自分のために走る

2011.7.18（月）

夜中に突然目が覚めた。というか、いつものごとく早い時間に寝落ちしてたので、ちょうど一眠り終えて起きてしまったのかもしれない。

とりあえず発作が怖くて、冷たいお茶を２杯ほど飲んでおく。

まだ例の発作の影響は少し残っていて、右足の親指は上に曲げづらく、ペダリングも思い切り自由にはいかなかったりする。食べ物には以前より多少気を遣っているけど、脱水になるといきなりってこともあるので予防が肝心。

それはともかく、

夜中にふと思ったことを文章に書くのは、ちょっと危ない（苦笑）かもしれないけど、なんとなくφ(..)ﾒﾓﾒﾓ

ブログに書いたり、SNSで日記に書いたり、twitterで呟いたり、facebookで呟いたり・・・

時によってどこを重点的に徘徊しているかは変わるけど、やっぱりどこかで自己顕示欲というか、誰かに褒めてもらいたいという他己承認欲求というか、そんなものがあるんだろうなと思う。

そして、ネタ作りのために自転車で走ったり。

そういう力も時には必要。誰かに応援して貰えると、やっぱり嬉しいもの。

でもね。

基本というか究極かもしれないけど、

「自分のために走る」

やっぱり、そういうことなんじゃないかと思う。

ちょっと伝わりにくいかな。

「自分で自分を承認するために走る」

という感じがやはり主であって、

「誰かの為に走る」（誰かに認めてもらいたくて走る）

というのは、一時の通過点なのかもしれない。

こんな風に思うこと自体、また時が経てば変わっていくのだろうけど。

ブルベに話しを持っていくとすると、200は記念受験みたいなものだった。初めてブルベを走る前に１日で200km走れるようになっていたし、初参加の前には練習と称して200km以上走ってみたりもしてた。

今思い返すと、やっぱり誰かに褒めてもらいたい、認めてもらいたい、という気持ちがあったのだと思う。

翌年の2009年はSR目指して参戦。300を走るために夜間走行練習と称して一人で道志方面の山道を走り回ったりした。まだブルベの練習をブルベ以外でできた頃の話。

400を取り、600を取り念願のSR。周りの自転車乗りからも褒めてもらえて、ちょっと嬉しかった。

なんとなく、それでロングライドの世界で一応存在が認められるぐらいの初心者になれた気がしていた。

でも、1000kmはまだあまりにも遠い世界だと思っていた。それは「変態さん」の領域だと。

そして、2010年は「変態さん」の世界を垣間見たくて1000kmへチャレンジすることを決める。

でも、それは思い起こせば、「変態さん」の世界でも認めてもらいたいということだったような気がする。

ブルベは基本的にはレースではないから、コースにもよるけど普通のコースなら、どれだけ耐久勝負で我慢強く走り続けられるか、だけでもゴールはできる。体力的に劣る者でも、多少自転車で走れる下地とあとは根性さえあれば距離は少しずつ伸ばしていくことができる。

1000kmを最大目標に置いていたはずなのに・・・ここで突然「PBPに行こう！」という話しが出てくる。

PBPにエントリーするためには、2010年にある程度距離を走らないと国内でのエントリー優先権というものが得られない。出るか、出ないか、それによって全く走り方が変わってきてしまう。

本当に行けるかどうかわからないけど、周りの人達の「行きたいよね」という声に、とりあえず合わせておこうと3200km以上走ることを決める。また、PBPに行くなら、そして1000kmも走るなら、どうせならランドヌール5000を取りたい。だからフレッシュも出てしまう。

たぶん、仲間に入れてくれ、という欲求から周りに合わせることを選んだのだと思う。

そうして走って居るうちに、さらに「1200出ない？」という話しが出て、「え〜」っと思いながら、結局エントリー合戦でなんとかエントリー権を獲得し、本当に出てしまう。最期に元々の目標だった1000kmもなんとかクリア。あとはPBPだけというリーチ状態になる。

実際、走っている時は余裕が無いし全部「自分のため」なのだけど、エントリーするとかしないとか、そういう時には、やっぱり誰かの影響とか誰かのため、という要素が多分に含まれてくる。

PBPはエントリーした。行く算段もゆっくりだけどなんとかやっている。

8月下旬にあわせて走れる身体になろうと毎日少しずつ走っている。

でも、ちょっとだけ何かが違うと違和感を感じているのも正直あったりして。

自分はいったい何のために走ろうと思っているのだろう？

そのことを、もう一度自分に問いかける必要がある。

一点の曇りもなく、ただ自分のために走る。

そう言えたら、きっとそれが自分の理想なのだろう。

心の中にある若干のわだかまり、それをどこかに置いてきた方が良さそうだ。

ロードに乗り始めて４年

奇しくも、乗り始めた直後に前回のPBPが開催されていた。

きっとそこに何か意味があるのだろう、自分で意味を込めるのだろう。

それも合わせて、きちんと向き合いたい。

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