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和紙の里 [BRMスタッフ見習]

2013.9.30(月)

 そろそろ今週末の天気が気になってくるわけですが、台風22号が発生したとかで、おそらく週間天気予報は殆どアテにならないかなぁ、と思っていたりします。天候がどうなるかは当日次第でしょう。

 普段から奥武蔵GLあたりを走っている人にはお馴染みでしょうが、東秩父村というのはあまり馴染みのないところかもしれません。ブルベのコースを考えるとき、いろんなところを通過します。PCがコンビニであれば、どこかのコンビニにストップするかもしれませんが、その土地のことを何も見ず、知らないで通り過ぎてしまう方が多いような気がします。

 何度か通っている場所だと、お馴染みの場所になったり、お気に入りの場所だったり、その土地がアウェイでなく、なんとなくホームのように思えてくることがあります。

 自転車乗りはいろんなところを走ります。ただ通過していく人でなく、立ち止まってゆっくり辺りを見回してみる時間が少しあると、また違ったものが見えてくると思います。

 東秩父村では、「通過チェック」という定義でシークレットの代わりに、和紙の里を設定しています。
時間は不問ですが、その場所を通った証明としてレシート自体は必要です。(売店のレシートに時刻も印字されますが、大概時間はだいぶずれています。そこは気にしないで下さい)

 売店で売っているのは、地元以外から取り寄せたものもありますが、東秩父村や近隣地域で作られたものも結構並んでいるわけです。通過チェックはレシートで行いますので何か買い物をすることになりますが、補給として水やアイスだけでなく、地元の何かをお土産代わりに買うのもいいのでは?と思っていたりします。

 秩父飴とか子供のお土産には手頃ですけどね。

参考:過去ログで和紙の里について言及したもの

 あまり触れてませんが、今年のコースになっての試走


 和紙の里通過時点で時間に余裕がある場合は、松郷峠入口Sから右折して松郷峠に向かう途中に、帝松の蔵元があります。コース沿いではなく、右手に少し入る(看板あり)
そこで、大吟醸ソフトアイスを食べるという立ち寄りポイントもあるようです。

 西上州300の時は、道の駅上野で、味噌ソフトがJAF会員割引があったわけですが、帝松の大吟醸ソフトも同じような割引があるようです。300円→250円
JAF会員割引

松郷峠を越えて、西平Sから田中Sへ向かう途中に立ち寄りポイントとなる、ときがわの山田屋(かき氷)はおそらくもうシーズン終了でやってないと思います。

(おまけ)
下見試走や、スタッフ試走で走ってきた人からの情報だと、和紙の里、帝松、いずれもバイクラックが設置されているようです。自転車で訪れる人が増えている、かつ迎えて貰えているということでしょう。


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持ち物リストと忘れ物 [BRMスタッフ見習]

2013.9.29(日)

 ブルベに参加する際、必要になる持ち物はどうやって事前にチェックすると抜け漏れがなくなるのか、たまに考えるのですが、普段の行動でやってないことをその時だけやっても無理というのが一番大きく働くかもしれません。

 単なるズボラという説もありますが、泥よけフェンダーを付けるか外すかぐらいで、その他の装備は基本的に、普段近所を走っている時から最低でも200kmは走れる仕様になっています。フロントバッグから予備のライトを取り出してハンドルバーに取り付ければ、もっと長い距離でもOKです。前照灯、尾灯、ベルなど自転車自体の装備はいつでもブルベを走れる状態になっているので、わざわざ装備を準備するということが必要ありません。

 ボトルを1本にするか2本にするか、でツール缶を使えるか否かが決まるため、ボトル2本差しの時はツール缶の中身をそっくりサドルバッグに移動させるとか多少の積み替えはありますが、なるべく定位置を決めておくと、いつもの装備はいつもの場所に格納されている、ということで忘れ物はしにくくなります。

