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フレッシュ近畿(京都)その4:御前崎270km〜渥美半島376kmゴール編 [Fleche]

2013.5.2(木)

フレッシュの続きです。走行途中としては、3つのパートの3つ目で最後となります。

GARMIN Edge705による実走ログ

PC4御前崎の到着がこんな感じでした。
00:24 270km地点、R150 PC4セブンイレブン御前崎港店(ゴール基準だと、貯金36分)

なんとか約30分の貯金をようやく貯めて、ここからが本番です。
なるべく早めにPC4を離脱する基本動作が必要ですが、ログを見ると15分かかっています。
334km地点にある次のPCまで73kmをノンストップで走り続けて6時前に辿り着くことが必要となります。
時間にして約5時間、平均時速15km/hをぎりぎりキープできれば大丈夫ですが……

00:39 270km地点、R150 PC4セブンイレブン御前崎港店・再スタート(ゴール基準だと、貯金21分)

PC4は御前崎港側にあるので、そこからぐるっと時計回りに回り込んで走り出します。
最初は東に向かって、23km/hぐらい。次に南に向かって、20km/hぐらい。
少しずつ西に進路を変えていくと、20km/hから徐々に速度が落ちていきます。
南西に進路が変わったところで15km/hまで低下、西南西まで向いて御前崎灯台を超えると、
少し北寄りに進路がかわり西北西へ走っていくことになります。
ここで、15km/hを割り込み、13とか14という数字がサイコン(GPS)でチラチラするようになります。
まだ、最悪の事態までは迎えて無いようですが、それでも15km/hでないのは厳しいです。
浜岡原発までは、おそらくこのまま堪え忍ぶしかなさそうです。

先頭をヨシダさん、次に私。Bongoさんは少しだけ間があいてついてきます。

公道ですから、どこまで車間を詰めてよいかは、人それぞれ考え方に違いがあるでしょう。
でも、こういった向かい風の時には、なるべくトレイン状に車間を詰めた方が、全体としては脚を温存できる。
そういうことは頭では理解できているはずです。
が、生粋のブルベライダーなのか、ヨシダさんもBongoさんも、車間は詰めない走りが基本系。
3人なのに、3人ともが、ほぼソロに近い形で、それぞれ風を受けながら走っています。
このあたりは、たぶん言っても仕方が無いのだろうと割り切るしかありません。

私は、この時点でまでにもう本当に脚が終わっていたので、ヨシダさんの後ろにしばらくついていきます。
クルクル脚が回っているので、それなりに走ってるように見えますが、これで時速13km/h程度。

20秒ほどカメラで動画撮影をしてみましたが、たぶん、このあと殆ど余裕が無くなります。

01:00 275.5km地点、K357 御前埼灯台と浜岡原発の間のどこか(ゴール基準だと、貯金22分)
なんとか15km/hペースをキープできていそうです。
向かい風がきついと、実は平坦よりも上りが楽だという変なことに気づきます。
途中にあるゆるやかな上りに入ると、風が弱まるのです。
そして実際の速度は10km/hを割りますが、前から受ける風が弱まるので気持ち的にホッとします。
上った分だけ下りで勢いに乗って、といっても20km/hちょいですが、久々の20km/h越えを堪能します。

01:28 282.8km地点、マクドナルド浜岡店横を通過
DSC00409.jpg

別にマクドナルドが好きという訳ではないのですが、当初の予定ではここで休憩していくはずでした。
貯金3時間以上でここに到達するのが、裏でこっそり用意していたペースノート上でのお話。
コーヒー1杯飲む余裕すら無く、ひたすら地道に漕ぎ続けます。

遠州灘に面してはいませんが、遠州灘と並行に西へ向かうわけで、16km/hぐらいで我慢の走行です。
時折、信号にひっかかりますが、なんとか15km/hペースを維持できてそうです。
たしか予報では、この時間帯が一番風の強いピークだったはず。
これ以上風が上がってこなければ、そしてメンバーが誰一人つぶれることがなければ、走り切れるかもしれません。
もともと「しぶとい」ことでは定評のあるメンバーですから、そう簡単にはつぶれません。
きっとなんとかなるでしょう。

02:00 291km地点、R150 掛川市に入ってすぐ(ゴール基準だと、貯金24分)

時折、風に吹かれて、15km/hを割り込むことが幾度となく訪れます。

03:00 305km地点、R150 磐田市に入り太田川を越えるあたり(ゴール基準だと、貯金20分)

03:07 307.2km地点、R150 マクドナルド磐田福田町店横を通過

03:41 316km地点、R150 天竜川を越える(ゴール基準だと、貯金23分)

04:00 321km地点、中田島砂丘付近、サークルK浜松中田島店横を通過(ゴール基準だと、貯金24分)

