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2010BRM417振り替え911青葉300km完走(3. 復路編) [BRM]

本編の続きです。往路は1つ前のエントリー、データなどは2つ前のエントリーに記述しています。
(2010年9月11日開催)

300kmブルベの制限時間は20時間です。コースのどこに山岳があるかで、ペース配分や通過時間は変わってきますが、今回の青葉300kmでは、PC3 デイリーヤマザキ富士川ライン店 165km地点が、折り返し地点のような位置づけになります。

PC3〜PC4 226.4km セブンイレブン山中湖平野店
PC3からすぐの上沢Sを左折すると、本栖みち。約20kmほど上りが続きます。富士五湖へのぼるルートの中では、さほど勾配はきつくないルートなのですが、今回は(も?)消耗している身体での上りになるので結構堪えます。
上り始めてしばらくは、まだ勾配が緩いのと、南よりの風に押し出される感じで楽に走れるのですが、そういう区間は長くありません。後半は勾配が平均6%ぐらいになってきます。平均でいうと6%とたいしたことの無いように思えますが、下部温泉(道の駅しもべ)の少し先ぐらいから10kmで標高差600m近く上ります。
勾配の付き方は違いますが、この後半だけでヤビツと同じぐらいと考えれば理解しやすいかもしれません。
(※ヤビツは11.7kmで659m、平均勾配5.9%といわれてます)

通常なら前半は30分、後半は1時間もかければ上れると思うのですが、今回は全く上れません。日中、暑さでだいぶやられて消耗しているのも効いてるようで、34Tx27Tでゆるゆると上ることしかできません。
途中、左側で休めるスペースが時折出てくる民家の前ぐらいしかなく、やむなく反対側の広い路肩で小休止。ロックアイス袋の溶けた氷水を手足にかけてから、首筋に氷をあてて冷やします。もう夕方近くになってきているのに、上りに入るとオーバーヒート気味。なんで夏太りしちゃったかなぁ、とか思っても、今更急に痩せることはできません。あきらめて冷やしながら騙し騙し上っていきます。最後のトンネル手前まで登り切って、本栖湖へ通じるトンネルを走り抜けるまでは、徐々に標高が高くなるにつれ気温が下がっていったもの汗は止まらず、といった状態でした。
PC3から約20km、2時間かけてようやく本栖湖へ到着です。

DSC01531.jpg
まだ日没時刻の前で、富士山もなんとか拝むことができて良かったです。
ここから先は夜間走行になるので、オルトリーブLのサドルバッグを今回初めて開いて、GARMIN Edge705の外部電源用に持ってきているエネループ・リチウムイオンKBC-L2Aを1個取り出します。ステム手前につけてあるトライバッグにバッテリーを入れて、巻き取り式のUSBミニケーブルでEdge705と接続します。外部電源をつないでいるとバックライトは常時ONにできるので、ヘルメットライト無しでサイコン代わりのGPS画面を確認できるので重宝します。
余裕がないとあまり撮れないのですが、これまで出しっぱなしにしていたカメラHX-5Vを、もう諦めてサドルバッグへしまいます。本当はもう少し富士山が赤く染まるまで眺めていたいのですが、あまり時間的余裕もないので動画もこれ以降は撮らないことになります。
(※夕方になると、これまであまりろくな動画が撮れた試しがない)

ちょこちょこ準備をしていると、後続のブルベライダーがどんどん通り過ぎて行きます。ちょうど、後からひとりブルベライダーがやってきて、隣でiPhoneで写真を撮っています。で、一言「今、twitterにアップしました?」と訊かれ、そうですと応えると、同じくtwitterにハッシュタグつけてアップしてたようでバレてしまいました。
止まらないで淡々と走るのが実は一番疲れないのです。ここで止まっていた時間は、取り戻そうということはせずに、抜かれた人たちを追いかけるようなことはしないのが賢明な判断です。自分のペースで次のPC4まで淡々と走っていくことにします。このあたりの気温は道路の標示で22度、ちょうど日が暮れてきてだいぶ涼しくなってきました。
それでも、まだ汗だくの自分には気温は高い方なのでアームカバーやレッグカバーを装着せず、そのまま走行していきます。本栖湖をぐるっと回り込んで本栖Sを左折して139号に出ると、多少交通量が増えてきます。夕暮れなので多少気を遣いながら、そこそこのスピードで走って行くとだんだん身体が楽になってくるのを感じます。ようやくオーバーヒート状態から脱却したようで、ホッとします。

