経緯とか、過去のAJサイトなどいろいろ紐解くと分かるのですが、
ざっくりまとめると次のような感じだったりします。
※人数は参照した資料によって若干異なるので正確でないかもしれません
・1999年(第14回)3573名
参加者が爆発的に増え始める
・2003年(第15回)4184名
日本から初めて参加(20名)
・2007年(第16回)5311名
日本から2回目の参加(112名)、五大陸40ヶ国以上から参加で国際化が進む
この2007年の時に、主催者側のコントロールできるキャパシティを超えてしまったようで、
2011年からは全体で人数を制限し、国別に枠を設けることが決まったようです。
5000人程度のキャパシティをさらに広げる努力をACPはやってきたようですが、
2010年シーズンが始まる前には、まだそれがどうなるかもわからず、
AJ内でいろいろと議論があったうえで、日本国内に割り当てられる枠については、
2010年の認定走行距離の長さ順で国内優先順位を付けることにきまりました。
そして、昨年2010年は数多くのブルベが開催され、国内優先枠の上位に並ぼうと、
例年以上に過走行気味の人達が続出し国内の各BRMのエントリー合戦も熾烈を極めました。
北海道など遠隔地の方は、地元で自分たちが開催する分だけだと3200km
(それ以上はいくら走っても3200kmとみなす上限値)
まで到達することはできず、何度も飛行機で内地へ認定距離を稼ぐべく出張してきていたり、お金も時間も想像を超えたレベルで費やしていたようです。
また、せっかく飛んできても春の雪でBRM自体が中止(延期)となり、
その時点で、もう追加遠征費用(時間)は捻出できずPBPを諦めた人がいる、
というような事も聞いた覚えがあります。
すでに288人という枠が決まった後では、「ばかじゃないの?」と言われるかもしれません。
しかし、2007年にまだブルベを走っていなかった人や、
2007年のPBP(かなりの悪天候で時間延長の救済措置まであったらしい)を泣く泣くDNF
せざるを得なかった人にとっては、この熾烈な競争は本気で戦い抜いたものだったと言えます。
結果として、日本全体ではかなり多くの認定走行距離の累積となり、
それが遠因として2011年のPBPの日本人枠が288人という、ある意味大盤振る舞い的な
枠の設定につながっているのでしょう。
この枠は日本のブルベで走った人達すべてで勝ち取ったようなものだとも言えますが、
実際に288人も参加できるのか?というとそれはまた別の至難が待っています。
既に引退(リタイヤ)した世代であれば、お金の工面だけかもしれませんが、
そうでない世代であれば、休暇をとることも含めてハードルが高くなります。
また、参加を決めていてもそれまでにSRをきちんと取って正規の参加資格をクリアするか、
病気や怪我などせずにパリのスタート地点に立てるか。
そんなことを考えると、私個人にとっては、
今回は最初で最後のチャンスかもしれない。
そんな風にさえ思っています。
走り続けていれば、いつかいけるかもしれない。
そんなとらえ方で、この先もゆるゆるとブルベを楽しんでいきたいと思っています。
が、せっかくのチャンスがあれば、それは活かした方がよいのではないか?
爺・婆になっても楽しめる遊び、というか本来、主力は世界の爺・婆が中心で、
まだ40代の自分はブルベの世界では若造・洟垂れ小僧にしか過ぎませんが、
それでもあえて言っておきたい。
若くてもいいじゃない。
行きたいと思ったら、PBPへ行っちゃっても。
次にチャンスがあるかどうかは、わからないし、ね。
国内事前登録は2/5までです。
行く気があるなら、登録しておきましょう!!
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