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2012年BRM204青葉200km大磯 [BRMスタッフ見習]

2012.2.6(月)

2/4はVCR青葉の今年初ブルベ、大磯200でした。
大きな事故は無く、無事終了できたことにホッとしています。

2012年は4月から自分の担当をする予定で冬場3月までは家族サービス期間のはずでしたが、クラブ内の諸事情で代理で主催担当(サブ)をしないといけない事に急遽決まったのが昨年12月頭。
コース修正も必要らしく、年末・年始その他のBRM準備も相まって、かなりタイトなスケジュールで下見試走や部分試走を実走と車での走行チェックと繰り返して来ました。

認定試走は1/30(月)に実施しましたが、当日の朝の冷え込みはかなり厳しく風も強く苦労しました。
きっと試走で苦労すれば、本番は良い天候に恵まれるかもしれない。
そんな思いが唯一のモチベーションで走りましたが、PC2で寒さに負けてカップ麵をすすってしまったのが運の尽き?その後お腹がすくタイミングがずれてしまい、結局三浦半島でのランチはパスしてしまうという体たらく。
11時間57分でゴールでした。

そんなこんなで迎えた当日は、ここ最近にしては珍しく朝の冷え込みがだいぶ和らいだ感じ。スタート地点の等々力緑地付近は風も穏やか。日中は気温も多少あがる予報で、西風が上がってくるのが多少心配ですが良い天候に恵まれたと言えます。

諸々の準備で仮眠1時間ちょっとで4時起床、4時半に家を出て車に荷物を積み込んで4時50分頃には緑地公園の駐車場着。まだほとんど誰も来ていないような感じで一安心して、機材をガラガラ引いてスタート受付の設営を急ぎます。
5時頃にテーブル、椅子と受付準備がなんとか間に合ったと思ったところで、まだ近くにはほんの数人しか集まってきていないことに気づきます。この時期の朝は寒いので皆さんなるべくギリギリに来ようという調整をしているのでしょう。(単に寝坊しているとか、お布団から抜け出せないという方も?)

受付開始は5時を少し回ってから。本格的に人が並び始めたのが5時10分頃でしょうか。
寒いので手がかじかんでしまうのですが、紙をめくったりするには不向きなグローブだったので素手で受付します。途中でやっぱり手を動かしづらくなってしまったりして、いつもより若干スローな受付となります。
定員120名なので、当日DNSの方を除いても100名ぐらいは参加者がやってきます。受付を2名で回すのはやはりちょっと厳しい感じがします。
ブリーフィングの予定時間が5時半ですがまだ受付していない人が残っているので、実走スタッフとして来ている他の青葉スタッフに受付を変わってもらい、主催担当のメイン・サブ2名でブリーフィングを並行して行います。
まだ受付が終わっていない方には申し訳ないですが、並びながらブリーフィングは聞いてもらうという事に。

ブリーフィングでは、細かいことを話しても殆どの人が覚えていないので、ルート上の個別説明はせず注意事項は少なめに?
・よく前を見て走ってください/たまに後ろを気にしてください。
 ブルベでは集団走行はしません。手信号は出ないものと思って下さい。
 (途中で止まるときは後ろに人がついてないか確認してから止まるように心がけて欲しいですが、
  本来、後ろからつっこむのはダメです)
 横浜市の路肩の側溝は溝が広いタイプのものがあって、タイヤがはまってしまうところもあるので注意!

・交通ルールの遵守/すべては自分の判断で走行してください。
 実際の道路状況にあわせて各自の判断で走るようにしてください。

・知り合いと併走したりPC以外で応援してくれている人から補給を貰うと失格です。
 知り合いの自転車乗りとかが普通にサイクリングしているかもしれませんが、
 ブルベで認定を貰うためにはルールに従う必要があります。
 一緒になっても前後して走ることはやめましょう。サポートと見なされて失格となります。
 また、PCではよいですがPC以外で応援してくれている人から飴とかもらうとこれも厳密にはダメです。

・コース外走行は失格です。
 決められたコースを走ってください。
 どこか立ち寄った場合は、必ず元のコースに復帰してから続きを走ってください。

・無事のゴールをお待ちしています。
 安全に楽しんで走って、無事にゴールまで帰ってきてください。

等々

全体へのブリーフィングの後、初めてブルベに参加する人だけを集めて、追加説明を主催者(メイン)チャーリーさんがしていましたが、私は車検の方を担当しに移動しました。

青葉のブルベカード、今年は独自カードになりました。
車検(検車とも言う)はスタッフが行いますが誰がやってもチェック漏れがないように、チェック項目がブルベカードにも記載されるようにしています。

□前照灯点灯 注1
□反射ベスト有無
□ベル有無
□ヘルメット&尾灯(点滅可)
□後方赤色尾灯固定&点灯 注1
注1:400km以上では前照灯2つ
   ヘルメットに尾灯(点滅可)を装着する事

