2014.10.5(日)
基礎がないのに応用ばかり求めても、なかなか成長しないと思うことがあります。
長距離ツーリングを日常的に楽しんでいて、その延長線上にブルベがあるわけです。
あくまでも個人の見方のひとつに過ぎないかもしれませんが、その基本が崩れるとちょっと偏ったサイクリストになってしまうような気がしています。
目的を持ったサイクリングでは、目的地や立ち寄りスポットをまず定めて、当日の予定ルート、行程の目安となる走行計画などを事前に練り込んでいきます。補給しづらいところでは事前に補給計画も検討する必要があります。
これが普通にできることが本来ブルベに参加する上で最低限必要な基準なんだろうなぁ、と思うわけです。
短い距離でもいいのでワンデーサイクリングのコースを自分で計画して引いてみて、思った通りに走り切る。
そういう経験を積み重ねて、その先にブルベがあるんじゃないかという感じです。
3年ほど定峰200というコースで多くの「初めてのブルベ」参加者を受け入れてきてますが、
「ただ走れればいい?」
ということでは無いのでは?と、いつも終わったあとに反芻してしまいます。
チャレンジすることが悪いことではないです。
ただ、チャレンジするにも、ステージに立っていいかどうか?
参加条件の目安をもう少しわかりやすく提示した方がよいかもしれません。
ただ、そういうところまで提示してしまうと、
参加者の自分の判断能力をさらに奪うことになりかねない、という見方もあり、痛し痒しです。
BRMは20歳以上で長距離ツーリングの経験、および同等の力量があり自己完結できるサイクリストで、
賠償付き保険に加入すれば参加できます。
・20歳以上(日本国内では成人年齢となる20歳、フランスでは18歳以上)
・長距離ツーリングの経験、および同等の力量
・自己完結できるサイクリスト
・賠償付き保険の加入(AJ規定では、賠償責任保険5000万円以上が必要、1億円以上を強く推奨)
長距離ツーリングの経験、自己完結できるサイクリスト
ブルベに初めてエントリーする前に、自分自身で胸を張ってこれがクリアできてると言えるでしょうか?