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Excelの日付基準は2つあります [BRMスタッフ見習]

2012.5.10(木)

少し毛色の変わった話ですが、Mac使って事務作業やってると場合によっては引っかかる事があるので書いておきます。

うちのメイン環境はMacBook Proです。個人の機材を作業用に使っています。
最近はMacも増えましたが世の中の大半はWindowsでした。
ブルベの事務作業も基本的にはWindowsというかMicrosoft依存のところが結構あるようです。

どうしてもWindowsでないと処理できない場合は、経理用のPCを一時的に使ったりもしますが、通常は起動しておらず、さらにネットにはつながないようにしているので若干面倒だったりします。

そんな訳で、私が裏方作業でやっているのはMacを使ってOffice for Mac 2008(注:ひとつ古いバージョン)だったりします。MacでExcelというのは殆ど使わないので以前は2004を使っていたのですが、AJ神奈川がキューシートをxlsx形式で公開してくれるので直接開けず、毎回コンバートするのも面倒だしと他では使わないのに2008をその昔買ったところ半年後に2011が出てしまい「あらら」となったことはちょっとした思い出です。
まだスタッフとかやってなかった頃の話ですね。

ついでに言うと、デスクトップはPower Mac G5も当時は現役で、OSが10.5止まり。
ALPS labがYahoo!に買収されてルートラボになって、MicrosoftのSilverightが必要で、さらにそれがバージョンアップしたらMac OS 10.5には対応しなくなって・・・なんて、個人的には別の「あらら」という展開もありました。
※PMG5に、2004とVirtual PCでWindows XPが呼び出せるようになっていてWindows版のExcelも使えるようにはしてましたけど。そのExcelは2003だったか?

とりあえず今はMacBook Proで全ての作業を完結できるようにしています。
が、使っているのがOffice for Mac 2008のExcelとWord。
あまり深く考えずに人よりかなり遅れてOS Xを10.7 Lion へアップグレードさせたのですが、10.7でOffice for Mac 2008を使うのは結構トラブルがあったりします。MacでもOSとアプリの関係はいろいろと難しいのです。

前置きが長くなりました。本題に入ります。

タイトルにある「Excelの日付基準は2つあります」、パッと見で意味がわかる人にはこの記事は不要です。
え?と思った方、意味は分かるけどなんとなく曖昧って方は、ちょっとしたTipsになるかもしれません。

リンク:Microsoftサポート
(このページを読めば済む話かもしれませんが)

パソコンとかコンピュータというものは、なんでも正確だと思われるかもしれませんが、
所詮人間が(その時点で)適当に考えて仕様を決めているものです。
閏年の関係(※)で1904年1月2日を数値の1として、翌日の1904年1月3日を数値の2とする方式が、比較的簡単かつ正確に表現できると思われていました。
※1900年は100で割りきれる年で、閏年にはならず1900/2/29という日付はありませんでした。

もう一つ1900年1月1日を数値の1とする基準がありましたが、1900/2/29(数値 60)という存在しない日付もあったりして、Macでは使われません。

Mac版のExcelでは前者の1904年1月2日基準がデフォルトです。
Windows版のExcelでは後者の1900年1月1日基準がデフォルトです。

今のExcelには日付基準をどちらにするか?という設定がブック毎に日付の計算方法指定で出来るようになっていますが、ブック(シート)を跨いで別のファイルへデータをコピーする際には注意が必要です。

日付を数値で扱うと、書式設定の変更で2012/5/10という表記にも出来ますし、10/5/2012という表記(フランスだとこれが普通)にもできます。
本当は数値ではなく、文字列として"2012/5/10"とか、”10/5/2012"として扱う方が改変されずに済むのですが。

提出用のリザルトを作成したりする作業の中で、ちょこっとばかり日付を扱う必要があったりします。
その際に使われるのは、Windows版でデフォルトの1900年基準の日付です。
Mac版とは4年と1日ずれてしまうのです。

そこで、作業用のファイルでは一気にコピーしやすく成形した表を作っておいて、その日付欄は1462足した数値が計算されるようにしておきます。
例えば1950年1月1日(数値 16802)という日付であれば、1954年1月2日(数値 16802+1462=18264)というように足しておくのです。
その1954年1月2日(数値 18264)というものを、Windows版のExcel(1900年基準)へコピーすると、
それが日付として1950年1月1日として「正しく」表記されることになるのです。

どうでもいい?と思えばどうでもいいTipsかもしれませんが、
会社とかと違って、作業分担する人が常に同じ環境(OSやアプリのバージョン)が用意されている訳ではありません。そういうところで作業していくには、ちょっとした違いについても知識を持って対応することが必要になるのです。

ここまでは内部作業用の話ですが、外部というか参加者の方へ提供するデータなどでも、できる範囲で気を遣っています。
ネットとPCが無いところまではカバーできませんが、サイトで公開するデータは極力いろんな環境で特殊なアプリが無くても見れるようにしています。

キューシートはExcelで作っていますが、ファイル形式は従来からのxls形式にしています。
これなら古いExcelでもそのまま開くことが可能です。
プリントアウトに関しては、OS、Excel、そしてお使いのプリンタによって大きく印刷結果が変わってしまうので、Excelをお使いの方は各自で調整・加工をしていただければと思います。
また、Excelなんて使わないよ、という人も中にはいますので、pdf(Adobe Acrobat)形式でも同じものを提供しています。
現時点では、pdfが一番普遍的に閲覧可能なフォーマットかもしれません。

同意書はMicrosoft Wordのdoc形式で提供されますが、こちらも同様にpdf形式でも提供しています。

以前はマジメにMacだけでなくWindows(ただしXP)でも表示チェックとかしていましたが、最近は手が回らずそこまでできていません。
それよりむしろ、Googleサイトでのファイル添付表示方法の変更で、ファイルがダウンロードできないと勘違いしている人がいるようで、そちらへの注意喚起の方が必要なのかもしれません。
案内は各所に書き込んでますが、自分の担当外の個別BRM案内ページではそういう表記はまだないかもしれません。

※青葉サイト(Googleサイト利用で構築)でのファイルダウンロード方法
(注意!)キューシートなどのダウンロードについて
ファイルの名前ではなく、同じ行の右の方にある下向き矢印(↓)ボタンをクリックするとダウンロードできます。

最近はPCも安くなったことですし、本当はMS-OfficeがプリインストールされたノートPC1台でもブルベ事務処理作業専用にあるといいんですけどね(苦笑)












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