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2024.03.18 BRMの参加者、スタッフ、関係者の方へ [BRMスタッフ見習]

2024.03.18(月)

たいへんご無沙汰しております。
現在、BRMには参加者としてもしばらく足が遠のいていますし、運営には関わっていません。

そんな自分が言うのも僭越かと思いますが、少しだけお話させてください。

週末、自転車事故があり、残念なことにBRM参加者がお亡くなりになったと聞きました。
ご冥福をお祈りします。

BRM参加者、またスタッフの方、同じブルベに直接関わっていた方だけでなく、多くの方に衝撃が走っているのではないかと思います。いろいろ考えることがあるかもしれません。


ご自分で感じたこと、それはご自身の中でのことです。
まずは、そのこと自体は受け止めてみてください。

人は不安になると、何かにすがって安心したくなります。
人によっては、誰かを悪者に仕立て上げて凶弾することで、自分の気持ちを落ち着かせようとすることがあります。
そのこと自体は、その人自身にとって、心の安寧を求めるためのものであるので、そのあたりは「そういう人もいるよね」というぐらいに受け止めて、それ以上は関わらない方がよいかもしれません。

ご自身で感じたこと、いろいろ思うことは自由です。
ただ、誰かのせいにしたいとか、そういう気持ちが起きたとしたら、それは心の中に留めてください。
内心の自由はあります。表に出してしまうと、それは自分が加害者になるリスクを背負うということにつながります。
まともな判断能力があれば、わかることですが、気が動転していると気づかないこともあるでしょう。
そのあたりは、よくよく考えて、心の中に留め置いてください。

閑話休題
ここから、少し別の話になります。

BRM運営スタッフ、また当該団体ではなくても別の主催スタッフなど、運営に関わっていた方の受ける衝撃は、参加者とはまた違ったものがあると思います。
頭の中ではわかっていても、実際にどこかで事故があったと聞くと、心がざわつくのは仕方のないことです。

その自分の気持ちは、自分自身で受け止めてあげてください。

私自身はBRM参加者として、またスタッフとして数年活動していました。
スタッフとして活動していた期間、まわりでいくつか事故がありました。
その度に、身を削られる思いをし、あまり長期間、責任者として関わることは身が持たないと思ったこともあります。それゆえ、しばらく前に、引退と称して運営から身を引かせていただいてます。
(無責任だと言われることもあったようですが、それまでにある程度の責任は果たしたと思いますので、なにとぞご容赦ください)
間接的には、BRMスタッフの仲間というべき方が、海外BRMで亡くなることを2回経験しています。
直接的には、自分の担当や主催での事故も何度かありました。
スタッフですが一参加者個人として走っていたBRMで事故を目撃したこともあります。参加者救援に当たったことも、スタッフとして自宅から救援に向かったこともあります。(公式には救援はしないことになってますが実際は行ってたりします)
非番だと思っていても、ほぼ毎週末、最終走者が無事に戻ってくるか、試走スタッフが無事に戻ってくるか、心が休まる暇はなかったです。

個人差のある話なので、それでも強い意志をもって運営にあたれる方も多いでしょう。
一スタッフであれ、代表であれ、受けるプレッシャーは相当なものがあります。
本来、自己責任という話ですが、BRM関係者の中でも、誰かに責任を押し付けたがる人がいたりします。
世間一般、特に日本という国においては、それが顕著だったりします。
そのことの是非については、なんとも言えないのですが、少なくともBRMに関係している方にお願いしたいこととして、誰かの責任にしようとする、ことは避けてください。

BRMはごく普通の自転車乗りとして一般公道を走ります。
走っていれば、どこかで事故に遭うこともあります。それはBRMでなくても同じです。
自転車に乗ってなくても、車で走っていたり、歩行者として歩いていたり、バスやタクシーに乗っていても事故に遭うことはあるのです。
その大前提をきちんと理解、把握したうえで、BRMとしてはどうすべきなのか、があるだけです。

どのリスクを許容して、どのリスクを回避するか。
その積み重ねでBRMコースは引かれています。
その時のベストを尽くして準備はしますが、交通状況や天候は当日その瞬間、誰にも予想することはできません。
唯一なんとかできるのは、そこで走っている参加者本人だけです。

スタッフの方には、それ以上の無理な要求をしないようにお願いします。

前をよく見て走ってください。
最後はこれに尽きます。

それでも避けられない事故もありますが、多くの事故は前を見ていれば防げたことがかなり多いという現実があります。
人が完璧に注意を払って行動できるということはありません。
前を見てといっても100%見ていることはないです。必ず見てない瞬間があります。
後方確認をしている一瞬でも、前は見ていなかったりするわけです。
そのことを十分理解した上で、なるべく前をしっかりよく見て走る。
できることはそのくらいかもしれません。
(海外BRMでの事故など、どちらも後ろから車に追突されているので、ほぼ防ぎようがないですが・・・)

スタッフの方も、リスクをできる限り多く予見して、注意事項などをキューシートやブリーフィングでお伝えしていると思います。が、限界があります。最後は参加者自身の判断です。
そこは切り分けて考えるようにしていただきたいと思います。

とりとめのない話になってしまいましたが、何か伝わるものがあれば幸いです。
みなさま、どうかご安全に。






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