 自走でスタート地点まで行く場合は、家をスタートする際に、自転車の装備も自分の装備もチェックできます。よほどのことが無い限り、忘れ物は無いでしょう。あるとすれば「権利放棄書(同意書)」やキューシートなど
をうっかり置いてきてしまうとか。
同意書の提出は各クラブ(主催者)毎に異なります。スポーツエントリーを使うところではエントリー時にオンライン画面で同意書と同じ内容を「承諾」した上でエントリーする仕組みになっているので、わざわざ提出することは不要という考えのところもあります。そうでないところでは、提出が必須となっているので案内に従って、各プリントアウトして熟読の上、サインと捺印をしておくことが必要です。

 参加経験が少ない、多いにかかわらず、同意書忘れの人は結構いるようです。運営上、仕方なく予備の用紙を受付で持っていることもありますが、その用紙を全部使い切ることになったこともあり、幼稚園か小学校1年生の先生にでもなったような錯覚をすることもあります。
本来は忘れた人は自力でそれを調達して受付に再度並び直すことが必要です。最寄りのコンビニで誰かから借りてコピーを取って使うなど、いくらでもやりようはあります。事前にネットプリントで再出力できるように仕込んでおくこともできたりします。

 ベル、尾灯、反射ベスト、なぜか忘れる人がいます。
ベルについては、普段使わないから付けてない、という人もいるのかもしれません。が、それはダメです。道交法云々という原則を取り出すまでもなく、実際に使うものであり、必要な際に使えるように装備として付けておく習慣がないのは、やはりどこか安全に対する意識が足りないのだと思います。
警笛鳴らせ、の標識がついている道路は少なくなりましたが、見通しの悪い山間部のブラインドコーナーなど、自転車同士でもベルを鳴らすことは必要です。ハイカーやトレランの人とすれ違うこともあり、ブラインドコーナーの先にこちらの存在を知らせるために普通に使います。

 尾灯は必須ではないかもしれませんが、尾灯を忘れる人で反射板なら付いている、という人は殆ど見かけません。昼間しか走らないロード乗りだと「それがあたりまえ」の世界かもしれませんが、日没後も走るブルベライダーにはありえないミスです。反射ベストもブルベでの装備であり普段は必要ないかもしれませんが、自分の身を守るために被視認性をどう考えるか。その観点が装備から抜け落ちるのは同じくブルベライダーとして致命的なミスということになります。

 これらの装備は最低限のものでしかなく、言われなくてもつけているのが当たり前のもの。
それすら忘れてしまうというのは、「要注意人物」ということになります。実際、この手の忘れ物をした人が、誰かから借りるとかして無事出走できた場合の、途中でのDNF、事故の発生は桁違いに多かったりします。

 ベテランだってうっかりミスで忘れるよ、ということもあるでしょうが、自走の場合は殆どありません。
あるとすれば、車載時に積み忘れ、というパターンでしょうか。

 車載や遠征でスタート地点に来られる方の忘れ物は千差万別です。
ヘルメット、シューズ、グローブ、レーパン、サイコン、ライト、反射ベスト、ボトル、ポンプ、etc.

 スタート地点まで来てしまったところで気づいても、なんとか借りられるものとそうでないものがあります。
ヘルメット忘れを、誰かから予備のヘルメットを借りて走った、という強者もいるようですが、シューズ忘れて、普段履きの靴でクリート無しで走りきった、というのも終わってみれば「ネタ」として美味しいかもしれません。

 忘れたら絶対に困る、というものだけは忘れないようにしたいものです。

 忘れ物は「自分のミス」でしかありません。誰も代わりに埋め合わせはしてくれないのです。
たまたま親切な人が予備を持っていて救われることもありますが、そうでない場合は出走できません。
持ち物リストを自分で作ってチェックをするなど、忘れ物が無いように各自工夫をするのがよいと思います。


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日の出時刻・日の入り時刻 [BRMスタッフ見習]

2013.9.28(土)

 朝晩走る人はとっくに気づいている話でしょうが、日の出時刻は徐々に遅くなり、日の入り時刻は徐々に早まってきています。

 来週の土曜日10/5、東京の日の出時刻は5:39、日の入り時刻は17:20となっています。

参考:国立天文台・各地のこよみ(東京)

