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2011年の振り返り [ご挨拶・説明]

2011.12.31(土)

年末最後の日になりました。2011年、今年1年がどうだったかあらためて振り返ってみたり。

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自転車遊びでの2011年の目標は、PBPへ行く事、そして出来たら完走すること。
そのことを目標に置いて年初から活動してきたことを思い出します。
PBP行きのためのエアチケットは手配済み、あとは怪我すること無く地道にSRを確保していくこと。
そんなことだけを考えていたような気がします。

PBPイヤーのための全般的な前倒し傾向にある国内BRMスケジュールとの兼ね合いで、1月には200km、300km、400kmまでをクリア、あとは600kmを4月下旬に取りに行けばよいというところまで来ていました。
2月は中だるみで殆ど走らず劣化しまくり、かといってスキーへ行くのもちょっと怪我が心配で行けないという。
3月も3/12に開催する道志みち200kmが路面凍結や路肩の積雪が心配されるので前日に確認しておきたいと3/11に試走へ出たところ帰りに東日本大震災が発生、なんとか自走で帰宅したもの312は一旦中止となり、その先どうなるかも全くわからない状態となりました。

自転車で走ってていいのだろうか?
そんなことを自問自答しながら、何もできないことに悶々としていたり。
一時はPBPも行かない方が良いのではないかと諦めかかってました。エアチケットも宿もとっくに確保していたりと行くことだけに関しては残りの600kmでSRを取る以外は全てクリアしていたけど、いったい何の試練なんだろう?自分にとってはそのことがやはり大きく課題となったのは事実です。
予定していたブルベが軒並み中止、後日日程が変更になって延期扱いで開催されたりしましたが、自分の中ではフィジカルな面での調整が予定していたブルベを走れないことによってだいぶ苦労しました。
メンタルな面では、もう一度「行くぞ」という気持ちになるまでやはり苦労したと思います。

最後はやはり、行ける時に行かないと次のチャンスは無いかもしれない。
その一言に尽きると思います。

その後なんとか600kmをクリアして正式エントリーも出来て、本当に行けるとなった時には、その時点ですら感慨深いものがありました。
単なる自転車遊びでしかないわけですが、結果として必要なかったもの、プレレジストレーションの国内優先枠を確保するために2010年もたくさん走り回りました。
いろんなものを犠牲にして2年間かけてきたこと、自分でもプレッシャーに感じるわけです。

「PBP、行けたらいいな」という漠然とした思いしかなかったはずが、パリへ飛び立つ直前には自分の中で「行って必ず完走して帰って来よう」に変わったことを覚えています。
気負いすぎるのはよくないのでしょうが、それとはもう少し微妙に違う感覚で「完走する」ことを自分で心の中に誓ったというような感じでしょうか。
6月までは走り込んでましたが、7月は多少ペースが落ちてしまい、8月は夏の暑さにもやられて完全にフィジカル面で下降していまひとつの調子でしかなかったのですが、それでもしぶとく粘り強く走ればきっとなんとかなる。そんな感覚でいたことを覚えています。

たまたまエアチケットの手配の関係で他の人よりも一足先に現地入りをして、現地で少し走ってスタート直後のコースの下見をしながら気温や環境にあわせた走り方を即席で学習し、2日目にはタフだけどなんとかやれそうだと思えるようになりました。

そして実際に走ってみて。
やっぱり大変だったと思います。天候に恵まれて、強いモチベーションがあってようやく乗り切れた。
フィジカル面ではやはり調整不足、走力が圧倒的に足りませんでした。
そこは大きな反省があるのですが、それでもなんとか完走できたことは本当によかったことです。
100点満点でゴールというわけにはいかなかったもの、その時点での自分の能力は全て出し切った、身体も頭も心も全て使い切った。だから結果には満足しています。行ってよかった、走ってよかった。

一緒に走った仲間もいるし、途中でDNFせざるを得なかった仲間もいる。
だけどなんとか自分は最後まで走れたし、最後は仲間と一緒にゴールもできた。こんなに素晴らしい経験はそうそうできるものではないと。

ブルベは基本的には単独走行であり、だれかと一緒に走るというものではないはずですが、やはりどこかで誰かが同じように同じゴールを目指して頑張っている。そのことを感じて、様々な困難があっても走り続けることができるのです。モチベーションを高く保つためには、やはりそのことは少なくとも自分にとってはとても重要。
人とのつながりがあって、ブルベという遊びがあるのだと思うのです。それは長距離になればなるほど、自分では強く感じるものがあるのです。

PBPの後、燃え尽き症候群を防ぐために、とりあえずチームでエントリーしていた福岡フレッシュを走りました。さらに北海道の最終BRMである札幌200にも遠征して参加して2011年シーズンを終えました。

それでもやっぱり自分としては大きな目標であったはずのPBPを走ることができて、走ることに対してのモチベーションというより、走りたいという飢餓感のようなものが一旦すっかり消えて無くなってしまったような気がします。

申請はまだですが、PBP完走が記録として返ってきたらランドヌール5000の受賞資格もクリアしていることになります。
200km走れたらいいな程度で始めたブルベ。できたらSRまでは頑張ってみようと思っていたけど、PBPなんて誰か全く関係無い人達の話かと思っていたのに、ここまで来てしまいました。
これでようやく一人前というより、ある意味これで初心者的な領域はひととおり経験しただけで、いまだに初心者であることは変わりないんだなとも思ったりするわけです。

今年1年間、楽しく遊ばせてもらったことに対して、ACPやAJ、各オーガナイザーのみなさん、また一緒に走ってくれた多くのランドヌール達のお陰であることに感謝して締めくくりたいと思います。
本当にありがとうございます。来年もよろしくお願いします。


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