精進湖を過ぎ、西湖のあたりを過ぎ、道の駅なるさわで休憩しようかどうか一瞬迷いましたが、夕方は食べるものが無かったはずなのでパス。そのまま富士吉田あたりまで進んで行きます。139号沿いにある飲食店、さくっと食べられるところで何か補給しておきたいということで、進行方向左にある「なか卯」に吸収されていきました。店内を覗くとお客さんの入りは半分ぐらい、オーダーが出てくるのを待っている人も少ないようなので、ここで晩ご飯を食べることにします。
親子丼490円と小さな唐揚げ3つで120円というのを券売機で買って席に座ります。出てきた店員さんたちの会話がちょっと怪しい。どうも新人さん(研修中?)のようで、全く要領を得ません。少しイヤな空気が流れます。待っている間に洗面所で顔を手の汗を洗い流してさっぱりしますが、ここはペーパータオルは無かった。手はジェットタオルで軽く乾かせましたが、顔の方はそうもいかずちょっと残念。
お店の中はSoftbank 3Gがうまく掴みづらく、待っている間にたまにつながったりつながらなかったり。なか卯は久しぶりなので、こんなに待つんだっけ?と不安になりながら、厨房を覗いてみると、どうも厨房もあまり慣れてない人たちのような。人手はあるのにどうも流れていきません。結局15分以上待ってようやく出てきました。追加で、おくらの味噌汁とかも現金で頼んでしまいましたが、そのやりとりもかなり怪しかったです。
本当はゆっくりよく噛んで食べたかったのですが、多少時間を気にする感じで、ささっと完食。すぐに店を出ます。

富士吉田から山中湖へは多少上っているので、いつも以上に上りが遅い自分としてはあまり余裕がありません。時間を計算しながら山中湖へ向けてゆっくり上っていきます。何かトラブルがあった時のために、最低30分は余裕時間を持っていたいのですが、なか卯で時間を使い過ぎてしまったため、この瞬間はその30分を切っている状態になっています。
こういう時は焦らず落ち着いていった方がよいので、路面に細心の注意を払い進んでいきます。途中、踏んだら危なそうなゴミもいくつか路肩にあったりしたので、本当に気をつけるに超したことはないです。
山中湖の明神前Sまで辿り着いた頃は、おそらく計算上では貯金は30分無い状態でしたが、そこから先はほぼ平坦に近い湖畔沿いを6kmほどでPC4 セブンイレブン山中湖平野店です。手前にちょっと上って下るところがありますが、ここまでくればあとは一息なので、そのままPC4まで走りきります。

PC4では、PC3からの区間で抜かされたブルベライダーが、そこそこ休憩されているようでしたが、ちょうど近くで合宿している人たちの買い出し集団と鉢合わせたようで、店の前の駐車場は大混雑、店内もレジが渋滞しています。ここであまり時間は使いたくなかったので、補給でオレンジジュースと、ボトル補充用のアクエリアスだけさくっと手に持って一番奥のブルベライダーばかりが並んでいるレジの後ろに並びます。並びの少ない他の2つのレジへは並びません。
(※他のお客さんの邪魔にならないように、こういう配慮をするのが当たり前なのです)

スーパー300kmの方もいたようです。遠くから「ここでタイムアウトした」とか、ブルベ話が聞こえてきます。スーパー300kmの方はここからの帰りも若干コースが違うようで分かりませんが、普通の青葉300だと山中湖のPCのクローズ時刻に間に合えば、あとは下り基調になるので、よほどのことが無い限り完走の確率は高くなると言われてます。
クローズ時刻まで30分ぐらい寝ていってもよかったのですが、気温が下がってだんだん元気になってきたので、大休止は入れず淡々と走って帰ることにします。

PC4〜ゴール 307.5km ジョナサンあざみ野駅前店(レシートチェックは、すぐ近くのローソン)
平野からは一旦、山伏峠まで少しのぼってから道志道を下っていきます。このあたりはブルベで何度も走ってるので、なんとなく安心感があります。下り基調でも、たまに若干の上り返しがあったりするので、そのあたりはうまく勢いをつけて、あまり上りでタレないように気をつけて走ります。
しばらくすると後ろから追いついてきた人いました。適当なところで抜いていってくれるかな?と思ってたのですが、どうも後ろについたままです。たいがい追いつかれた時は、先行してもらうようにしてるのですが、夜間なので下りの間ぐらいは一緒に走行でもよいのかな、とそのまま走っていきます。上りも遅いのですが、下りもまた遅い方なので、適当に下っていきます。あまり意識してはいけないのでしょうが、やはり後ろに人がいると、若干ペースが上がり気味というか、上り返しでタレられないような状況だと思い込んでしまいます。本来はこの青葉300は次の徳島1000(四国1周)への調整を目的としているので、あまり疲れすぎてはいけないのですが、少し余分に脚に力を入れてしまったようです。
ちょっと失敗したかもしれません。トータルでの時間はさほど変わらないのですが、このあたりのさじ加減は本当に難しいところです。

