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型にはめるということ・基本を学ぶということ [ご挨拶・説明]

2012.11.30(金)

ブルベについて学ぶ上で必要なこととして、
・個人の自由でできること
・個人の自由ではできないこと
その違いを知っておくことは大切だと思います。

ランドネが長距離耐久サイクリングだとして、自由に走れるというのはあったとしても、
公道を走るのであれば、交通法規の遵守は当たり前のこととして捉える必要があります。
また、ことあるごとに
「ブルベはレースでは無い、ランドネ」と言われていることも理解する必要があります。

IMG_4685.jpg

ブルベ、ここでは主にACP公認BRMについてブルベと呼んでいますが、
ブルベについていえば、
・主催者は主催者規則を遵守する
・参加者は参加者規則を遵守する
 ※参加者規則にはACPの定めた規則を国内用に当てはめてAJ規則とクラブ独自の追加規定も含みます
これらが必要最低現のものとしてあるわけです。

このブログでも時折、引用したり参照リンクを張ったりしていますが、
参加者できちんと参加者規則を理解できていない人もいますし、
主催者でも主催者規則、参加者規則が実は曖昧だったりする人もいたりするのが実情です。

規則というのはある程度明文化できるものが文字として規定されているだけで、
その解釈については、歴史と文化と慣習とで決まるところもあり、
本来のACPによる規則がどうか、若干理解しきれていないところがあるかもしれません。
それでも主催者側で優先すべきは、
・参加者の不利益にならないようにする
という運用を守ることです。

グレーなところについては、真摯に検討し、
事前にうまく伝わらなかったところがあれば、参加者の不利益にならないように、
様々なことを取りはからうのが運営側の責務だと言えましょう。

ブルベの基本は性善説で動いています。
ところが実際には、やはりどうしてもズルを働く人が出てきてしまう現実があったりします。
数は少ないでしょうが、そういう人に認定を与えてしまうことは、
BRM自体の権威を落とすことにつながります。
それゆえ、コース上には抜き打ちでチェックするような、シークレットと呼ばれる、
通過チェックがコースのオーガーナイザー(主催者)や、場合によってはACPなどによって、
設置されることがあるという訳です。
※国内のBRMにフランスから人がやってくることは無いでしょうが、
 聞いた話では、国内にBRMを導入した初期はブルベカードをフランスへ送ってチェックを受けたり
 それなりに運営がきちんとされているかACPが直接見ていたらしいです。

規則があるなかで、それをきちんと踏まえて全ての条件をクリアして参加して、
規定の時間内に規定のコースを自分の力で走り抜いて、そこで初めて認定が貰えます。

それらのことができるようなコースをきちんと準備し、運営するのが主催者の責務です。
参加者は、用意されたコースを走ることで認定を得るチャレンジができるという訳です。

ランドヌールとして走ることは自由ですが、自由には当然責任がついてくるのです。
自分の判断で自分のために走ること。
自分の手に負えない状況になる前にリタイアする判断をするのも自分の責任です。

型にはめる、というとネガティブな語感だと思う人もいるでしょうが、
最低現のランドヌールとしての型はあると思うのです。

武士には武士道があるように、騎士には騎士道がある。
ランドネを走るランドヌールには、ランドヌールとしての道があるはずなのです。

周囲の交通という外的要因もあれば、天候など自然との兼ね合いもあります。
距離が長くなればなるほど、事前の予想の範疇を超える変化が起きることもあるのですが、
それらに対して全て自分の力で解決して走るのがランドヌールなのです。

自転車に乗れる、ある程度長い距離でも走れる。
ただそれだけの世界では無いと思うのです。

ここまで書いてきて「それは、あなたの勝手な解釈だろ」という人もいるでしょう。
そういう人には、参考までにぜひ次のリンク先の記事を読んで欲しいと思います。
きっと理解するひとつの材料になると思います。

※某Sさんのブログで、ACPのサイトに掲載されている文章を日本語に訳してあるものです。
 仏語、英語が得意でない自分にとって、こういった抄訳があるのは理解の助けになります。
 ありがとうございます

私がブルベの世界に入るより前から走られている世代の人と、私や私の後の世代の人とでは、
ブルベに対しての認識がそれぞれ違うのだと思います。
古くから走られている世代の人の多くは各主催クラブで運営をされています。
そういう人達がブルベにかける思いというのは、当時の認識の頂点として、
「PBPへ行きたい」というものが大きかったのではないかと思います。
そして、それは今でも変わるものでは無いのだと思います。

各クラブで、200km、300km、400km、600kmを開催してSRを取得して、
PBPへの出場権利を得る。
そのためにBRMの開催が必要であり、自分達の身近なところでそれらの距離のカテゴリーを
全て開催するには自分で開催するのが当たり前。
そこが原点なんだろうな、といろいろな人と話をした上で自分としては理解しています。

オフシーズンの間に、各クラブで忘年会があったり、
ランドヌール同士の飲み会があったり(これは通年かな?)
そんな季節ですが、古くから走っている人と話す機会があれば、
そういった話を少し聞き出してみるのもよいかもしれません。

↓ ポチっと一押し「読んだよ」みたいなノリで押していただけると嬉しいです。






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