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広島1000が埋まりましたか。 [BRM四方山話]

2014.7.4(金)

 AJ広島のBRM920広島1000km、定員到達でエントリー終了したようですね。


 Twitter見てたら、今朝「ラスト1」とかAJ広島アカウントがつぶやいていたようで、誰かが埋めるか?
と思っていたら、みんなで背中をおして、とあるお方がラス1エントリーを飾ったようです。

 たしか7/1からエントリー受付開始だったので4日目で完売。
1000kmとしては、ゆっくり目のエントリー?とか思う方もいるでしょうが、
普通に考えてみてください。広島は東京からは遠いのです。

 昨年の宮城1000は瞬殺?という話もありましたが、やはりそれは東京近郊、日本のブルベ人口のうち
おそらく過半数以上が生息しているところから、高速で寒河江までは割とまだ楽に行ける場所というのがあるでしょう。あと、昨年は宮城と岡山だけで1000が2本しか無かったですし。

 東京近郊からだと、岡山、広島はやはりちょっと遠いです。
そして、岡山はスポーツエントリーを使わない方式で、直接主催者にメールするなど敷居が高いかもしれません。
広島はスポーツエントリー経由でエントリーはできますが、発着地が新幹線だと東広島が最寄りで、山の方へ行った道の駅となり、遠方からの輪行は自走で少し上って行くなど、たどり着くまでの心理的ハードルが高いのではないかと思います。

 知らないと気軽にエントリー出来ますが、場所を先に知った上でエントリーしようかと思うと、どの経路で移動するか前泊するか?前泊したとして、当日は深夜0時スタートという鬼仕様。午後から夜にかけての仮眠場所も考えないといけません。スタート地点の最寄りには宿泊施設はなかったと思いますし、夜8時ぐらいまで仮眠して、えっちらおっちらスタート地点まで上って行くというのも、なかなか風流な仕様となります。

 それはそうと、本件とはちょっと話はずれますが、AJ広島は、AJ福岡、AJ長崎、R熊本とスポーツエントリーを共用しています。エントリーしないと分かりませんが、参加費の支払いはクレジットカード決済のみとなっているようです。
 以前はAJがまとめてスポーツエントリーで募集をしてくれていましたが、今は各クラブ毎(AJ福岡などのグループでの利用もあり)となっていて、それぞれ独自にスポーツエントリーで募集をするため細かなところで設定が異なるようです。

(以下はあくまでも私個人の見解です。お間違えの無いように)
 裏方さん的なモノの見方で言うと、このクレジットカード決済のみ、というのは実は運営側からするとエントリーと決済が同じタイミングになるため、定員分を確実にエントリーしてもらうことができる方法として、そういうのもアリだなぁ、と思うわけです。
 従前の方法だと、コンビニ決済とかにしておいて、実際には参加費を支払わないでキャンセル扱いになってしまう方が若干名出ることが殆どです。これは実際に募集している側からすると、ちょっと頭が痛かったりするわけです。折角、定員を設定しているのに枠が全部使われずに終わってしまうのは見ていて歯がゆいのです。
 かといってキャンセル待ちとかを可能にすると、複雑になってしまいスタッフのつまらない不要な作業が増えてしまいます。なるべくシンプルにした方が間違いがないですし、エントリーの公平性も保ちやすいという気がします。


 
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されどSR [BRM四方山話]

2014.6.11(水)

 自分では「暫定SR」と呼んでますが、先日の北関東400の認定試走で、200kmの認定は無いもの、300km、400km×2本、600kmをクリアしたことになり今年もなんとかSRを獲ることができました。

 最近はSRはわりと当たり前みたいな風潮もあって、誰もが仕事のスケジュールなどの調整さえつけば獲れるようになっているのかもしれません。200km〜600kmを一式走るだけでは物足りない人達も多くなりました。
そういうところを基準にすると、SRは「たかがSR」なのかもしれません。

 それでも、主催をやりながら実はSRが獲れていないという人は結構多かったりします。
(だからどうだということはないですが、単なる事実の指摘です)

