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BRM413定峰200・DNS連絡フォーム [BRMスタッフ見習]

2013.4.2(火)

昨日、こっそりキューシートを公開してたりしますが、それに続いてちまちまと裏方作業。
せっかくエントリーしたのに、当日都合が付かなくて走れなくなる、というのはよくあることです。

リザルトには、出走しなかった人を「DNS」として記述しますが、これを指して、
「DNSする」という言い回しで、出走しないことを参加者は主催者に前もって伝えることが必要となります。

参加者の募集が早い段階から始まるブルベだと、当日走れるかどうかなんて先の先の話で読めません。
仕事の都合や、家庭(お子さんの学校行事なども含む)の都合など、やむを得ない事情で走れなくなることは仕方のないことです。
また、体調を整えるべく準備していたとしても、当日体調不良でお休みせざるを得ないこともあります。

どんな理由でも、DNSは参加者の権利です。
出走する権利があっても、それを自らの意志で放棄する。
ただ、それだけの事。リザルトには理由は関係無く、単にDNSと記載されるだけです。
正確に言うと、このDNSという表記は国内でAJからの公表の際に出てくるだけのようで、
ACPには「認定」しかないので、そちらには記録は残らないようです。

それでも、主催者側からすると、参加者が実際に「出走」するのか「DNS」するのか、というのは大きな違いがありますし、事前準備段階で前もって早めに分かれば、ムダな準備を減らすこともできたりします。
これは、もしできたら協力してね、ってぐらいのお話でしかないですが、少ないスタッフで事前準備、当日の運営、事後の事務処理作業、等々をこなしていく上では、やはり適切なタイミングでDNS連絡も処理されることが大切だったりします。

ところで、DNS連絡も含めた、各種の連絡や質問というのは参加者からすると「自分ひとりのこと」でしか無い訳ですが、運営するスタッフ側からすると、どう見えるでしょう?
DNS連絡は必要ですし、事前にいただくことはありがたい。でも、それを受け取りました、と返信するのは意外と手間だったりするのです。実際に自分でやってみないとこの手の些末な事務作業の手間は理解できないかもしれませんが、「それなりに手間がかかる」ということは知っておいて欲しいと思います。

そんな訳で、昨年も一部のブルベで使いましたが、DNS連絡には専用のフォームを用意して、そこから連絡を入れてもらうように設置しました。エントリー時と同じように、入力された項目を全てコピーで即時に自動返信するような仕組みを入れています。

DNSform.jpg

参加者の方からすれば、折角DNS連絡をしたのに、届いたかどうか確認ができないということが無くなります。
(このあたりは主催者ごとに対応が異なると思いますが、昨年の私の担当分では返信しないことを基本にして、そのようにアナウンスもしていました)

また、運営側からすると、裏で自動的に一覧表になるので、ステータスが分かりやすいということもあります。

システム的につないでしまって、自動的にエントリーリストから消し込めたらいいだろう、と思われる方もいるかもしれませんが、実はそれは違います。どんなところでも間違った入力が入る可能性があるため、自動的につなぐことは、ほんの少しのエラーデータが入ってきただけで破綻してしまったりもするからです。
エントリーリストはエントリーリストで管理しておき、DNSリストはDNSリストで一覧するだけ。
(ソートして)紙に出力して、受付時に使うリストにマーカーで「DNS」をチェックしていくぐらいの、ゆるい連携の方が実際には、手間がかからず、かつ間違えがあっても対応しやすい形になったりします。

個人的にはDNSには2つ事務手続き上のタイミングで大切なことがあって、
・ブルベカードの印刷枚数をどうするか
・当日のスタート地点で、No Show(スタートに来ない人)のカウントをどうするか
というところで効いてきます。

前者は、本番の前日とか前々日にブルベカード(にPCの名前や距離など)を印刷する場合、
ムダに印刷しすぎない、というところで役に立ちます。
100名規模のブルベだと、天候が良くても20名程度DNSが出ることがあります。
20枚のブルベカード、たかが20枚、されど20枚です。
また荒天が予想されるブルベだと、半数以上の方がDNSということもありえます。
100名規模で、50枚未使用のブルベカードが残ると・・・・・・
勿体ないおばけがやってきて、スタッフは多少なりとも罪悪感を感じてしまいます。
天候判断は難しいので、こればっかりは仕方ありませんが、
「だめだろう」と参加者各自で判断された場合は、早めにDNS連絡をお知らせいただけると助かります。

後者は、大元のACPのルールでは、スタート時間から1時間はスタートはOKとなっています。
が、国内ではこれが30分に短縮されてローカルルールでそのように定められています。
殆どの参加者はスタート時刻ではなく、集合時刻に集まっていただいて、受付やブリーフィングも時間どおりに受けてもらうことが原則です。やむにやまれぬ事情で遅れることはあるでしょう。
でも、来るか、来ないか分からない参加者を、時間どおりに来ていた参加者が全員出走したあとに、30分寒空の下待ち続ける。これは実際にスタッフとして活動してみると骨身にしみますが、あまり気持ちよいものではありません。
来れないのであれば「出走しません」と一言連絡をいただければ済むことです。
ブルベのスタッフは、本来参加者である同じランドヌール仲間が、他の人が参加者として本番当日走れるように、ボランティアで待機してくれているだけなのです。
直接面識は無いかもしれませんが、あなたと同じ趣味をもつ仲間がそこで待っている。
ムダに待たせたまま、放置しっぱなし、というのは、どうなのかな、と思う次第です。

特に、荒天となってしまった場合、参加者は自転車で走り出せますが、スタッフは受付開始前から、ずぶ濡れで待機しつづけていたりします。スタート時刻後も、誰も来ないかも知れないのに、DNSとは連絡が無かった人が1人でもいると、律儀に待ち続ける必要があるのです。
こういうことは、知らないでは済まされることではなく、大人であれば推察できるのは当たり前だということでしょう。
ムダにスタッフを待機させたりすることは、しないように気をつけたい次第です。

※ゴールなどで遅れることが分かった場合は、途中で電話連絡を入れましょう。
 たいがい、スタッフはたとえ時間内に完走できなかったとしても、ゴールで待ち続けてくれています。
 そのことに対して、恐縮する必要はありません。
 ただ、行方がわからないと心配してしまいます。所在をつげるぐらいの余裕は持ちたいものです。
 この気持ちを疑似体験してみたい方は、ご自分がゴールしたブルベで最終走者が戻ってくるまで、
 ゴール付近でスタッフと一緒に待機してみると分かると思います。

(おまけ)
「DNSする」という、能動的な言い回しでDNSを扱うことに違和感を覚える人もいるようです。
が、ブルベの世界では、ブルベ自体が「認定」するかしないかということで、リザルトが全てです。
そのリザルトに「DNS」として(ACPのリザルトには記録は残りませんが)自分の結果が刻み込まれる。
そういう意味では、「DNSする」という自らの意志での選択を語るのは、特におかしな表現では無いでしょう。

ヨット屋だったりすると、「DNSじゃなくてDNCだろ」みたいなツッコミもあるでしょうし、
DNFに対しても、「失格だったらDNFじゃないだろ」ぐらいの拘りはあるかもしれません。
が、それはまた別のお話。

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