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ブルベに参加するには(基礎知識をどこで得る?) [BRMスタッフ見習]

2012.9.9(日)

本当は昨日の甲斐300に続いて、安曇野600のスタートの話を書こうと思ったのですが、MacのAperture(写真管理ソフト)のライブラリの調子がいまいちでただいま修復中。個別に写真をSDカードから抜き出せばいいのですが、少し手間がかかるのでパス。

その間に、標記の件でちょこっと書いてみようと思ったり。

ブルベ黎明期の頃と違って、今ではネットを検索すれば殆ど情報は網羅されていると思うのですが、逆に様々な情報が増えすぎてしまい玉石混淆といった感じになっているのかもしれません。
そういう意味では、いろいろと惑わす情報垂れ流しのこのブログも少し責任があるのかもしれません。

ブルベに参加するために最低現知っておかないといけないことは、どこで入手すれば良いのでしょうか?
国内BRMを統括しているAJ(Audax Japan)のサイトへ行けば必要十分な知識は手に入るはずです。

が、気の利いたことまで分かりやすく解説してくれている訳ではありません。
そんなこと各自が調べて考えればいいこと、というような考え方が本来のブルベでの思考パターン、行動様式だったりするわけですが、スタッフ的には、それだとちょっと困ることもあるのです。

公式には一昨日が発売日だったランドヌールVol.1、Amazonに予約で頼んでいて案の定、発売日に通常便で発送扱いになったようで、昨日自宅に「ゆうメール」扱いで届きました。
※Amazonの予約本はプライム会員であっても通常配送扱いになります。
発売日に「在庫有り」となった場合は予約よりも、その時にポチっとした方がお住まいの地域にもよりますが当日配送扱いとなる時間だと先に届くという逆転現象で泣きを見ることが度々あります(T_T)

最近は、たいがいの情報はネットで入手できるので、検索リテラシーのある方にとって書籍(や雑誌)というのは片方向のメディアであって、あまり重用されない位置づけになってきているかもしれません。
それでも、やはり本になった物を読んでみると、必要な情報がコンパクトに分かりやすくまとまっていて感心します。
少し違う話かもしれませんが、「編集」ということが、「素材」をどうわかりやすく伝えるか?という点においては、こういうのはとてもありがたいと思う次第です。

ということで、こっそり応援の意味も込めて宣伝しておきますが、ランドヌールVol.1
(私は献本いただいてる訳じゃなくて、自腹で購入してますw 念のため)
ランドヌール Vol.1

ランドヌール Vol.1

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: グラフィック社
  • 発売日: 2012/09/07
  • メディア: 大型本

現時点(2012/9/9現在)で、ブルベをこれから始めたい、少しかじってみたけどまだお作法とか少しわかっていない、という人には、買って読んで損はない本だと思います。
※不定期刊行で今後も継続発刊されるような予定?みたいですから、その先のブルベ開催情報など月日が経って陳腐化するコンテンツもあるでしょうが、Q&Aコーナーを一読する価値はあると思います。

Q&Aコーナーの(遠目の)スナップ
brevetqa.jpg

古くからブルベに参加している人の中には、
「おれたちの頃は、こんなのは自分で調べた」
「だいたいマニュアル見てなにが楽しいんだ」
とか否定的なコメントをされている方もいらっしゃるようですが、たまに主催者として参加者の方から質問をいただいたり、エントリーやスタート受付の現場で作業している一スタッフとしては、こういった最低現の基礎知識的なことは、しっかり学んでから来ていただけると、必要以上の個別での追加説明や応対をする手間が増えず助かります。

もちろん、Q&Aで触れられている項目は一般的な国内ブルベに関することであり、個別のBRMについてはクラブ毎のローカルルールがあったり個別BRMでのルールがまた別にあったりと、わからなければスタッフに聞かないといけないものもあったりします。
それでも、一般的な内容だけでも最低現押さえてから、参加していただけた方がはるかに良いと思えるのです。