 好きでやってることですから、あとは自分のなかでどう折り合いをつけるかだけなのですが、たまにそのことが無性に気になることがあったりします。

 いろいろな事情が各個人にはありますから、獲れない年があっても別に仕方ないのかもしれません。
それでも、やはり「今年もSRが獲れた」というのは、素直に嬉しいものだったりします。そしてほんの少しだけ自分の肩の荷が降りたことを実感します。誰もそんなこと言わないだろうし、もし言われたとしてもお門違いな話なのですが、「SR獲れないやつはスタッフに要らない」みたいなことをその昔言われたことが微妙に尾を引いているのかもしれません。
個人的にはSR獲ろうがそうでなかろうが相互扶助で成り立つブルベの世界において、出来ることを手伝うスタッフは歓迎されるべき存在だと思っています。学びながら自分の経験も積んでステップアップしていけばいい。それだけです。400kmを走ったことが無い人が400kmのコース設計をしていいか?と聞かれれば、「うーん、それはちょっと違うかな」とは思いますが、原案を作ってもらって経験者のアドバイスでコースを決めていけば、それはそれでありのような気もします。
ただ、自分が走っていない距離のコース設計は現実問題としては「ほぼ無理」とされるぐらいの制約はあっても、裏方作業や当日作業の分担はこなせます。そういう意味では一般的なスタッフの資質にSRは無関係です。

 ただ、SRというのは今シーズン自分の足でブルベを走った結果でもあり、各ブルベの主催担当(責任者)をする上では直近ちゃんと実際に走っている人かどうかという意味で、信頼度が違うところがあるのかもしれません。

 始めた時は年齢的に若手ではなかったもの、年齢層が高いブルベの世界では相対的に若手でした。今は中堅どころになってきた感じでしょうか。走る方は依然として走力が低いまま(むしろ始めた年が一番速かったw)なので、三味線抜きで永遠の初心者を名乗っていたいわけですが、今年も一応SR確保ということで、SR末席に座らせていただきます。

 されどSR。

 これで来年のコース申請も、自分の設計で進めていくことができそうです。


 
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ちょっとしたことが未経験だとわからない [BRM四方山話]

2013.11.14(木)

 先日、仲間内でブルベ談義をしていてその中でチラッと出てきた話なのですが、
「ゴール近くになって何でもないところで落車しちゃう人が結構いるんですよね。」というのがありました。

 きっと、もうすぐゴールだと思って気が緩んじゃうんでしょうけど、そういうちょっとしたことが未経験だとわからないのかもしれない、と話していました。
ショップでも地域でもどこかのクラブチームとかに入って、自転車の走り方とか教わってきてるような人にはそういうのはあまり無いらしいですが、ひとりで走ってきてポッと出でブルベに参加してくるような人だと、枝葉のように見えて大切なことがあまり身についていないのかもしれません。

 自分自身がかつてそうだったわけですが、幸いブルベを始める前にブルベを走っている人と知り合いになって、初めてのブルベは、数人一緒に前後して走るようなことから始めることができました。

 その時の最後はどうだっただろ?

 そう思い返してみると、終盤はやはり「もう少しでゴールできる」と浮き足立っていたような気がします。
その時はいろんなものが見えてなかったな、とその後の経験でそれなりに知恵がついてきていることが自分でも分かります。今は無意識のうちにやっていることも、かつては全く知りもしなかった事がいくつかあるわけです。

 習うより慣れろ、ということもあると思います。だからとにかく走ればいい。そういう考えもあるでしょう。
でも、安全に関しては、その前に知識としていろいろ知っておいた方がよいこともあると思うのです。

 ブルベが通常のサイクリングと違う点が何か? そしてそれが自分自身の行動に違いを及ぼすところは何か?
走ったことが無い人には即答できないかもしれません。また個人差もあるでしょう。

 一番大きな違いは、「指定されたコース」を走る為の「キューシート」だと思います。
勝手に好きなところを走るわけではありません。次にどこで曲がればいいのか?どうしても意識がそちらに向いてしまう時間が発生します。時間が気になる、コースが気になる。サイコンを見て距離や時間をチェックする頻度が増え、キューシートを確認するのにチラ見から場合によっては凝視してしまうようなことも……(これはダメですよ)

 前を見ていない、これに尽きると思います。そして小さな段差や溝に翻弄されバランスを崩し落車する。

 前を見ていない、もしくは前走者に近づきすぎて前走者しか見ていなくて路面もその先の道路状況も自分の目でチェックしようとしない。これも同じことが起きます。

 注意力は長距離になると徐々に落ちていきます。200kmは走れても、前半他の人のペースに攪乱されて飛ばしすぎたりすると中盤以降にありえないほどガクッときてしまうこともあります。自分の体力、精神力がどの程度あって、どのくらい削りながら走っても最後まで十分な力を温存できるか?ということがロングライド、特にブルベでは必要になると思うのです。ファストランでぎりぎりまで使い切るように走る人であったとしても、自分の体力などがどう削られていくか、かなり正確に把握できていないと踏み倒すことも難しいと思います。