 春の定峰200は、4/13に開催しましたが、その時の日の出時刻は5:11、日の入り時刻は18:12です。
それと比べるとだいぶ太陽の出ている時間が短くなります。

 413は6:00スタートのみで、5:00集合。受付開始時点で薄明るい状態で、スタート時点では十分な明るさになっていたと思います。

 1005は、スタートを大きく2組に分けていますが、5:30スタート(4:30集合)、6:30スタート(5:30)集合です。日の出時刻を考えると、6時スタートと7時スタートに分けたかったのですが、往路の交通事情を考えるとなるべく早めに新奥多摩街道を通過するのが賢明です。そのためギリギリ前倒しして5:30と6:30という組み合わせにしています。

 スタート場所は若干異なりますが、908新雛鶴200は5時スタート、日の出時刻は5:17でした。
写真だと暗さはわかりづらいですが、その日のブリーフィング4:37(日の出時刻の40分前)
DSC_0065 (1).jpg

日の出時刻直前の5:13(参加者じゃなくてお見送りの某お方)
DSC_0084 (1).jpg


日の出時刻頃というのは、このくらいの差があるわけです。
1005では、日の出時刻が5:39でスタートが5:30からです。
最初の人はまだ薄暗いなかスタートすることになります。日の出前なので当然、前照灯、尾灯は点灯で走り出します。

受付はもっと前から行っていますから、その時点では真っ暗です。
DSC_0070 (1).jpg

 ブルベを走り慣れていない人は、ヘルメットにつけるヘッドランプなど装備として使ってないかもしれませんが、受付でサインひとつするだけでも、自分のヘッドランプが無いのは心許ないはずです。ブルベカードの記入も難しいはずです。

 日の出時刻がいつで、集合時間やスタート時間がどのくらいの暗さなのか明るさなのか?
時間を調べるだけでは分からない人もいるかもしれませんが、普段サイクリングをしていれば、このくらいは気にして装備を決める方が「当たり前」ということになるわけです。

 ごく普通の主催者だと、こんなことは注意書きにも書きません。当たり前すぎて書く必要がないという認識かもしれません。親切なところでは、装備にヘルメットランプ(ヘッドランプ)推奨とか、あると便利ぐらいの但し書きはつけてくれます。

 ブリーフィングも5:30スタート組は、真っ暗な中で行います。
なにかメモを取ろうとしても、自分のヘッドランプがなければ書き留めることは難しいでしょう。

ほとんど無いことだと思っているかもしれませんが、当日の朝になって迂回路の指示が出たりすることもあるのがブルベです。
ペンももたず、ヘッドランプも点けず、という状態では、先が思いやられます。
圧倒的な記憶力の持ち主とかだと、またそれは違うでしょうし、人それぞれということですけど。

 スタッフの人にも言えることですが、スタッフ作業を手伝うにはライトも必要だということを言われなくても自分で考えて持っていることが暗黙の了解で求められるわけです。


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補給の迂回ストレスを減らすルート [BRMスタッフ見習]

2013.9.27(金)

 来週末は秋の定峰200です。コースは今年の春開催した時と同じです。
昨年は小川町でK30へつないでいましたが、松郷峠を回るようにしているので、松郷峠を登れるだけの脚を温存しておいた方がよいでしょう。春走っている人はわかるでしょうが、昨年走っただけの人が同じ感覚で走ると、小さな松郷峠がちょっとだけ「いじわる」に思える場合もあるでしょう。
この変更は、K30で小川町から南下して戻ってくる際にトラックや大型車両の通行が多く、松郷峠を回った方が気持ち良く帰ってこれるのではないか?という案があり、それを採用することにしたものです。

 ブルベのコース作成は、簡単なようで奥が深いのかもしれません。何を重視するか、というのはコース作成者次第です。

 定峰200のコースプランニング話はかなーり拙文ですが(恥)、ランドヌール誌Vol.3に掲載して貰いました。

ランドヌールVol.3  究極のロングライドへあなたを招待します

ランドヌールVol.3 究極のロングライドへあなたを招待します

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: グラフィック社
  • 発売日: 2013/06/07
  • メディア: 大型本

 他のスタッフから「こうした方がよいのでは?」とか細かいところで改善案の提示もあったりしたのですが、基本的にランドヌール誌に書いてあるとおりのコースで行います。

 スタートがいちおう東京23区のはずれになるので「都市型ブルベ」と標榜しています。
山岳に近い方はマイルドな設定ですが、前後に市街地走行があるので信号ストップもあり、ゆっくり走る人にとってはあまり時間が作りづらいかもしれません。