04:34 330km地点、坪井IC付近
お腹がすいて、補給食を食べようとするが、手がかじかんでフロントバッグのチャックを開けられず難儀する。
長指グローブでも防寒タイプではないので、手が向かい風で冷え切ってしまっている。
なんとか、フロントバッグを開けても、一口羊羹は取り出すことが出来ず、別の補給食を掴み出す。
レース用の補給食のようなものだが、手で封をあけることができず、口で少しだけ端を噛みちぎる。

おれ、なにやってんだろ?
と、ふと冷静に自分の状況を振り返りつつも、なんとか補給食を少しずつほじくって食べて行く。

05:00 336km地点、弁天島の先、西浜名橋手前(ゴール基準だと、貯金24分)

ここではじめて、ひとりで停車してカメラを取り出す。
少しは撮しておかないと。

西浜名橋
停まってカメラをごそごそ取り出している間に、先行2名がどんどん離れて行きますが気にしない。
DSC00410.jpg

満月だった月はとても綺麗でしたが、それを撮ってる余裕はありませんでした。
DSC00411.jpg

海側に見えるのは浜名バイパスの浜名大橋
DSC00413.jpg

ほんの数枚撮る間に、少し間を離されてしまいましたが、前を行く二人は15km/h程度なので、
それよりほんの少しだけ速く走ってすぐに追いつきます。

05:28 343km地点、PC5&22時間チェック予定・セブンイレブン湖西白須賀南店
現地での記録だと343.8km、キューシート上では344km地点となります。
これまで書いている距離はログをルートラボにアップしたもので書いています。

無事に予定どおりの22時間チェックとなるコンビニへ30分の余裕を持って到着です。
約5時間ほど、休憩無しで向かい風の中をひたすら走ってきました。
この間、トイレにも行っていません。
補給で取ったのは、ボトルの中のスポーツドリンクと携行していた補給食を少しだけ。

これでは燃料切れで倒れてしまってもおかしくありません。少し補給をしておきましょう。
手がかじかんで動かないので、まずは缶コーヒーを手に取って握りしめながら買い物をします。
外は寒いのですが、普通のセブンイレブンなので外で食べるしかありません。
肉まん、から揚げ棒、を買って駐車場でパクつきます。
フロントバッグの中から貼るタイプのホカロンを取りだして、お腹に貼り付けておきます。

スタートが前日の朝8時だったので、この日の朝6時が22時間チェックとなり、8時がゴールです。
この先、渥美半島の表浜街道沿いには、コンビニはさほど多くありません。
そのため、ここで22時間チェックをして、30km先のコンビニをゴールと見なして走る予定にしています。

ブルベでは通常制限時間が1時間15km計算で行われていますから、30kmを2時間で、というのは大したことではありません。
フレッシュのルール的には、22時間チェックから24時間ゴールまでに最低25km走ればよいということになっています。
ただし、第三者証明を取得するためには、国内だと手っ取り早いのがコンビニのレシートです。
まずはコンビニレシートゲットを前提にコースを組み立てるのが常套手段なので、このあたりは勘弁して下さい。

とはいえ、これまで5時間で73kmとほぼ15km/hペースでしか走れていないわけです。
主に強い西風が向かい風として立ちはだかっているからなのですが、実績値としてはそういうものです。

そして、この先は渥美半島の表浜街道、ゆるやかなアップダウンがあるのです。
強い西風にアップダウンが追加されると……
このさき2時間もそれなりに頑張って漕ぎ続けないとゴールに辿り着くことはできないでしょう。

短い時間ですが、6時までの間にできる限りの準備をしておきましょう。

そんなところで、冷えた体はトイレを求めてしまうのですが……
なぜか、他のお客さんがトイレ待ちで並んでいます。5:50で前に1人。いやな予感が。
とりあえず並んで待ちます。
5:56になってようやく順番が来て、さっと個室へ(^^;)
3分以内に全ての処理を終えて5:59前に店内に復帰。

めぼしをつけていたレシートゲット用の買い物は、軍手。
これからは陽が昇ってくるでしょうが、まだまだ寒いので長指グローブの上から軍手を重ねます。
(輪行用の軍手がサドルバッグに入ってなかった、という話でもあります。小さな忘れ物)

6時丁度に、それぞれ思い思いの買い物をしてレシートをゲットして店外へ。
すぐに支度をして再スタートを切ります。

06:03 343km地点、PC5&22時間チェック・セブンイレブン湖西白須賀南店・再スタート

キューシート上で374km地点のサンクス赤羽根ロングビーチ店を目指します。
しかしねぇ。誰がこんなコースにしたのでしょう。(私です)

22時間チェックを終えてすぐ、潮見坂、標高差70mの上りです。(涙目)
とりあえず先行して上りきって後続を待ちます。
この先、15km/hペースで走れるか確認のためにアップダウンをいくつかこなして先行してみます。
適当な信号で後ろから追いついてくるのを待って、時間を確認します。
ペースが崩れなければ間に合いそう。パンク一発あればほぼ終了。
そのくらいだということを再確認します。