 個人的にもうひとつだけ言うとすると、自分の中で決めているルールがあります。

「○時間切り」とか、ゴールタイムを目標として置かない。

 これは、最初のブルベで「10時間切りしたい」とかいう人と一緒に走ってたので、最初から出来た訳ではありません。ある程度の目標を持つのはよいと思います。ただし、ゴール間際になって、それが10時間だったり9時間丁度だったりの目標に対して「このままだとギリギリ間に合うかどうか?」という状態になった場合、今だとあっさり
「○時間オーバーにする!」と自分に言い聞かせます。そして、足を少し緩めます。

 ウェーブスタートだと前後走っている人で数分刻みで違う時間の人もいますが、スタート時刻が1つしか無いようなブルベのゴール手前1時間とか20km手前ぐらいにこれが起きると謎の同調圧力で集団でペースアップというか、追い抜き合戦のようになってしまうことがあるのです。だいぶ前にこの状態の集団に後ろから囲まれてしまったことがあり、ついていけばおそらく「○時間切り」というのになったのでしょう。そこそこいいペースで自分も走れていたので、その手前までは自分の頭の中でスケベ心が無かったわけではありません。
 でも、その集団を見た瞬間、一気に気持ちが萎えるというか、これは危ないという思いの方が強くなり、それ以来そういう局面では、ひとりで後ろに下がって行くことを選択するようにしています。
(ちなみのその時は300kmで、完走時間は15時間00分丁度でした。ひと踏みすれば15時間切りだった?)

 例外はあって、制限時間いっぱいのゴールに向かって必死に漕ぐことはたまにありますが、それ以外で時間のために何かを犠牲にしようということは自分の中では思わないようにしています。何を優先するかはその人次第でしょうが、そのブルベ1本の為にそこまでリスクを負うことは無い、次のブルベも走り続けられるようにする方が自分にとっては優先順位が高い、ということですけど。


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ランドヌール10000の申請は10/27(日)まで [BRM四方山話]

2013.10.13(日)

 AJサイトに出ていますが、ランドヌール10000の申請受付が始まっています。
狙っていた人はAJサイトで既にチェック済でしょうが、申請できる期間が短いのでご注意下さい。

AJサイトのランドヌール10000受付インフォメーション

ここからリンクもされてますが、ランドヌール10000についてはこちら



(おまけ)
ランドヌール10000がどういうものか、というのは人によって解釈は異なるでしょうが、私にはとても遠い先の到達地点のように思えます。R10000はつい最近設定された新しい表彰です。それまではR5000しかありませんでした。

2011年にPBPをなんとか完走して、その認定が戻ってきたのが年明けの2012年になり、2012年の秋にR5000(ランドヌール5000)を申請して受賞の記念メダルを貰いました。
ブルベを始めて、SRをとって、PBPにも行って、それまでの間に1000kmやフレッシュも走って、PBPでR5000をクリアしたのはいい思い出です。
R5000の必要条件の約2倍のようなものにSR600をランドヌール部門で完走するとR10000になります。
1000kmを2本、1200kmをPBP以外にもう1本という長距離が入るため、国内だけでR10000をクリアするには、2010年に唯一開催されたAJ北海道の1200kmを完走している必要があります。
海外遠征を入れれば、1200kmや1000kmはたくさんありますが、(PBPを除いて)国内だけでクリアできる人はここがネックになっていたかもしれません。

おそらくR10000が出来て、国内でその受賞を狙うための強いモチベーションでSR600コースが3本も新設されたのだと思っています。

R5000という表彰ですら、世界でみると実はそれほど受賞者数は多くありません。
日本では2011年のPBP完走者のうち多くの人がR5000を2012年の申請で受賞したり、ひとつかふたつ足りなくて今年フレッシュや1000kmを走ってこれから受賞する人がいるので、通算ではかなりの人がR5000になるわけですが。
「お前が言うな」と言われそうですが、なんとなくこのあたりに違和感があるのです。
あくまでも個人的な感覚にすぎないのですが、メダルとか受賞が先にターゲットになってしまって、後から必要条件を埋めていく、みたいな思考に陥っているようで、どうしても馴染めないのです。

