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2014BRM709北海道1200・台風Cancelled [BRM]

2014.7.15(火)

 既にご存知だと思いますが、台風8号の影響により道東、特に根室方面は天候が大荒れとなりBRM709北海道1200納沙布Ver.は途中で中止ということになりました。

 AJ北海道が急遽作成してくれた「台風cancelled」中止シール:本物はAJ北海道の1200kmページにあります。
brm709cancelledx3.jpg

 ブルベは全天候型スポーツと思われているかもしれませんが、走れないときは走れないのです。自然の脅威には適いません。

 折り返しとなるPC5 納沙布岬(納沙布会館)へたどり着いたのは2名だったそうです。後続は根室市街より手前の道の駅「スワン44ねむろ」あたりで先へ進むことがほぼ無理だったとか。

 大きなコントロール(PC)であるPC4北見を早めにスタートした人は、美幌峠を越えて行ったようですが、美幌峠のピークは視界が悪く、下って行くことができずに道の駅美幌峠の数少ない屋内退避スペースにてブルベライダーがどんどん滞留していったそうです。自販機組とトイレ組。
(他の方のブログなどで見ることができると思います。Twitterやfacebookで流れていました。)

 私自身は、PC4北見で仮眠後の再スタートが若干遅く、23:30頃にリスタートして美幌峠へ向かっていました。
美幌峠のピークまであと6〜7kmぐらいのところだったでしょうか。(オドメーター読みで426kmぐらい)
先行しているブルベライダーが何人か止まっていて「まだ中止になってないけど、おそらく中止になるはず。」と教えてくれました。また、上って行っても美幌峠では人が滞留しまくりということも聞いて、素直に北見へ引き返すしかないだろうと、自分でもあきらめがつきました。7/11 午前2:00頃、このあたりは少し雨が弱まっていてほぼ降っていない状態。
DSC00723.jpg

 美幌峠をなんとか超えて、別海町体育館(仮眠所)が難民収容所となるのでは?と思っていたのですが、美幌峠すら超えさせてもらえず。怖い物見たさで峠ピークの状態も覗いて見たかったのですが、美幌峠で滞留しているブルベライダーに回収車が向かっている?という話も聞いて、自力で帰れる自分たちは自力で帰るのがあたりまえですから、邪魔をしないようにここで撤収、引き返すことにしました。

DSC00724.jpg

 装備的には美幌峠の下り用に下は冬装備、上はピークで追加で着るつもりのモンベルのウール素材の長袖インナー(AJ北海道など北海道を走っている人達にとっては当たり前の装備:スタート当日に札幌のモンベルショップで追加調達したもの)、またウールのインナーグローブと防水グローブを下り用にサドルバッグに温存している状態でした。結果として出番は無かったもの、視界の問題さえなければ美幌峠は越えて行ってしまったことと思います。別海まで行ってしまうと帰りが難しくなりますから、美幌峠手前で本格的にやられる前に撤収できた自分たちはラッキーと思うしかないですけど。

 美幌峠を手前に戻って帰る途中、「補給しないと北見まで持たないと思う」と美幌の街中でコンビニに立ち寄ろうとしたら、まだラーメン山岡家美幌店が開いていたようで、3時ラストオーダーぎりぎりに飛び込んでゆっくりラーメンを食べてから北見へ戻りました。
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 お店に立ち寄って座って食べたのは、これが初めて。温かいものを食べると元気がでます。

 すぐに明るくなってきて、北見方向は天気が回復してきています。
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 このところ、ブルベライダーが走ることをやめると天気が回復、というのが続いていて、なんとも言えない気分になりますが、とりあえず北見に戻って仮眠することだけを考えて戻りました。

 で、あともう少しのところでマイクロスリープが起きてしまって一人で停止。少し身体をリフレッシュさせてから走り出すと、下りで少し気を抜いていたのでしょう。気持ち良く下って北見の自然休養村の入口を通り過ぎてしまいました。5kmほど余分に下って、上り返して朝5時に北見に自力収容でした。