これにレ点でチェックを入れながら、車検を行っていきます。
出走時のスタッフサインと、車検時刻を(今回は1分単位で)記入して行きます。

5時50分(実際は1〜2分前?)から車検を開始して、最終が6時15分。
実走スタッフの車検が6時20分と、30分ぐらいの間で全て終了。

今回は車検が終わったら、各自スタート可能ということにしています。
スタート時間の調整は、車検の時間を記入してあるのでゴールでそれを差分調整します。

6時30分頃には実走スタッフも全てスタートしていき、お見送りに来られた方々も徐々に散会。
スタート地点で広げたテーブル類を畳んで撤収体制に入ります。
7時過ぎまで寒い中、お見送りに来た人たちと少し話たりしてましたが、7時20分には駐車場から離脱。
8時前に一旦帰宅して、たぶんもうPC1を通過し出している頃だろうと思いながら、スタートリストにDNS分を打ち込んでいきます。
スタート報告などを内部向けにメールしたりして、一息ついたのが8時半。
ゴール受付の開設(デニーズ店内にて)は、14時頃を予定しているので13時半までは自宅待機です。
時折、DNFの連絡が入り出します。

仮眠しておいた方がいいよ、とも言われてましたが、自宅にいると子供がいるわけで家族サービス優先でもあり、通院の送迎とか買い物とかちょこちょこ外出したり帰宅したりで、結局仮眠はせずにデニーズへ向かうことに。
新二子橋が路面の舗装改修で第二車線が封鎖されていて多摩川を渡るのに若干手間取って、焦りながら到着したのが14時15分頃。入口付近にロードが一台止まっているのを見て、あちゃーと思ったもの、店内に入ったらそれらしき人はまだ見えず、参加者ではなさそうな自転車乗り?(後で聞いたらお出迎えの方)

本当は他のお客さんのことを考えて、なるべく邪魔にならない奥のトイレ側(この形状のデニーズだと、通称:3ステ)の方に陣取りたかったのですが、2時だとまだランチのお客さんでどこも一杯。
手前側(1ステ)の右手奥の真ん中へ通されました。ここでチャーリーさんとチャーリーさんご一家(奥さんとお子さん)と一緒にゴール受付の待機開始です。

今回のゴールは直接MacBookPro15を持っていってダイレクトにリザルト用のデータを打ち込んでしまおうということにしていました。200kmのゴールなら、たまたま速い人が2〜3人8時間ぐらいで帰ってくるぐらいで、実際には9時間から13時間半のギリギリまでという感じになるので5時間分ぐらいバッテリーが持てば多分大丈夫なはず。
ネット接続などはせずExcelだけ立ち上げておいて、人が来ない時はスリープにして節電。

2時半ぐらいには誰か来るかな?と思っていたのですが、どうもまだ来ない様子。
天気がだいぶ良かったので、これは渋滞にはまったりしているのか?
まさか、全員がランチ立ち寄りとか???

3時近くになってから、ようやく一人帰ってきて、続いて常連さんがもう一人。
もっと早いかと思って2時から待機していたので、思わず「もしかしてランチどこかに寄ってました?」とか訊いてしまいましたが、そうではないと教えてもらって、今日は後ろの方にだいぶゴール受付が集中しそうだと悟ります。
3番目は30分ぐらい開いて、4番目はさらに30分ぐらい間が開きます。

このコースは比較的初心者向きということになってますが、天気が良くなりすぎると若干プロフィールが変わるのです。
空気が澄んで晴れ渡るというのは風が強く吹くことが多いことを示唆しているとも言えるわけで、どこかで多少追い風で押して貰えるかもしれませんが、たいがい向かい風にやられることが予想されます。
これは速度が落ちるだけでなく、脚が冷えて徐々にダメージが蓄積されることを意味します。
前半R134の逗子〜大磯区間で踏めるところで調子に乗って踏みまくると、後半の三浦半島でかなり早めに脚がまわらなくなるということも起きがちです。
この時期、三浦半島はあまり観光客も多くは無いのですが、あまりに天気が良いとやはり人出も増えて、車の渋滞がいたるところで発生します。
昔のような全く動かなくなるような大渋滞はもう無いですが、それでも天気が悪い時のガラガラ状態と比べると、「渋滞に巻き込まれた」感を強く感じることでしょう。

5時ぐらいまでは比較的ヒマだったので多少おしゃべりする余裕もあったのですが、6時過ぎから8時少し前までは常時ゴール受付に並びが入るというような感じで忙しかったです。

DNFが6名あった他は、全員無事にゴールまで戻ってきてくれたのでホッと一息。
MacBookProのバッテリーは残り2時間以上という感じでしたが、最後に再度ファイルをセーブしてから仕舞っておきます。
あとは、チャーリーさん一家がまたチャーリーさんを迎えに来るというのでしばし待機しながら、実走スタッフやブルベ仲間とおしゃべりタイム。