今年、SR600の完走を狙いに行かなかったのは、このあたりが逆向きのモチベーションになっていて、ブレーキをかけていたのだと、こっそり白状しておきます。

積み上げていく過程とか、くだらない拘りにしか過ぎないのでしょうが、R5000ですら自分にとっては誇らしいものである反面、とてもこっぱずかしいものでもあります。
もっとちゃんと走れる人なら…そんなことは思わなくてもよいのでしょうが。

2012年までのSR600のリザルトはACPのサイトに出ています。

ACP SR600 Result(English)

たったこれだけしか完走している人がいないものなのです。

今年は、日本国内で3コースが新設され、多くの人がSR600を走りランドヌール部門、ツーリスト部門それぞれで完走認定があったはずです。
他の国でもSR600コースは新設されていますし、R10000狙いは別に日本だけでなく海外でもブームとしてあるのかもしれません。


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雨ブルベ [BRM四方山話]

2013.10.4(金)

 天気予報は天気予報。

 それでも、明日は雨予報が朝から夜までずっと続いているようで、雨ブルベになることが予想されます。
ただ、雨と言っても、しとしと降る雨、降ったり止んだりする雨、バケツをひっくり返したような突然の豪雨、ずっと続く暴風雨、どんな場所でどんな降られ方をするかだけでも千差万別。

 日頃、どんな自転車ツーリングをしているか如何で、雨でも普段どおりだと思える人、雨はちょっと苦手という人、雨は走ったことがない人、とわかれるのかもしれません。

 ブルベの場合は、よほど難しいコースでない限り、制限時間はさほど厳しくありません。突然の豪雨などがあれば、どこかへ一時的に待避して雨宿りをしてやり過ごすこともできたりします。それでもごく一般のツーリングであれば、雨が降ったら大休止や途中で切り上げてコース変更して短縮するなどが普通かもしれず、最後まで走り続けるのはやはり特殊な走り方に近いような気がします。

 200kmずっと雨ということは少ないですが、降ったり止んだりというのもレインウェアを着たり脱いだりで小さなロスが積み上がってバカに出来なかったりします。

 いろんな経験を積んで、引き出しが増えて、どんな状況でも比較的安全を確保しつつ走り続けるできるようになるのが理想だと思います。が、いきなり無理とか無茶の世界に飛び込むのも考え物です。そのあたりは、自分の実力と経験と、どこまでがその時にチャレンジしても自分でリスクを引き受けられるだけか?ということをしっかりと考えて受け止めることが大切なのでしょう。

 ブルベをある程度走っている人なら割と当たり前でしょうが、雨ブルベはブレーキシューとリムが驚くほど減っていきます。走り方(ブレーキの使い方)の癖もあるので一概には言えませんが、多少すり減ったブレーキシューでスタートすると200kmでも途中でシューが減りすぎて、走行できなくなることがあります。
 自分でブレーキシューを交換したことのある人なら問題無いでしょうが、今まで一度も変えたことが無いという人は、このあたりの感覚と交換作業の必要性はあまり認識していないかもしれません。
ブルベを走るようになって、年に何度もブレーキシューを交換するようになる。そんな状況でも走っている、というのは経験すればわかることですが、経験していなくてもスペアのシューなどは持っていた方が安心です。


参考:ブレーキシューに関係する過去ログ(一部)



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同日開催ルートかぶり注意! [BRM四方山話]

2013.10.3(木)

 同日開催のブルベで一部ルートがかぶる場合があります。たんに重なっているだけなら問題はありませんが、実際に走った際に複数のブルベ参加者が交錯すると、場合によってはミスコースを招く原因にもなります。

 自分が出るブルベ以外のキューシートのチェックまでしている人は多くないでしょうが、気づいたら参加者に一言伝えておく方がよいかもしれません。

 直近では、BRM908新雛鶴200が同日開催AJ神奈川の相模原300と一部重なっていました。
相模原300がR20下りを大月へ向かって走っていくところへ、新雛鶴200は松姫峠を越えて下りきったあと猿橋(新猿橋西S)からR20下りへ曲がりそこで合流していました。そのまま大月の方へ行き、都留高校南Sを左折してR139富士みちへ。新雛鶴200は禾生の手前でPC2があってそこでワンストップ、すぐ先の禾生第一小前Sを左折してK35で雛鶴へ。相模原300は禾生第一小前Sはそのまま直進でまっすぐ上がっていくわけです。

 新雛鶴200の参加者には、相模原300とコースが重なっているという話は特に伝えていませんでした。途中で合流して、また別れていく。場合によっては、PC不通過に見えたり、ミスコースに見えたり。
これが原因ではないでしょうが、新雛鶴200でPC2不通過で失格となった人もいたりします。