道志道は、今や絶滅危惧種になったと思われる、走り屋風の同じ車が何度も行き来しています。軽く流しているだけみたいなのでたぶん大丈夫だとは思うのですが、もらい事故に遭わないように祈りつつ走るしかありません。エグゾーストノイズが聞こえてくるとその都度緊張が走ったりもします。
青山Sまで戻ってくると、あとは約40km。ゆっくり走って2時間半ぐらいでゴールかな?という気持ちになります。自分の身体の状態を再確認してみて、このままノンストップでゴールまで走っても大丈夫そうだということが分かります。あとは淡々と走って、藤の木Sから先の迂回路風の道と、市ヶ尾高校東Sから先の住宅地の中の道を間違えないように注意して進んで、ゴールまでひたすら走っていきます。

ジョナサンのすぐ先にローソンがあり、そこでレシートチェック用に買ったのは、不足している感じを補いたくて野菜ジュース、あとタオル。体中塩だらけで早く顔や手を洗って綺麗さっぱりしたかったのですが、予備のタオルを持ってくるのを忘れてました。そんな訳でタオルです。

ゴールの受付はジョナサンです。自転車をロックして、2Fの店内にあがると奥の方にブルベな人たちが固まっているエリアがありました。
まずはゴール手続きをしてもらい、レシートチェックで時間はOK。これで今日のブルベは完走ということで終了です。
AJ神奈川、今回のブルベ主催者、加藤さん、チャーリーさん、どうもありがとうございます。

あとは、店内でなにがしか飲食して解散。先にゴールしている人たちの方が大半ですが、まだ待っていてくれた人、お出迎えで立ち寄ってくれた人なども居て、少しだけ休憩タイム。
あまりお腹がすいてないから、ドリンクだけでいいかな?と言ってたのですが、周りが「みんな食べてますから」とか妙に勧めるので、深夜にもかかわらず大きなハンバーグとかオーダーして、ドリンクバーで、ジュースを一気に2杯飲み。
遅い時間というのもありますが、もうほとんどのドリンクが底をつきかけている状態で、みなさんたくさん飲んだのね、というのが伺い知れます。

スーパ300kmの方を走っていた、yone様ともここで会えました。昨年の4月は普通の青葉しかなかったですが、笹子トンネルから富士川沿いの向かい風までずーっと牽いてもらったことがあり、今回一緒のコースで無かったのが残念です。とはいえ、前回はこちらが1時間スタート先行してたので、途中で追いつかれて牽いてもらえただけなのですが。
朝、スーパー300kmのウェーブ3なのか、5時10分頃にスタートしていくところを後ろから声かけて、振り返ってもらった、nanさん、がるるまきさん、もまだ残っていらっしゃいました。お出迎えでatsuさんも、あと、あれ?走ってたの?と一瞬紛らわしくてビックリしたBongoさんも。
スーパー300の方へ出ていたA埼玉のリュウさんもまだ残っていらっしゃったので、ちょっとだけご挨拶。

いつもならまだ後続がいるので待っているところですが、今日はほとほと疲れ果てたのと、みなさんお帰りになられるようなので一緒に退店。下で支度をしていると、おいちゃんが丁度ゴールしたところでした。

あざみ野から家までは10kmですが、ライトの光量が少し落ちていたのでバッテリーをスペアのエネループ電池に入れ替えてから、ゆっくり自走で246経由で帰っていきました。

よく言われることですが、
「おうちに帰るまでがブルベです。」
安全に無事帰宅するところまで、気を抜かずに、というのがとても大切なわけです。

帰宅後、シャワーを浴びようとして、ちょっとした身体の異変に気づきます。
お尻がちょっと痛いのは仕方ないのですが、今回はじめて、お○ん○んが痛い。
どうもレーパンで擦れてそんなところがちょっと赤く腫れてたり、という惨状に。どういう理由かわかりませんが、おそらく汗をかきすぎて変なところでピタッと固定されて擦れてしまったのかも(大泣)
これが治らなかったら、徳島1000kmはDNSかもしれない。この時本気で思ったことは、一応告白しておきます。

いつもならジャージは脱ぎっぱなしで翌朝洗濯するのですが、今回はあまりに汗で酷いので洗面所で水洗いだけして、ビールを1缶飲んだらバタンと爆睡してました。


















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