いちおうモンベルのこのバッグならなんとか使えるという。
ブルベでも使っている人は多いと思います。
モンベル(mont‐bell) サイクルフロントバッグ 1130110

モンベル(mont‐bell) サイクルフロントバッグ 1130110

  • 出版社/メーカー: モンベル
  • メディア: その他

シフトケーブルとバッグの関係、モンベルの写真だとこんな感じで下に回しているのですが、好みの問題というかなんというか、私はハンドル側に回しています。

たいがいこのフロントバッグのサイドに、100均調達の「耳栓」、「アイマスク」、「エアー枕」の3点セットを入れていて、どこでもすぐ仮眠できるように備えてます。(あれ?そういえば枕どこいったか?探し出さないと)
大きな声では言えませんが、隅っこの方で15分とか30分、短時間仮眠で眠気を取ってから走行再開するのがブルベの時の基本的な行動パターンです。

フレッシュだと、眠くなるタイミング(休憩タイミング)が各自バラバラになるので結構キツイのですが、途中どこかで少しでも休憩できるなら、横になって身体を休めるのが一番自分としては合ってます。

明日のスタートは、デニーズ武蔵中原店集合で8:30スタートです。
この8:30という中途半端な30分は、オリジナルでは8:00スタート申請で出していたところ、主催者から30分ずらしてくださいという指示が入ったためです。

このあと、装備のチェックをしてから、今日は早めに寝ることにしたいと思います。(ほんとか?)
来週末から再来週にかけて、BRM414定峰200、BRM417定峰200、BRM421沖縄300、BRM421沖縄200と4本主催が集中しているので、いろいろと事務作業があるのですが、日曜日の夜自宅に帰ってくるまでお休みです。

裏番組で、BRM407本栖300(登戸6:00スタート)やってると思いますが、そちらには関与してないので、(DNSメールはCCで入ってきますが担当外なので対応はせず)参加される方の無事を祈りつつ、自分も別のところで走ってきたいと思います。


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2011福岡フレッシュ:素晴らしい記念メダル [Fleche]

2012.3.25(日)

本日、AJ福岡・ダンゴ虫さんから昨年秋の福岡フレッシュの認定証とブルベカードが届きました。
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※いまさら消しても一部の方にはバレバレですが、名前は消してあります。

そして、噂には聞いていたのですが、とても素敵な記念メダルが同梱されていました。
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これは凄い!!感激です。
フレッシュにはメダルは存在しません。本来、紙の認定鉦のみです。
しかしながら、このメダルはAJ福岡独自で作成されたもの。
ダンゴ虫さんの粋な計らいに、さすがだなぁと呻るばかり。

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フレッシュというのは、通常のACP公認BRM(私達が普段走っているブルベ)と異なり、チーム走で各地から目的地(ナイス・ブレイス)を目指す24時間走です。
フレッシュについては、AJの当該頁を参照ください。(フレッシュとは

2010年春は5名で走り、2011年秋(後述)は3名で走りました。
通常フレッシュは、イースターに合わせて開催されるので春なのですが、日本の場合はそこに限定されません。
そして昨年2011年はPBP開催年でもあったことから、春ではなくPBP開催後の秋に日本でのフレッシュが開催されたわけです。
(そういえばフレッシュのログは途中までブログに書いてますが・・・・あれ?)

今年の千葉フレッシュはもうすぐ開催されますが、5名の予定だったりします。
ちょっといろいろ思い出しながら、作戦を考えたいところです。



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