 今週末に開催されるBRM1005定峰200は、同日開催VCR青葉の渡良瀬300と一部重なっているようです。
最初は単にクロスするだけ。是政橋北Sで出会います。
定峰200は多摩川左岸沿いの道路を下流から上流へ向かって進んできます。最初のスタートが5:30組で是政橋北Sは15.2km地点。5:30より若干前にスタートした先頭は6:00頃から通過し始めることになります。
渡良瀬300は今回スタート地点が移動しているようで、大丸公園から出て是政橋を渡ってきます。是政橋北Sは約1km程度、6:00スタートだと6:00前後から通過していくことでしょう。
信号のある交差点ですから、どちらかが信号待ちでストップ、反対側が通過という感じでしょうが、ごく一部のひとはここで出会うことになります。

 帰りの方で、定峰200の134.2km地点、越生高校(北)SをK30バイパスで直進のところ、渡良瀬300は252.9km地点で同じところを北からやってきて左折でK30バイパスへ合流します。
定峰200の一番遅いスタートは6:30スタートのW3で7:00スタートです。途中立ち寄りなど一番遅いペースAve.15km/hで走っていると越生高校(北)Sは9時間後の16:00前後に通過となります。
一方、渡良瀬300をAve.25km/hペースで走ると16:00前後に同じく通過となります。

 北平沢Sで渡良瀬300が右折して高麗神社の方へ曲がっていきますが、そのまでの区間7.7kmは重なっています。
実際に出会う可能性がある人はごく少数だと思いますが、違うブルベの人と出会うこともある、ということは知っておいた方がよいでしょう。

 定峰200参加者が、万一つられて北平沢Sで曲がってしまうとミスコースです。時間的にぎりぎりのところで走っている走者がミスコースすると、タイムアウトでDNFとなるリスクがとても高くなるわけです。

 なかなかあり得ないと思いながらも、ビックリするような速さで回ってくる人がたまにいるので、気をつけた方がいいと思ったのは、今年のAJ宇都宮のブルベでありました。BRM608牛久発400で私は牛久発でスタートして帰りの日立から先で宇都宮発の人に後ろからぶち抜かれて一瞬訳がわからなくなった、という経験があったりします。
こちらは朝8時スタート、あちらは14時スタートと6時間差があるはずなのに、307km走ったPC6日立みなと(宇都宮発だと同PCが303km)の先でPCから出たところだけ少し違う?もの、途中まで同じルートをたどって、約10kmほど走ったところで牛久発は直進、宇都宮発は右折で別れていく。その分岐の少し前でゆっくり追い抜かれて、さらに後方から勢いよくぶち抜かれておもむろに右折していかれると、え???ってなって焦ってしまうわけです。キューシートだとこちらには何も書いてないポイント。GPSの地図表示ではこちらは真っ直ぐ。前の人はつられて右折していったみたいだけど、どちらの走者だったかわからず。これは同日でもほぼ同じところを回っているものなので自分で注意すべきことでしょうが、6時間差でもぶち抜かれるという遅さが無いと味わえない経験かもしれません。

 いずれにしても同日開催のブルベがある場合は、どこかで交錯したり重なっていたりすることもあり、他の人の動きに惑わされないように自分で考えて走る必要があります。
あれ?と思ったら声をかけて聞いてみるというのもありだと思います。

(おまけ)
 ちなみに北平沢Sから高麗神社の方へ曲がっていく道は、VCR青葉で2012年BRM331花園200として使ったこともあるルートです。ちょうど桜の花の時期と重なっていてスタッフ試走時に高麗神社前あたりから渋滞、巾着田の方に出る信号手前でびっしり車が停まってしまっていて、信号待ち停車している車の横を通るのも難しくしばらく時間がかかりました。少し前に行った下見試走の時には全く問題なかったのですが。
10/5は曼珠沙華はピークを過ぎているようですが巾着田周辺は混雑していることもあります。300の帰り道で使う分には殆どの人の通過時間帯が夕方以降になるので問題ないでしょうが、200の帰りの時間帯だと午後から夕方になってしまうためあまり適していません。開催日によってルートを都度変更することはしたくないということもあって空いていれば快適な道ですが定峰200では通らないようにしています。


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オープン・クローズ時間 [BRM四方山話]

2013.10.2(水)

 PCのオープン・クローズ時間に関して、定峰200のキューシートを見てPC1のクローズ時間が間違っているのでは?という問い合わせがあって、再度チェックしてみました。
(結果から言うと、特に間違いは無かったのですが)