 このあとの動きは各自バラバラで、みなさんそれぞれの遊び方、楽しみ方が異なりますが、転んでもただでは起きないのがブルベライダーというかランドヌール。自走でコースをトレースして札幌まで走る人、観光に切り替えて好きなところを走りまくる人、懲りずに納沙布岬を目指す人。
 そして、7/11(金)は早々にレンタカー、JR指定席は売り切れてしまったようですが、私は7/11は北見泊まりでのんびり過ごすことにして、午前中は3時間ほど仮眠して、その後に汚れ物を洗濯したりしていました。
午後3時頃にランドヌールすすきの代表よしださん、タナカ@大王さんが弟子屈から自走で観光しながら北見に戻ってきたので帰路を相談。よしださんから「レンタカー」との指示があり、北見のレンタカー屋さんに電話してハイエースバンを7/12(土)予約しました。もちろん札幌返却の乗り捨てです。
先に予約したランドヌール宮城は普通にAT車、こちらはAT車在庫無しでMT車でした。

 このあと自転車にも乗らないし、レンタカーも無いので、「そろそろビール解禁してもらえませんか?」とAJ北海道代表長勢さんにお願いして、北見のコントロールで「封印」されていたビール自販機を解禁。ずっと機械を停めていたので冷えてないから、ということで最初はロング缶を奥から出していただいてAJ北海道の佐々木さんが手売りで現金販売してくれました。

 いやぁ、うまいんだなぁ。
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 他にやることは無いですから、夕方、タクシーで北見市内のホルモン屋さんへ行くことにしました。
この手の企画は、AJたまがわスタッフのK内さんが大好きなのでお任せしましたが、当初12名で予約してタクシー3台手配していたところ、飛び入り参加で人数が増えて18名ぐらいに膨れあがってたかもしれません。

 四条ホルモン
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 そのあと北見に戻って、2次会も続きました。
べつかいの牛乳屋さん、今回スタッフとして巡回車で回ってくれていたチコリンさんが、私たちが別海にたどり着けなかったから、ということで個人的にお土産で買ってきてくれたものです。
IMG_2253.jpg

 走り続けていると、なかなか話す時間がとれないのですが、こういう時はたっぷり時間があって、ブルベ談義が盛り上がります。この日の晩は、北見のスタッフは「全員お休みさせていただきます」という黒板の掲示があって、これまでずっとほぼ不眠不休でサポートし続けてくれたご苦労に、ただただ感謝するばかりです。
あまり遅くまで引っ張っては申し訳ないので、適当なところでお休みなさいと2次会を離脱して私も寝させてもらいました。

 私は今回一参加者ですが、この1200参加者は主催者側の作業をされている方も多く(というか本来ブルベはそれが当たり前)、みなさんそれぞれがどれだけのご苦労があるか?ということが多少想像ついてしまうこともあり、AJ北海道ならびにボランティアスタッフの手厚いサポートには本当に頭が下がる思いです。

 難しい判断や、急変する天候にあわせて現地での迅速な対応は、なかなか出来るものではありません。まして、今回の参加者の規模は150名という大所帯。これだけの長距離だと先頭と最後尾が400km以上も離れている状態で各地を巡回し、本来は無い回収作業が追加であったりと、並大抵の作業では収まらなかったと思います。
 
 RMの1200kmというのは、簡単に開催できるものではありません。
ですから、次回のリベンジVer.が開催されるのは早くても○年後だろうと個人的に予想しています。
来年はPBPもありますし……

 脳天気に「やって、やって」とは、言いづらいのも確かですが、同じフォーマットで納沙布Ver.を次回完走してみたいなぁ、というのは一参加者としての素直な気持ちです。

 一部で勝手にリベンジ「おしおき1200」が開催されるという噂もチラッと聞きましたが、私は私が出来る範囲で、また別の企画を考えて愉しみたいと思っています。

 
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