 時間のゆとりが無いと補給で立ち寄る場所が、PCとなっているコンビニだけになってしまいがちです。
自分自身、脚が遅い方なのでこのあたりが一番気になるのです。初めて走る人も多く、なるべく楽しんでもらう為には、少しでも時間の余裕があるようにしたい。でもコンビニ飯だけというのも味気ない。

 折角、秩父へ行くのですから、お昼ご飯を秩父周辺で食べたりする余裕があるといいのに、ということで秩父周辺の通過ルートをあえて国道140号周りにしていたりします。

 通常のサイクリングであれば、横瀬の先は秩父へ行かず、坂氷Sで右折して県道11号へ直接つないで行く方が、交通量も少なく走りやすいと思います。

横瀬〜定峰アプローチ(ツーリング) - ルートラボ - LatLongLab http://yahoo.jp/P9CuXi

 でも、これだとコンビニ(セブンイレブン)が1軒あるだけで、他にはあまり立ち寄りやすい飲食店が見当たりません。

 ブルベに慣れている人なら、少し離れた場所でもコースから一旦外れて立ち寄って、またその地点に戻って復帰するということはできると思うのですが、慣れないうちはコース沿い、もしくは分かりやすいところへの立ち寄りの方が時間も読みやすく便利です。そういうことで、国道沿いをぐるっと走り、その区間にある飲食店に立ち寄りやすくしています。

横瀬〜定峰アプローチ(補給あり) - ルートラボ - LatLongLab http://yahoo.jp/3IKK7w

PCはPC2セブンイレブン秩父宮地店を指定してあり、5:30スタートだとクローズ時間が11:22となります。
(6:30スタートだと12:22)

秩父でご飯を食べて時間が押すと、次のチェックポイントのクローズ時間が気になりますが、次は「通過チェック」(本来はシークレットのような意味あい)として定峰峠を越えた先の東秩父村・和紙の里としてあり、ここはクローズ時間がありません。参考として仮想クローズ時間は5:30スタートで13:10。
関係してくるのはPC3セブンイレブン青梅日立前店ですが、71.5km先であり、5:30スタートだとクローズ時間が16:10となります。
今年は松郷峠が入っているので余裕ありまくり、ということにはならないでしょうが、多少の借金(時間が押している)状態でも、それなりに取り返しやすいPC配置としています。

 国道140号沿いにどんな店があるかは、webの地図などでチェックすると簡単にわかるはずです。

 国道299号で上野町S右折のすぐ手前にある、ひつじや肉店は、コロッケやメンチ、唐揚げなど揚げ物総菜の買い食いポイントとして定番です。左手なのでサッと自転車を停めて、必要な分だけ買って、そのまま持ってPC2へ走っていくことも可能です。

 国道140号沿いだと、PC2より手前で、左側(立ち寄りやすい)にあるのはマクドナルド、反対側(道路の横断が必要)に大型のショッピングセンターや道の駅ちちぶ、が並んでいます。
PC2のちょうど向かいに丸亀製麺も、PC2の先にもちょこちょこ飲食店はあります。

 大野原Sで右折すると、すぐ右側に雅紀屋(蕎麦屋だけどわらじかつ有)ぐらいですが、コース沿いで立ち寄るには便利な場所です。
昨年2012年の春の試走で立ち寄ってます。
   昨年は新奥多摩街道を通らない旧コースで若干異なります。ご注意ください。

 このコースを走り慣れているベテランさんたちは、もうちょっと柔軟にコースから外れたところへ行くようですが、最初はコース沿いで補給という方が分かりやすいので安心です。


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燃え尽き症候群と次の一歩 [BRM四方山話]

2013.9.26(木)