 実は60km以下のPCについては、クローズ時間の計算式が少し異なります。単純に15km/h平均ということではありません。昔から走っている人には当たり前のことかもしれませんし、自分もスタッフ側に回る前から違うという事は知っていたのですが、一般参加者が確認できる場所にそれらの元情報があるか見つけることができず……
(どこかにあるのでしょうが私には見つけられませんでした)

 AJで公開しているか分かりませんが、一般の人でもアクセスできる場所(URLなどリンクは非公開?)にある計算機を使ってスタッフはPCのオープン・クローズ時間を計算して、ブルベカードに記載しています。
RUSA(Randonneur U.S.A.)のサイトにも同様の計算機がありますが、この部分の計算方法が異なるらしく、そちらで計算すると60km以下ではクローズ時間が変わってきます。

 主催者側でブルベカードに記載するオープン・クローズ時間が間違っていることもあるので、参加者が自分でチェックするのは大切なことだと思いますが。どうして60km以下が違うのか?という理由は知りませんが、おそらくスタート直後に何らかのトラブルがあった際に、対応するための時間(貯金)が無くなってしまうので、60km以下にあるPCのクローズ時間などを少し調整しているのでしょう。
具体的には、平均20km/h+1時間で計算されるようです。60km走ると丁度4時間で同じになります。

 海外ブルベで長距離を走った経験はPBPしかありません。PBPの各PCのオープン・クローズ時間は、どういう計算になっているか分かりませんでした。海外遠征が多いブルベ仲間の話を聞いても、海外の1000kmや1200kmは、やはり各PCのオープン・クローズ時間の計算がどうも違うという話を聞きます。走るコースや仮眠場所など、状況にあわせて設定しているのかもしれませんが、実際のところは私にはよく分かりません。主催者に裁量権がある範囲で調整しているのかどうなのか?それなりに気になるところです。


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燃え尽き症候群と次の一歩 [BRM四方山話]

2013.9.26(木)

 誰しも波はあるようで、ガーッと前のめりに走りまくる時期もあれば、潮が引いたように走ることから遠ざかってしまう時期もあるかと思います。

 年単位で見てもそういう波はあると思うのですが、自分の場合は4年サイクルでみても潮が一番引ききった状態なのが今なのかもしれない、とふと気づいたわけです。

 世の中の流れ的には2011年は3月11日に東日本大震災があって、そこで一旦気持ちが大きくへし折られたところから、なんとか無理矢理立て直して参加したPBP。辛うじて完走できましたが、2011年は意地で完走したブルベが多い年でもあり、PBPを最後に燃え尽きてしまったのでしょう。

 PBPは初めての海外ブルベ参加でした。おそらくRandonneurとしてのお祭りの頂点であり、日頃のブルベとはいい意味で別世界を体験して、いろいろ覚醒させられたのだと思います。海外ブルベや遠征ブルベに対する心のハードルが下がった人も多いのではないでしょうか。私の場合は「なんで日本人はみんなひとりで走ってるの?」という素朴な疑問をいろんな国の人から言われて、それが一番心に引っかかっていたりします。

 ブルベの走り方に正しい、正しくないというのは無いでしょうが、他の国の参加者を見ているとチームで走っている人がなんと多いことか。

 ソロにはソロの良さがあるわけですが、PBPというお祭りを楽しむにはチームで完走するスタイルの方が似合っているような気もするわけです。

 次のPBPに行くには、まず開催年のSR取得が参加条件になります。
そのSRを取るための200km、300km、400km、600kmを自分で主催する。
自分にとってはそれがごく自然の発想であり、それができるように4年サイクルでの計画は考えていく。
漠然とした思いがあって、2012年は一部で「やりすぎ」という話もあったようですが、1年でおそらく普通のクラブの3年分以上の裏方作業を淡々とこなしてきたりするわけです。長い距離で表に出ることは少なかったですが、裏方に関してはある程度の経験は積んで多少はいろいろモノが見えるようになったと思っています。

 2012年にたくさん開催したのは、2011年の反動で全般的に開催本数が減るだろうという予想もあって、200kmが減ったら新しく始めたい人がチャレンジできる場が無くなってしまう、という危機感があったというのも下地としてはあります。以前から主催をしてきている大御所の方々はPBPが終わって一段落、2012年は「おやすみ」の年になるだろうという読みからそう考えていたわけですが。

