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台風情報を見ながら思うこと [その他雑談]

2013.9.16(月)

 京都、滋賀、福井で気象特別警報(大雨・土砂災害、浸水害)というあまり聞いたことがない警報が出されていたり、進路予想をみると関東から東北にかけても直撃コースのように見えたり、最悪に近い台風なのではという感じがします。
(※京都は9:58に特別警報から警報にレベルが下がったそうですが)

 特別警報は最近出来た基準らしいですが、尋常ではない、ということを強く認識する必要があるでしょう。

参考:気象庁 特別警報について

 東京でも風雨が強くなってきていますが、警報や注意報とかはあくまでも参考情報にしかすぎません。
自分の身は自分で守るということを考えて行動できる人でありたいと思う次第です。

 個人的には今日は一日家の中で過ごします。夕方、台風通過後に風雨が弱くなった時点でその後の外出が可能か判断しますが、それまでは屋内退避です。

 今日は祝日で学校はお休みです。先日、朝の通学時間帯に大雨が直撃していた日がありました。
子供の通学する時間の直前に学校から緊急連絡があり、遅刻しても遅刻扱いしないので様子をみて登校するように、というお知らせが来ました。

 うちは風雨の強い時間に子供が「行く」というのでそのまま登校させてしまいましたが、30分ずらして登校した子供達はあまり風雨が強くないところで通学できたようです。また、そういう連絡がない学校でもアメッシュ見ながら自主的に登校時間をずらした親御さんもいらっしゃるようです。
 天候の読みは難しいとは言え、このあたりの災害への備えや判断は、少しずつ考え方が変わってきているように思います。

 昔は、集団行動が是とされ、上から指示がこない限りは「休めない、遅れるわけにはいかない」という意識で、無茶な通勤・通学などがわりと普通に行われていたように思います。一部の人達にはエクストリーム通勤が「エライ」みたいな変な風潮もあったりして、迷惑なことしきり。

 これが、最近少しずつ「状況にあわせて個人が判断」することが是とされるように変わってきたようです。

 自分の判断で、こういう天候でも外へ出て行く、というのは誰にも止められません。でも、何かあった時には、その結果の責任も自分で受け止めるしかないのです。そのリスクを背負ってまで行けるか天秤にかけて判断するのは自分です。

 まともな成熟した大人の社会ではこれは当たり前のことでしょうが、実際に何かあった場合は後になってから、「あのとき止めてくれれば」と、誰かに責任転嫁をし出す人達がいます。
そういう意味では、残念ながら日本はこのあたりが、常に誰かのせいにしたがる傾向が強く、自分の判断で招いたことを自分で責任を取ることをしない文化が根強く残っています。

 天気は自然です。気象庁がコントロールしているわけではありません。
それでも「警報が出てなかったから」とか言い出す人達がいるでしょうし、避難勧告も「聞いてなかった」とうそぶく人達もいるでしょう。

 実際、避難勧告とかが出ても、その事の重大性に気づかずに過ごしてしまうことはよくあることです。また、後になって避難しなくても大丈夫だった、という状況になり本来なら「よかった」と喜ぶべきところ、「なんだよ、避難しなくてもよかったじゃないか」と毒づくようなこともたまに聞く話です。

 絶対の安全はありませんし、リスクに対して備える行動が確実に報われるという保証もありません。
それでも自分で考えて、自分の身は自分で守るしかないのだと思います。

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