 誰しも波はあるようで、ガーッと前のめりに走りまくる時期もあれば、潮が引いたように走ることから遠ざかってしまう時期もあるかと思います。

 年単位で見てもそういう波はあると思うのですが、自分の場合は4年サイクルでみても潮が一番引ききった状態なのが今なのかもしれない、とふと気づいたわけです。

 世の中の流れ的には2011年は3月11日に東日本大震災があって、そこで一旦気持ちが大きくへし折られたところから、なんとか無理矢理立て直して参加したPBP。辛うじて完走できましたが、2011年は意地で完走したブルベが多い年でもあり、PBPを最後に燃え尽きてしまったのでしょう。

 PBPは初めての海外ブルベ参加でした。おそらくRandonneurとしてのお祭りの頂点であり、日頃のブルベとはいい意味で別世界を体験して、いろいろ覚醒させられたのだと思います。海外ブルベや遠征ブルベに対する心のハードルが下がった人も多いのではないでしょうか。私の場合は「なんで日本人はみんなひとりで走ってるの?」という素朴な疑問をいろんな国の人から言われて、それが一番心に引っかかっていたりします。

 ブルベの走り方に正しい、正しくないというのは無いでしょうが、他の国の参加者を見ているとチームで走っている人がなんと多いことか。

 ソロにはソロの良さがあるわけですが、PBPというお祭りを楽しむにはチームで完走するスタイルの方が似合っているような気もするわけです。

 次のPBPに行くには、まず開催年のSR取得が参加条件になります。
そのSRを取るための200km、300km、400km、600kmを自分で主催する。
自分にとってはそれがごく自然の発想であり、それができるように4年サイクルでの計画は考えていく。
漠然とした思いがあって、2012年は一部で「やりすぎ」という話もあったようですが、1年でおそらく普通のクラブの3年分以上の裏方作業を淡々とこなしてきたりするわけです。長い距離で表に出ることは少なかったですが、裏方に関してはある程度の経験は積んで多少はいろいろモノが見えるようになったと思っています。

 2012年にたくさん開催したのは、2011年の反動で全般的に開催本数が減るだろうという予想もあって、200kmが減ったら新しく始めたい人がチャレンジできる場が無くなってしまう、という危機感があったというのも下地としてはあります。以前から主催をしてきている大御所の方々はPBPが終わって一段落、2012年は「おやすみ」の年になるだろうという読みからそう考えていたわけですが。

 今年2013年は、昨年のやりすぎを反省して作業負担を減らす方向で各主催者の本数制限を行う計画を立て、それに従って私自身は3本しか担当しないことでやってきています。
走る方でも燃え尽きはあるでしょうが、主催やスタッフ作業でも同じことが言えます。新しいことを始める時は、みんなやる気があって、どんどん積極的に「これもやりたい、あれもやりたい」で手をあげていくわけですが、ともすると、やり過ぎで自分の首が絞まることもありがちです。

 それも麻疹の一種だと思って、一度自分で体験して理解するのでいいかな?とも言えますが、ある程度のところで誰かが歯止めをかけてあげるような仕組みがあった方が安全です。

 ごく少数のスタッフが献身的に裏で動いて回している、という状態から、ある程度スタッフ業務がこなせるランドヌールの層が厚くなって、時間の都合がつけられる人がその時々の状況によってバックアップで入ってくれたりするようにしよう、というのが今年のテーマだったりします。
今所属しているクラブでは、正規のスタッフは募集しない、という方針でスタートしているらしいので、今年の開催分が終わるまでは手伝ってくれる人は、お手伝いスタッフ要員でしかありません。

 オーガナイザー(主催者)として、各BRM単体を回す責任者は正規のスタッフでしかなしえないでしょうが、ブルベ開催に関する様々な付帯作業は、たいがいの人は分担して作業しても何も問題はありません。
本気でスタッフやりたい、という人だけを精鋭部隊で集めて、勝手に勉強しろみたいなノリの方が手はかからないかもしれませんが、軽めの作業を手伝ってくれる人達の層が厚い方が、長い目でみると続くのではないかというのが個人的な思いとしてあって、ほんの少しだけでも手伝ってくれる人を増やそうとしています。

 ブルベは参加者が自ら主催するのが基本。少しでも主催の作業を手伝うと、違うものが見えてきます。
昔から走っている主催者の人には当たり前のことでも、走るだけしかしてきていない参加者にはいつまでたっても見えないものもあるように思えます。