 今年2013年は、昨年のやりすぎを反省して作業負担を減らす方向で各主催者の本数制限を行う計画を立て、それに従って私自身は3本しか担当しないことでやってきています。
走る方でも燃え尽きはあるでしょうが、主催やスタッフ作業でも同じことが言えます。新しいことを始める時は、みんなやる気があって、どんどん積極的に「これもやりたい、あれもやりたい」で手をあげていくわけですが、ともすると、やり過ぎで自分の首が絞まることもありがちです。

 それも麻疹の一種だと思って、一度自分で体験して理解するのでいいかな?とも言えますが、ある程度のところで誰かが歯止めをかけてあげるような仕組みがあった方が安全です。

 ごく少数のスタッフが献身的に裏で動いて回している、という状態から、ある程度スタッフ業務がこなせるランドヌールの層が厚くなって、時間の都合がつけられる人がその時々の状況によってバックアップで入ってくれたりするようにしよう、というのが今年のテーマだったりします。
今所属しているクラブでは、正規のスタッフは募集しない、という方針でスタートしているらしいので、今年の開催分が終わるまでは手伝ってくれる人は、お手伝いスタッフ要員でしかありません。

 オーガナイザー(主催者)として、各BRM単体を回す責任者は正規のスタッフでしかなしえないでしょうが、ブルベ開催に関する様々な付帯作業は、たいがいの人は分担して作業しても何も問題はありません。
本気でスタッフやりたい、という人だけを精鋭部隊で集めて、勝手に勉強しろみたいなノリの方が手はかからないかもしれませんが、軽めの作業を手伝ってくれる人達の層が厚い方が、長い目でみると続くのではないかというのが個人的な思いとしてあって、ほんの少しだけでも手伝ってくれる人を増やそうとしています。

 ブルベは参加者が自ら主催するのが基本。少しでも主催の作業を手伝うと、違うものが見えてきます。
昔から走っている主催者の人には当たり前のことでも、走るだけしかしてきていない参加者にはいつまでたっても見えないものもあるように思えます。

 来年クラブチームを作って、というのは、同じ地域で走るランドヌールを核として、いろんなレベルの層を厚くしていけたら、という思いがあってのことだったりします。
東京近郊だと人口密集度合いが高すぎて、地域でのつながりというのは曖昧なものになりがちですが、多くのクラブが出来て、それぞれのコンセプトでクラブ運営をしていけばよいのではないかと思っています。

 ブルベは広く門戸を開いて開催する、ということになっていますが、どんなブルベを開催するかということは、
「自分たちが開催したいコースで開催する」のが原点です。
走りたいコースがあれば作ればいい。ただそれだけなのだと思います。実現するには、それを支えるだけの協力者を集めたり、それなりのハードルを越える準備作業が必要ですが、やってできないことは無いでしょう。

 来年フレッシュがあれば、複数チームを同じクラブから参加できるようにしたい、というのがまずあります。
構成はクラブ限定である必要はないですが、同じクラブ所属の人が入っているフレッシュ参加チームが複数あったらいいな、ということ。

 それは、再来年のPBPにつながると思っていたりするからですけど。

 前回は、いろんな人に助けてもらってお膳立てしてもらって、そこで参加できたようなものです。
次回は、お膳立てする側としても、それなりにできたらいいな。そのモチベーションだけが、次のPBPへ向けてのいろいろな準備を動かす力になっています。

 お座敷ランドヌールが何を言っちゃってるんだか(苦笑)

(おまけ) 
あんまり無理して怪我すると走れなくなるので無理は禁物、ってのが今年学んだことの一つでもあるわけです。
長い目でみて、故障しない、ということがどれほど大切か。
無理は禁物です。ここぞ!という時は無理をしてもいいですが、無茶はいけません。
そのあたりは冷静に判断することができるようにしていたいと思う次第です。

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完走する力 [BRM四方山話]

2013.9.24(火)

 何のために走るか?

