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2012年・新年のご挨拶 [ご挨拶・説明]

2012.1.1(日)

新しい年になりました。本年もよろしくお願いします。

DSC05220.jpg
PBP最終日、水平線に上ってくる朝日、Etap 14 モンターニュ・オー・ペルシュからドリューまでの区間

何度も朝を迎えたわけですが、このスナップの直前に見た最後の夜明けの風景は感動的なものでした。
(ハンドル固定のスナップ写真だと凄さは伝わりませんが)

ブルベは短いものでも、走っている間にいろいろな事を考えます。
無心で走っている時間も長いですが、とりとめもないことも含めて本当にいろいろ考えます。
そして、走る度に違う場所で違う時間帯に違った景色と巡り会う。
そのことがシンプルに楽しいのかもしれません。

上のスナップを撮ったときのこと。
普段はぼんやりとしか覚えていないし、たぶんもう忘れていたといった方がよいぐらいの記憶でした。
それでも、ちょっと思い出して探してみて眺めてみると、その時のことがフラッシュバックのように思い出されます。
2011年で一番素晴らしい夜明けの体験でした。

もう諦めた方がいいのではないか?という状況から、ギリギリの計算をして最低限の仮眠を取り、普段のブルベでは絶対にしないはずの借金(PCのクローズタイムよりも遅い時間に再スタートするという意味)背負って真っ暗闇の狭い峠道へ走って行く。他のランドヌール達の赤いテールライトを見ながら、(スタート時刻が違うクラスの人達も多いため)あのペース以上で走らないと完走はない。
眠いとかそういうことを感じるヒマは無い。足が回らないとかいうことも感じるヒマは無い。
ただひたすら前へ前へと漕ぎ続ける。
人間誰しも緊急時に入るスイッチがあると思うのですが、おそらく最後のスイッチが入った瞬間です。

狭い峠のアップダウンはとても怖いのです。上りで稼げない分、下りで多少ペースアップをせざるを得ません。
明るめのライトを全部点灯しても、それでも漆黒の狭い下り。カーブの先を予測しながら最低限のブレーキングで走り抜けていく。落としすぎると再びでてくる小さなアップダウンの上りの初速が遅れます。
絶対的速度でみるとたいした速度ではありませんが、これまでの自転車人生でそこまで頑張ったことはありません。

平地では無いので一緒に走って居る人を牽くという余裕もなくなります。上りで離れて、下りで少しずつ追いついてくるのを待つ。
お願いだから自分の脚でついてきて!
そう願いながら90%以上の力を出して走り続けて、ようやく平地へ出たと思ったところで、空が明るくなり出して夜明けを迎えました。

全ての物事には実は意味がありません。
でも、その物事に意味を見いだすのが人間の面白いところなのでしょう。
私はそこにブルベで走ることと自分の人生を重ねて見ることになりました。

歳をとると新しいことにチャレンジすることを難しく感じるようになったり、込み入ったことになると頭がついていけない、身体がついていけない、そう感じることも多くなります。
それでも、少しずついつも何かにチェレンジしていく。
そんな2012年にしたいと思う次第です。(具体的な目標はまた後で)

一枚のスナップからつらつらと書いてみましたが、新年のご挨拶に代えさせていただきます。
本年も何とぞよろしくお願いします。

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コメント 2

林檎

あけましておめでとうございます。

自転車の漕ぎ方、安全、マナー、と
本当に色々教えて頂き、ありがとうございました。

今年も機会がありましたら、またどこかに一緒に走ってください。
by 林檎 (2012-01-03 18:04) 

pika

>林檎さん
あけましておめでとうございます。
暖かくなった頃にまた宜しくお願いします。(^^;)

by pika (2012-01-03 23:06) 

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