早めにゴールした人達は、たいがい個々で走っているので、家に帰ってゆっくりしたいのかすぐに撤収するのですが、ゆっくりめの人達は、ご飯を食べたあとに更にのんびりおしゃべりタイムが続きます。

こちらも何を話すということは無いのですが、ある程度人が減るまでは、気持ち待機というような感じでのんびり。
家に帰ってからご飯を食べようかと思っていたのですが、さすがに昼も食べずに来ている(お茶だけ飲みまくり)のでお腹がすいてしまい、だいぶ遅い時間になってから晩御飯をオーダー。

帰宅は10時半過ぎになり、そこから打ち込んだデータのチェックと内部向けの報告を書いていたら日付が変わってしまいました。

疲れているのでこれ以上作業するのはよくないだろうと切り上げて、缶ビール1缶飲んでお疲れ様。

日曜日は、ブルベカードとカードに挟んだ預かったメダル代(千円札の現物管理)を点検して、全体での集計数があっていることを再確認してから正式なリザルトを作成、諸々の事務作業の報告を作って午後には一旦終了。
仕込み時間もあるので一概には言えませんが、開催日前後の作業としてはだいたいこんな感じでしょうか。
・事前作業(エントリーリスト作成、ブルベカード印刷など) 12時間
・スタート作業 4時間拘束
・待機時間 事務作業2時間(5時間拘束)
・ゴール受付 6時間(9時間拘束)
・事後作業(リザルト作成、報告作成など) 6時間

約36時間ぐらい当日前後の作業時間がかかっているようです。

エントリーリストの作成については、2回目以降は使い回しが効く作業用ファイルがあったりするので多少時間は短縮できるのですが、各種連絡作業なども含めると、担当者として実施するだけで40時間程度は時間を使うことになります。
これよりも前に、コース作成やキューシートのチェック、下見試走、認定試走、打ち合わせなども含めると、今回は、事前準備でさらに40時間以上費やしています。
あとは細切れ作業なのでカウントしづらいですが、メールの問い合わせ対応とか、反射ベスト関連のハンドリングなどなにげに8時間程度は費やしています。(DNS連絡の受付返信とかするだけでも、実は結構時間がかかります。)

あとは認定番号が発行されて、ブルベカードとメダルの返送処理が残っていますが、数が多いのでおそらく6時間〜8時間程度(チェックと封緘作業は4時間程度?)はかかると思います。

そんな訳で、多分今回の大磯200に関する私個人の作業時間は積算で100時間程度になるのでしょう。
主催者にはメインとサブがあって二人で作業分担していますが、それでもこのくらいはかかるという。

既に出来上がったコースをリピート開催するだけなら、仕込み時間が不要となるので50〜60時間ぐらいの作業時間で開催することが出来ると思いますが、やはり時間的にも費用的にも個人で負担できる範囲を考えるとかなり厳しいものを感じる訳です。
200kmでもこうですから、300km、400km、600kmと距離がのびるにつれ、その負担はさらに大きくのしかかってきます。

今年は、青葉全体では28本という数ですが、私自身が直接主催する本数は7本(200kmの3コースを使い回しで7回開催)という一応身の丈にあわせて精一杯ストレッチした数に設定してあります。
その他主催のサブとして担当する本数がそれなりにあって、同じグループで担当するものが18本。
もともとは15本だったのがクラブ内諸事情により3本追加されたのが追い打ちをかけています。

おそらく後方の事務作業は全て担当することになる予定なので、もし全部やるとすると一人で他所のクラブ2つか3つ分ぐらいの作業量を軽く超えてしまいそうな勢いです。

時間もお金も有り余っている人が酔狂でやっている訳ではありません。
私には家族もいれば、仕事も普通にしなければならない現役社会人の一人に過ぎません。
ブルベは非営利でしか開催できませんし、いろいろと制約が多いので、開催数を増やそうとするためには、時には主催者として動いていただける参加者の方が増えていかなければ実現することは不可能です。

そういう枠組みがどうやったら実現できるのか?
そういうことを考えながら、今年1年はいろいろと試行錯誤を繰り返していきたいと思っています。



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ぱんる

お疲れさまでした。初参加させていただいた者です。裏方さんはかなり大変な思いをされているのだろうなと想像はしていましたが、これほどとは。まだまだ始めたばかりで走ることで精一杯ですが、いつかは恩返しができればと思います。体調に留意されてください。近所なのでヴェロ青葉さんによく参加すると思います。今後ともよろしくお願いします。
by ぱんる (2012-02-07 19:34) 

輪平 12-0435

BRM大磯200、本当にお世話になりました。 私にとっての今年初ブルベが楽しいうちに完走となり今後に弾みがつきそうです。 サポートスタッフの方々の準備から実施、その後の手続き等面倒な作業には頭が下がります。本当にありがとうございました。いろいろお手数お掛けしますがまた参加の際はなにとぞよろしくお願いいたします。 なお、このたびはあたたかいご計らいを頂きまして重ねてお礼を申し上げます。
by 輪平 12-0435 (2012-02-09 09:59) 

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