 もしかしたら根源を問われているのかもしれませんが、途中で辞める、最後まで走り抜く。
そこには全く違うものがあるような気がします。

 ブルベの目的が「認定を貰うこと」の比重が高くなりすぎると、途中のPCでタイムアウトした時点で走るのを辞めてしまうことがあります。
身体や機材のトラブルなどが絡んでいてそれ以上走ることが危険という判断で辞めるのと、走れるけど認定には結びつかないから辞めるのとでは大きく異なります。

 記録上はDNFとなり、細かいステータスでいうと、どこそこでAbandonということになります。

(※ abandonなんて、受験の単語帳でしか見た記憶がないぞって思ったりもしますが、PBPの走者ステータスとかで途中DNFの人はどこかのPCでAbandonという表記になってるのを見かけたことがあります)

 ブルベの基本はランドネ Randonnêe です。自転車でのランドネ。
それが何を意味するか、何を重要視しているか、日本語で説明されたものはそう多くないので、断片的な知識や情報をもとに推測するしかないのかもしれませんが、長距離耐久(周遊)サイクリングについて自分なりの理解は必要だと思う訳です。

 厳しい天候だったり、激しいアップダウンのある険しいコースだったり、規定時間以内にゴールできなくても最後まで走った人には、ある種の名誉として「認定外完走」という呼び方をすることがあります。
時間内に完走して認定を貰うのが一番かもしれません。でも、それが無くても最後まであきらめずに走り抜いた人は、ランドヌール精神という観点からみて仲間から賞賛される対象になりえます。

 どんなことがあっても走り抜く、というのが原点なのだろうと思います。

 断片的な情報のひとつとして、BRM主催者規則(和訳)があります。

(ルートについての記述を一部抜粋して引用)
ルートの選択は主催者に任されるが、ブルベコースの距離について(の制限)は別として、同一の環状経路を
複数回周回するのは許可されない。理想的には、ルートは往復コースで、交通量が少なく、容易に辿れる道路
であることが望ましい。道路は夜間走行に適しているかを留意して選ぶこと(道路標識や路面の舗装状態など)。
コースは長距離周遊サイクリングであるという精神に従い、また、リタイアを最小にするために、フィニッシュ地点
に近い地点をコース途中で通過することを避けるとよい。地形的に特に厳しい箇所を通る場合は、コースが最2 
初に発表される時に説明されるべきである。ブルベが開催される日程と場所の決定には、可能なら雪や極寒や
酷暑など、天候を考慮されるべきである。
(引用終わり)

 この文面は何度も何度も読み返しています。
走っている途中で、リタイアしたいという誘惑に駆られることもあるわけです。人間誰しも弱いですから。
それを防ぐためにあえて鉄道(輪行)は利用しづらいルートにしていたり、という配慮もあるのだろうな。
PBPのルートを見て、そう思ったことがあります。

 完走する力、諦めない意志、というものはブルベを走るうえでとても大切なもののような気がします。

(おまけ)
 定峰200を「初心者向け」と標榜している理由のひとつに、リタイアポイントがこっそり仕込まれている、というものがあったりします。どんなことがあっても走り抜くのが基本とは言っても、初心者にとってそれはハードルが高い場合もあるわけです。
 PC1で辞める、という選択はさすがに無いでしょうが、山伏峠越えで力尽きてしまえばPC2秩父へ降りていくところでリタイアすることもできるようになっています。手前の横瀬、または西武秩父から西武池袋線が利用可能。
また、定峰峠を越えて和紙の里まで到達しても、その先走りきる自信がなければ、小川町から東武東上線が利用可能。その先もJR八高線から近いところを通り、西武池袋線の飯能駅も通ります。
 体調不良やメカトラなどで断念せざるを得ない場合は、輪行袋さえあれば比較的簡単にエスケープできるように仕組んでいます。

 圧倒的に力不足だった場合は、リタイアする方が正しい選択かもしれません。
でも、30分オーバーしても、1時間オーバーしても、最後まで走り抜くことができたら。
次に完走(認定)することにつながっていくと思うのです。


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GPSリアルタイム位置情報 [BRM四方山話]

2013.9.14(土)

 宮城1000kmを走っているランドヌールの一部の方が、リアルタイムでGPS位置情報を発信しながら走っているようです。たまにこんな遊びをしている人がいますが、知っているとこっそり地図上を介して観戦できたりします。

 TwitterとかのTL越しだと、PCだったりどこかの休憩地点でチョコチョコっとしたコメントと写真があがっていたりすることも多いですが、リアルタイム位置情報は刻々と移動していく様が垣間見れたりして結構生々しいものがあります。特に長距離になればなるほど、延々と走り続けている様子を時折眺めることができるのが不思議な感覚です。

 それ以外でもライトやGPSのスペアバッテリーを大量に搭載する必要があったりするのに、さらに位置情報をあげげるための端末の外部バッテリーも持参するのは、重量増加もありますし万人向けではないでしょうが、見ている方としては陰ながらこっそり応援しやすいところもあったりします。

 電波が無いところだと途切れてしまいますけどね。


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