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自分が完走できないコースは引かない [ご挨拶・説明]

2014.11.19(水)

 来年のカレンダーが出て、各クラブの情報も少しずつ出てきて、来シーズンの計画を立てるのが楽しい今日この頃だと思います。

 私も主催者のひとりになりますが、タイトルどおり「自分が完走できないコースは引かない」ということを信条のひとつとして主催しています。もちろん他の主催者がどうかということについては、何も言うつもりはありません。
あくまでも自分がそう思って実践しているだけのことです。

 同じクラブ内で他スタッフが引くコースについては、そのコースを引いた(設計した)スタッフが自分の足で完走することができるのであればOKです。ただし、机上で引いただけで走りもしないコースを主催することはNGです。

 本当は本番にコース設計者がそのコースを参加者のひとりとして走るのが理想です。
そうでなければ、事前にスタッフ試走で認定を獲れるように走っておくことで補完できます。

 二子玉川発着だと、どうしてもある程度は都市部を走らないと郊外へ抜けることができません。その区間についてはどうしてもキューシートが長くなってしまいます。ごく普通のランドヌールが信号ストップでアベレージのあがらない状態でも無理せず規定の時間内に走り抜けられるかどうかについて、かなり腐心しています。

 峠はなるべく登りやすく降りやすいものを通るようにしています。たいがい峠の斜度は8%を超えないようにしています。(一瞬10%越えなどは有) 下り損のようなキツい斜度でカーブ曲率が厳しい下りは極力入らないようにしています。

 走れる人にとっては楽なコースということかもしれません。ただベーシックなコースは、誰もが完走しやすいものにしたいというだけです。

 難しいコースは他の人がいくらでも引いてくれますから、自分で引く必要はありません。

 VCR青葉時代に初めてコースを引いた際、200kmは3コース引きました。ひとつは今でも使っている定峰200。
もうひとつは奥多摩周遊道路を回って丹波山村にワンタッチして帰ってくる風張200、そして今川峠から松姫峠を登り道坂トンネル経由で道志みちにつないで戻ってくる松姫200。松姫200は距離が長いのでゴールが尾根幹途中でという少し中途半端なコースになっていました。
※)松姫200は下見で走っていますが、本番直前に試走するタイミングが無く認定は取得できていません。

 自分自身の標準形は実は定峰200でなく風張200なのですが、実際何度か走ってみて定峰200の方が定番化するのにふさわしいと思い、昨年のR東京、今年のAJたまがわで使い続けてきています。

 毎年同じコースでも実際道路は少しずつ変わっていきます。バイパスが出来たり、信号が付いたり、標識が変わったり、路面の舗装が綺麗になったり。初めてブルベを走る人が多い200の定番コースについては、必ず直前の試走で道路状況の再確認を行っています。

 狭い地域に人口が密集しているエリアで主催をするには、そのくらいのことができなければ責任をもって主催をすることができません。すべての危険を排除することはできませんが、自ら走ることでどこにどんな危険箇所があり、それをどうすれば避けることができるかを自分の意志で決めていく。そこまでがコース設計者のつとめだと考えています。

 今年開催したコースで来年も同じコースを使う際に、いくつか変更点が入るところもあるでしょう。どうしても避けられないところは注意喚起することで対処しますが、代替ルートがある場合はそちらへシフトさせるというのもありということです。

 
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