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ヘタレなりの走り方は我慢の走り [自転車雑記]

2012.6.25(月)

自転車は、小径車からロードを増車してロードに乗り始めた最初の1年ぐらいが一番しっかり走れていたのかも?
そんなことを思ったりする今日この頃です。

パワーがあったり、スタミナがあったり、身体を絞って軽量化だったり、そういうことにはあまり興味がなく、ボーッと走っているだけなので仕方が無いとは思いますが、年々遅くなっていく感じがするのは何故でしょう。

自分なりの体力や精神力といったものが、どの程度かをそこそこうまく自覚できていて、それに合わせてなるべく無理のないように走っているからなのだと思います。

体力、走力的にチャレンジできないコースもたくさんあるのですが、まぁそれは仕方ない。
そう割り切れば、日々精進しない言い訳も簡単になるわけです。(え?)

自分がどのくらいのペースでペダルを回せるか。どのくらいの心拍数なら維持できるか。
もうだいたい先が読めるようになりました。

グループで走ると自分の巡航速度と違った領域で走ったりすることもありますが、普通は自分の感覚で60%から70%ぐらいまでに落としたあたりが1日走り続けられる限界です。
80%ぐらいの力で巡航していると、半日ぐらいでちょっと疲労が蓄積してしまい、残りは60%ぐらいまで落ち込んでしまうわけです。
(※あくまでも感覚ですが、適正なギアを回している限り、概ね最大心拍数に対しての心拍数と同じぐらい)

もっと分かりやすくいうと、斜度8%とか10%ぐらいまでなら、なんとかファイナルロー(50Tx27T)でペダルをゆるゆると回して上れるのですが、15%とかキツイ坂が入るとそこで一気に消耗してしまいます。
自分の体重と自転車装備と自分の出力を勘案するとそうなってしまうのが現状で、その時は自分としては常時90%以上、たまに95%以上振り切れて心拍が上がりすぎて足つきするぐらいの領域です。

そこまでキツくないところでも、そこそこアップダウンのあるコースで序盤から85%以上で踏み続けると80kmぐらいで足というか全身が攣ります。こうなったらもう終わり。何をやってももう80%の力は出せません。40%からせいぜい50%ぐらいのノロノロとした領域で、惰性で走るぐらいになってしまいます。

個人差の大きい話ですから、あくまでも例として、ふーんそういう感じがあるのかもね。
ぐらいの気持ちで参考として読んでいただければ幸いです。

そんなヘタレ具合でも、普通のコースであれば国内のブルベで200kmでも300kmでも普通に完走してますし、400kmも600kmもなんとか大丈夫。オーバーナイトは仮眠とかまた違った話も出てきますが、一応1000kmも1200kmもギリギリ完走できちゃった経験があったり。

出力が低く、スタミナが無く、快復力も無い。
そういうオッサンが取れる戦略はただひとつ。
「無理せず、低出力で淡々と走り続ける」
それしかありません。

いかに体力を温存するか。疲れないようにするか。時間を無駄にしないようにするか。
おそらくそればかり無意識のうちに考えて走るようになっています。

ムラのある走りは疲れます。体力を消耗します。
分かりやすくいうと、体内グリコーゲンを一気に消費してしまうような無酸素運動はダメということです。
無駄な平地スプリント、無駄な上りでのスピードアップ、そういうのは避けるべきことなのです。

Tips的なことを言うと、例えば無風平坦の場合。
速度を上げると、自分の身体と自転車の受ける空気抵抗が漸近線的にググッとあがっていきます。
ハンドルのポジションとかでも大きく変わるでしょうが、自分の場合目安にしているのは、
30km/hは出し過ぎ、27〜28km/hあたりが巡航速度(実際に走っている時のメータ速度)
向かい風だとそれが、15km/hを切ったりすることもありますが、そのあたりはペダルに感じる足の感覚や自分自身の全身で感じるしんどさで判断つくと思います。

27km/hで巡航するのはずーっと走っていても大丈夫でも、それを35km/hにするには大幅な出力増加が必要です。
実は27km/hを30km/hにするのでも、22km/hを25km/hにするのと大違い。

三味線で「よわよわ」とか言っている本当は強い人達は、もっと違う領域で35km/hと40km/h以上が違うとか、いやいや45km/hと50km/h以上は全然違うとか別の数字を出すかもしれませんが、真のヘタレグループにおいては、おそらくロードの適切なブラケットポジションでは27km/hぐらいが妥当なのでは?と思っています。
そこまでは大して苦労をせずに速度を上げることができる。そこから先はかなりパワーを出さないと(空気抵抗が劇的に増えていくので)じりじりと上がっていかない領域。

実走では風の流れが必ずあるので、単にメーター読みでどのぐらいの速度でOKという話ではありませんが、このあたりを感覚的に理解できていると、自分なりのイーブンペースの領域で延々と走り続けられるようになるわけです。
お尻が痛いとかを除けば(^_^;)

信号ストップが多くないところでは、実際の移動が1時間あたり20kmクリアできていれば自分的には御の字です。市街地区間だと16kmまではなんとか確保したいところですが、そういう区間では信号間を多少ダッシュして移動速度をあげても引っかかる信号は同じだったりしてあまり効率良くありません。一時的に35km/hぐらいまで上げたり、すぐ赤信号で停まったり、ということを繰り返していても1時間で18kmぐらいしか走れませんし、その2kmで稼げた時間はほんの7〜8分でしかなかったりします。全く消耗しないのであればそういうダッシュもいいですが、大概それをやってしまうと後でどよーんとした走りになってしまい後半から終盤がキツキツでダレダレになってしまうのです。
そして、その7〜8分という時間はコンビニでちょこっと話してTwitterに2つ3つコメント返したりしていると消えていってしまう時間だったりするのです。

ブルベに限った話かもしれませんが、まず完走というのが目的である場合は、無理せずヘタレなりの温存した走り方が一番理に適っているのです。また、ブルベの翌日に家族サービスとか仕事があって、という人なら尚更です。
終わって一晩寝て、多少筋肉痛や身体の痛みがあったにせよ、普通の生活が送れるぐらいの疲労度で押さえておく方が長続きします。
もちろん、今日は使い切るまで走るとか、練習だ!という場合は、もっと速く走って序盤で使い切って、その後の根性走りを鍛えるようなことでも良いでしょう。それは目的に合わせて自分で決めることですから。

自分の場合は、使い切る走り方をソロの時は意識的にやって、ボロボロになって帰ってきたりすることもたまにありますけどね。(^_-)









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