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点の記憶をたぐりよせて [PBP]

2011.9.5(月)

フランスから帰国して1週間が経ちました。
PBP遠征の間、放置しまくりだった仕事や各種作業が山のように溜まっていて、思うように記録を掘り返せていません。

走っている間は、楽しかったり、苦しかったり、諦めかけたり、奮い立たせたり、と、いろいろな感情が駆け巡っていたりもしたのですが、正直な話、記憶としては全てが「点」としてしか思い出せないのです。

それをつないで、再構築することに意味があるのかどうか?
少なくとも自分が理解すること、また、誰か他の人にわかるように説明するためには、その記憶を「点」から「線」へとつないでいく作業が必要になります。

幸いにして、GPSログは全て残っています。また、たまにですが、パチリと撮ったスナップには日本時間(フランス時間に設定変更していなかった)のタイムスタンプ付きで何かが写っていたり、twitterでポロッとつぶやいていたり(こちらはtwilogで後から確認可能)、足跡を辿るヒントは少しですが残っています。

PBP参加者の方のブログやレポートを少し読ませてもらうと、みなさんしっかりと記録も記憶も残っていて、かつ的確にまとめられていて素晴らしいです。もう、それだけでいいじゃない?って思えるぐらいなのですが・・・
自分は自分で出来る範囲で、ショボくても記録は少しずつ掘り返して残していくことをやらないとなぁ、と重い腰をよっこらしょと上げることが、まずは必要なのでしょう。

そういえば、今回の目標は「なんとか(自分が)完走する」ということであって、それ以外は二の次でした。
今の自分にとっては、それすらも多少背伸びしないと達成できない目標であって、それが出来ただけで本来はOKなのだと思います。
スタートの際の動画撮影が、どうもうまく撮れていなかった、という落胆が実はあったりするのですが(苦笑)
あまり余裕が無かったのも事実です。
R0065037.jpg


2011年・夏
準備不足で走力不足
そんな状態でも、なんとか天候に恵まれて、たぶん最後は根性だけで走りきったという、
弱弱ランドヌールの足跡を、自分で残しておきたいと思います。

まずは、ブレストを目指して! 黄色いサインを頼りに走っていくことにします。
DSC05063.jpg

スタートする時は、第一目標が140km先の補給地点、第二目標が最初のコントロールである221km先のヴィレンヌ・ラ・ジュエル(って、その時は読み方すら怪しかった)
そのくらいしか考えられませんでした。走りながら先々のことを考えて行くというぐらいで走行計画も無し。
走行計画があるとすれば、最初の仮眠予定の449km先のルディアックになんとか滑り込んで、ドロップバッグを見つけて仮眠して、最後に折り返しの618km先のブレストまで辿り着くこと。
たぶん、折り返しまで辿り着けたら、あとは「帰るだけ」という、あまりにテキトーなレベルです。

弱いなら、弱いなりの走り方がある。
実はそういう強い信念があって「たぶん完走する」という楽観的な考えがあったのも事実です。
口では「よわよわ〜」とか言ってますが、ブルベに参加し出してから約3年。まだまだ初心者とは言え、それなりに本数も距離も走り込んで、少なからず経験を積んできている訳です。
走れないはずがありません。(コースの強度次第で山がのぼれなければタイムアウトはあっても、距離的に完走できない距離ではないという意味)

昨年、無理してでも北海道1200を走っていて本当によかったなぁと、PBPのスタートラインに立った時に心底感じました。1200kmは走れる。僕は走ったことがある。(平坦だけどw)
その経験に裏打ちされた自信のようなものは、やはり大きな違いとなって後から効いてくるのでした。
今年も、600を3本ほど(沼津クラシック、豪雨の茂木、恵庭)走っていて、それぞれそれなりに苦労をしつつ、なんとか完走できているので、やられつつもなんとか帳尻を合わせて完走するコツ?のようなものは自分の身体と相談しつつ出来るようになっていると自負していました。

時系列に拘らず、ポツポツ書いていきます。

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