あとは、淡々と走り続けて、

07:26 368km地点、22時間チェック後25kmを走行、この時点でフレッシュとしては完走となります。
あとは、8時の公式なゴールとしての距離と時間を第三者証明でゲットすればOKです。
コンビニに辿りつけなければ、それはそれで、8時時点の場所をサイコンから転記しておいて、
その先のコンビニまで少し走って、8時より少し遅い時間のレシートゲットを取得することにしますが、
おそらくこのペースであれば無事にコンビニまで辿り着けそうです。

07:48 373km地点、サンクス赤羽根ロングビーチ店

なんとか予定していたコンビニまで到着できたようです。
ただ、この1kmほど先に別のコンビニもあるのです。その先は10km以上無し。
ゴール後の行動(伊良湖からフェリーで鳥羽へ渡る)を考えると、1km先でも移動しておきたいところ。
そして、フレッシュはなるべく24時間で長距離を走るものでもあるわけです。

もうひとつ先に行きましょう!と声をかけて先へ進んで行きます。

07:52 375.3km地点、サークルK赤羽根店
サイコンの実測だと376.2kmだったかな?

これで、ゴール!!

私自身は、これで4回目のフレッシュ(全て完走)です。
2010年・静岡
2011年・福岡(2011年はPBP後の秋開催)
2012年・千葉
2013年・近畿(京都)

すっかり陽が昇って暖かくなりました。
ゴール時点での私の自転車(本人が裏に写り込んでるぐらいで、本人写真は無し)
DSC00415.jpg

ヨシダさん、お疲れ様でした。
初フレッシュで完走。そしてこれでランドヌール5000受賞資格もクリア。
北海道で初めてのランドヌール5000の人となったようです。
DSC00414.jpg

Bongoさんもお疲れ様でした。
元々は今年はフレッシュ走行予定がなかったのに、代役で急遽メンバー入り。
当日、体調不良でも最後まで走り切るのはさすがです。
DSC00419.jpg

今回のフレッシュは24時間後のゴールを、ここで第三者証明としてレシートゲットして終了することにします。
とりあえず店内に入って、思い思いの補給を買います。

事前チェックはしていますが、店名などを再確認しておきます。
DSC00418.jpg

あとは、再度8時にレシートを貰っておくことにします。
8時前の買い物のレシートでもいいんじゃないの?という声がかかりますが、
いちおう、世間的には8時がゴールなので、ゴール時間で停止して、そこで第三者証明をゲットが建前です。
他に取得手段がないので、コンビニで補給しながら時間待ちをするのがこれまでの基本的な動きだとは思いますが、それでもいちおうレシート時刻は確認のために必要なので、再度8時に買い物です。

チビサンダー21円で私は買い物を終えました。
このチビサンダーが、翌日、役に立つとは…

フレッシュとしては、ここで完結!大団円なわけですが、
この後も、微妙にチキチキマシーン猛レース状態の行程が続くのでした。
ここから伊良湖のフェリーターミナルまでは18.4kmほどあります。
次のフェリーは9:30出航、9時過ぎに到着すればなんとか乗せてくれそうです。
1時間ちょいでアップダウンの続くこの道を走破する必要があるのです。鬼だ〜っ
その次は休日ダイヤで10:20と50分後になります。
それでもいいのですが、鳥羽到着の後、伊勢神宮参拝など観光の時間がおしてしまいます。
なぜなら、3時8分宇治山田駅発の伊勢志摩ライナーに乗って京都入りしないと、
夜の懇親会18:30スタートに間に合わなくなるからです。
この懇親会(ある意味、前夜祭?)はオダ近スタッフからお声がかかったもので、
台湾から来られている方もおふたり参加されるとのこと。
この春、3月にTPT1200kmに参加してきたヨシダさん、Bongoさん、にとって、
台湾からのお客様は迎撃しないわけには行かないでしょう。

まずは伊勢湾フェリー9:30目指して、またダッシュです!!

ということで、ゴール後もなにげにお話はまた続くのです。
まじかよ?(^^;)

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boss

お疲れ様でした。

時間に追われるブルベでしたね。金曜日に和歌山の千畳敷で西風に吹き飛ばされそうになりながら、その風の中を走っているピカさんたち大変だろうなと思っておりました。
by boss (2013-05-04 06:44) 

pika

bossさん
元々、普段のブルベでも最後尾組♪
とか言ってたりするのですが、
今回は、ずーっと時間に追われる感じが厳しかったです。
よく緊張の糸が切れずに走り切れたと。
しばらくは風がマイルドな状況でしか走りたくありません(^^;)
by pika (2013-05-04 22:26) 

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