シクロツーリストVol.6ブルベ特集号でも、かなりこういった感じの情報はまとまっていたと思うのですが、
ランドヌールVol.1の方が、かなり網羅されていて分かりやすいと思います。
※その手の説明とか自分のブログで書くのはもうやめてもいいかな、と思えるぐらい(苦笑)

シクロツーリストVol.6
シクロツーリストVol.6 旅と自転車

シクロツーリストVol.6 旅と自転車

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: グラフィック社
  • 発売日: 2012/05/07
  • メディア: 大型本

蛇足ですが、このコーナーで、ひとつだけ間違いというか分かり難い点がありました。
Q スーパーランドナーってなに?
A 
× 〜オダックス・ジャパンに完走の証明となるブルベカードとメダル料金を提出すると受けとることができる〜

正しくは、ブルベカードではなく、ブルベカードに記載されている「認定番号(Homologation Number)」
また、提出方法は、AJから毎年秋頃のSRメダル募集の頃にサイト上で告知されるのがここ最近のパターンです。
AJサイトをよく読んで対応すればOKです。

あと、その際、募集期間が限られていますが、その期間内に手続きをすれば大丈夫です。
今年開催されたBRMの全てのブルベカードが参加者の手元へ返送作業が終わっているわけではありません。
焦ってしまうのは分かりますが、認定番号の問い合わせを主催者へ頻発するのはなるべく避けたいところです。
(というか、なるべく、という意味でこれはお願いです。)
基本的には発送が遅れていても、SRメダルの申請手続き期間中には、参加者の手元に返送できるようにしているクラブが大半だと思います。
各クラブ毎にこの手のステータスの通知がクラブのサイト上でタイムリーに行われるところと、そうでないところといろいろありますが、可能であれば知り合いに聞くなどでもよいので傾向がどうかぐらいは押さえておくとよいでしょう。

認定番号については主催者でも把握しているはずですが、末端の現場で持っているのは紙媒体での情報です。
データで記録を蓄積しているところもあると思いますが、現場で持っているのは認定シールを貰った際に添付されてくるリスト(リザルトにHomologation No.が記載された紙片)だけです。
先に書いた話と少し矛盾しますが、認定番号を(カードを亡くしたから)教えて下さい、とかいう感じでの調査依頼であれば、少し早めに各クラブ(または各BRM毎)の連絡先へ問い合わせを入れるようにして下さい。
調べるのに時間がかかる場合があるので、余裕がないとホント大変なのです。

↓ ポチっと一押し「読んだよ」みたいなノリで押していただけると嬉しいです。




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コメント 2

雲

はじめまして、勉強させて頂いております。
「スタッフも参加者の一人、参加者全員でイベントを造りあげていくもの」
「僕」はオダックス、ブルベの理念をそんな風に解釈しています(間違っていたらスイマセン)
専門誌が刊行されるほど人気のイベントになっていくのは素晴らしい事と思いますが、その裏にはそれこそご自身の時間を削ってイベントを管理されているスタッフの方々いることを忘れてはいけないと思います。
他の商業イベントと違い「自己責任」の意味が重いイベントです。
読んでみると軽-い感じがするのは「僕」だけでしょうか?
否定的な意味ではありませんが、ネガな部分もありそこを越えたときに見えるモノが駆り立てるような...
これからもピリッとくるお話をお願いします。
by (2012-09-11 11:21) 

pika

>雲さん
ブルベが流行っているかどうかは、実はよくわかりません。
昔に比べたら確かに参加する人の数が増えたように見えますが、同じ人が何度も何度も繰り返し走っているところがかなり大きいです。
私も新参者ですが最初にフルシーズン走った2009年は、認定距離が累計で3300kmでしたが、たしかこれでもベスト10入りしてたはず。
2010年のPBP前年のエントリー優先権をかけた認定距離獲得競争から始まったかもしれませんが、今はWSR、TSRが当たり前の世界になってしまったようです。
私はスタッフやっててタイミングがあわず今年は未だに600km走れておらずSR未達という状況ですけど(苦笑)
安全に楽しく、そして今だけでなく、来年も再来年も走り続けられるランドヌールでいたいものです。
どこかのブルベでお会いしたら声かけてくださいね。
by pika (2012-09-12 00:27) 

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