SSブログ

通過チェックとシークレット [BRMスタッフ見習]

2011.7.22(金)

今年度(準備もあるので昨年秋)からスタッフ活動に携わっているので、まだまだいろいろ分からないことがあったりします。そういう中で、ちょっとばかり試行錯誤しながら自分でも勉強中のことを少し書いてみたり。

私が参加したことのあるブルベ(BRM)は、東京在住ということもあり、AJ神奈川、A埼玉、AJ千葉、AJ宇都宮など関東の主催クラブが多くなっています。そういう意味では若干経験が偏っているかもしれません。

ブルベではPC(ぽわんでこんとろーる)と呼ばれるチェックポイントがあって、そこは大概、コンビニでレシートを貰う無人チェックポイントのことが多いです。
PC1とかPC2と呼ばれている、これらのチェックポイントは、開閉時間(オープン時間、クローズ時間)の記載があって、その時間内に通過することが必要になります。
北海道とかでスタート直後から平坦爆走!とかいうコースでもないかぎり、通常はオープン時間よりも早くPC1に到達するようなことは無いので、クローズ時間を気にして走るというのが実際ですが、遅い走者である自分にとってはこのクローズ時間がブルベ中の足きりチェックみたいな感じでいつも重くのしかかってきています。

PCは有人でも無人でも主催者が決めたとおりで構わないらしいですが、ボランティアスタッフの手間を考えると多くは無人チェックポイントとなるのは、単に参加者として走っていた頃より、実際にスタッフとして関わるようになって、「そうだよなぁ」と実感を込めて理解できるようになりました。
オープンからクローズまでずーっと待機してるのは、かなり大変なわけです。青葉はスタートとゴールだけが有人であとは無人にするのが基本スタンスらしいのですが、確かに有人でやろうとすると必要なスタッフの数が増えるのと、その場所までの往復などいろいろ大変なことが増えてしまうわけです。

この他に通称で「通過チェック」とか「シークレット」と呼ばれる、PCとは別に追加されるものがあります。
シークレットは、BRM規則などを読み込んでいくと「未公表のチェックポイント」としてきちんと載っているので、その意味合いはなんとなく分かります。

(以下は私の解釈で書いています。実際にはBRM規則を参照し各自理解してください。また個々のBRMでは主催者に確認するなどしてください。)
「シークレット」は、きちんと指定された経路どおりに走っているかどうかの、いわば抜き打ちチェックみたいなチェックポイントとなります。完全に抜き打ちでやるかどうかは主催者次第だと思います。が、そういうシークレットを設置するかどうかは、事前に決まっているようです。
ブリーフィングで「シークレットがあります」と教えてくれる主催者もいますし、場合によっては大まかな場所も教えてくれることもあるようです。
このような「シークレット」では、有人でスタッフがずーっと待機していて、各参加者の通過をチェックし、ブルベカードの「コントロール シークレット」の欄に主催スタッフがサインをして、確実に通過したことを確認するようです。
「シークレット」には、開閉時間がありません。スタッフは最初の走者がやってくる前から待機を始め最終走者が通過するまでずーっと待機し続けることになります。実際には、その次のPCのクローズ時間に近くなれば撤収することを考えてもよいはずですが、DNFの連絡などがなければ全員通過するまで待機を続けたりとスタッフの負荷は高くなります。
余談ですがそんな訳で、途中で走行をやめる(自分でDNFを決めた)場合は速やかに主催者へ電話など指定された方法で連絡を入れることが大切になってきます。

200kmのブルベでも途中のPCの開閉時間というか、実際の走者の通過時間は最初と最後ではかなり間があいています。これが400kmとか600km、それ以上となると、もうとんでもない時間差になるので有人での「シークレット」を設定するのはスタッフの負荷的に考えると非常に厳しいものがあります。
おそらくその代わりとなるのが「クイズポイント」とかで代替される「無人でのシークレット」コントロールなのでしょう。その場所にいかないと分からないような質問が主催者からスタート前に提示されて、参加者は指定された場所でその答をφ(..)メモメモして帰ってくるようなものです。

過去に自分が参加したりして知っている質問(問題)としては、こんなものがありました。
・石碑の中にある指定された特定の文字や数字などを書き写してくる(例:年月日など)
・指定されたお店の名前を書き写してくる(例:スナック○○など)

クイズによる通過チェックも昨年参加したAJ近畿主催の徳島1000(四国一周)では、結構たいへんな目にあった人も見かけました。長距離になるとおそらく主催者の想像を超えた事態が・・・
通過時刻が真夜中になると、指定されたモノがどこにあるか探すだけで一苦労。もともと行ったことがあれば簡単かもしれませんが、初めての場所で真っ暗闇だと、どこに何があるか昼間なら一目瞭然なものでもいきなり難しくなってしまいます。足摺岬の通過チェック(クイズ)だったか、場所がわからず1時間近く探し回ってた人もいたとか。その後、仮眠するための中村のホテルを予約していたり、ただでさえ少ない仮眠時間がたとえば4時間できたはずが3時間に減ってしまったりという影響は結構厳しいのです。私は15分程度のロスで済みましたが、その手前でミスコースで30分以上ロス、なんだかんだでトータルで1時間失ったのは悲しい思い出ですw

なんでこんな話しを書いているかというと、自分でコースを作ろうとすると結構こういうことが大切になってくるからです。
山の方へルートを引くと、コンビニなど24時間いつでも開いているような商店は無かったりします。通常の無人PCは設置できるところがないので、(ショートカットされずに)そこを通過したかどうかということを証明するには、有人PC(開閉時間あり)としてスタッフを配置するか、同じく有人で「シークレット」を設置するか、または無人で「クイズポイント」的なものを設定するかが必要となります。

ボランティアスタッフの手間を考えると、開催本数を増やしていくためには、一本一本の手間をなるべく最小限に抑えて少ないスタッフで運営することを真剣に取り組む必要が出てきます。
そんな訳で、なるべく有人PCやシークレットは設置しない方向でコースを設計することが、今の自分にとっては大切なことだったりします。(もうひととおり設計済みですが)

でもね、山岳コースの途中でシークレット(有人チェックポイント)を設置しておくと、そこはPCと同じなので主催者が水や補給を配っても怒られずに済むんですよね・・・とか思ったりもしたり。
これも事前に決めておく必要があるので、実は悩ましい問題なのです。

蛇足ですが大切なことなので書いておきます。
PC以外で第三者が勝手に補給や給水ポイントを設置するのはご遠慮下さい。BRM規則に抵触するので走者が失格またはペナルティ(走行時間を○分加算など)の対象となってしまいます。
ペナルティ適用は主催者の裁定次第のようで、BRM規則的には「失格」ということになっています。
(PBPなどでは、そういうのがボランティアによって提供されてるそうですが、あれは「お祭り」ってことで通常はダメだそうです。日本ではAJから厳しく指導が入っているようなので国内BRMではご遠慮下さい。)


人気ブログランキングへ

↑来年の準備も頑張ってね、って方は応援クリックしてくださいね。











nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。