 来年クラブチームを作って、というのは、同じ地域で走るランドヌールを核として、いろんなレベルの層を厚くしていけたら、という思いがあってのことだったりします。
東京近郊だと人口密集度合いが高すぎて、地域でのつながりというのは曖昧なものになりがちですが、多くのクラブが出来て、それぞれのコンセプトでクラブ運営をしていけばよいのではないかと思っています。

 ブルベは広く門戸を開いて開催する、ということになっていますが、どんなブルベを開催するかということは、
「自分たちが開催したいコースで開催する」のが原点です。
走りたいコースがあれば作ればいい。ただそれだけなのだと思います。実現するには、それを支えるだけの協力者を集めたり、それなりのハードルを越える準備作業が必要ですが、やってできないことは無いでしょう。

 来年フレッシュがあれば、複数チームを同じクラブから参加できるようにしたい、というのがまずあります。
構成はクラブ限定である必要はないですが、同じクラブ所属の人が入っているフレッシュ参加チームが複数あったらいいな、ということ。

 それは、再来年のPBPにつながると思っていたりするからですけど。

 前回は、いろんな人に助けてもらってお膳立てしてもらって、そこで参加できたようなものです。
次回は、お膳立てする側としても、それなりにできたらいいな。そのモチベーションだけが、次のPBPへ向けてのいろいろな準備を動かす力になっています。

 お座敷ランドヌールが何を言っちゃってるんだか(苦笑)

(おまけ) 
あんまり無理して怪我すると走れなくなるので無理は禁物、ってのが今年学んだことの一つでもあるわけです。
長い目でみて、故障しない、ということがどれほど大切か。
無理は禁物です。ここぞ!という時は無理をしてもいいですが、無茶はいけません。
そのあたりは冷静に判断することができるようにしていたいと思う次第です。

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初めての人向け講習の需要はあるのか? [BRM初心者講座]

2013.9.25(水)

 タイトルどおりなんですが、200kmブルベの開催が近づく度に考えているような気がします。

 ランドヌール誌とか各種自転車雑誌の記事で、ブルベのことに興味を持った人が手軽に情報を入手できるようになってきているはずなのですが、実際に200kmを開催してみると、あまりよく分かってない人が結構いたりします。
講習とか準備しても、そういう人達は参加することなく、既にブルベをそれなりに走っている人の確認の場にしかなっていないようなこともあるようで、実際に行うにはもう一ひねり準備段階から考えないといけないのかもしれませんが。

 来年は新しいクラブとして少し違った枠組みでブルベに取り組む予定にしています。主催クラブでなく走るクラブとして、特定の顔のわかるメンバー同士で集まり、始めたいひとには誰かベテランがそれとなく教えてくれるような存在でいてくれたら。そんな風に思っていたりもします。

 主催担当者としては、1つのブルベを開催するだけで事前準備から事後の事務作業まで含めると、結構な時間を使っているので、あまり多くの人を対象とした講習会を複数開催することは難しいでしょう。でも、200km開催の少し前に、座学で1時間半程度の講習などがあってもよいかもしれません。
 あとはオフシーズンに距離の短い走行会というのもありでしょう。保険や準備の関係でこちらも対象人数はかなり限定的なものになるでしょうが、企画としてはありでしょう。

 全く見ず知らずの人まで広く受け入れられるかどうかはわかりませんが、身近なところで出来る範囲だけでも、そういう講習の機会を設けられないか、検討を始めています。


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完走する力 [BRM四方山話]

2013.9.24(火)

 何のために走るか?

 もしかしたら根源を問われているのかもしれませんが、途中で辞める、最後まで走り抜く。
そこには全く違うものがあるような気がします。

 ブルベの目的が「認定を貰うこと」の比重が高くなりすぎると、途中のPCでタイムアウトした時点で走るのを辞めてしまうことがあります。
身体や機材のトラブルなどが絡んでいてそれ以上走ることが危険という判断で辞めるのと、走れるけど認定には結びつかないから辞めるのとでは大きく異なります。

 記録上はDNFとなり、細かいステータスでいうと、どこそこでAbandonということになります。

(※ abandonなんて、受験の単語帳でしか見た記憶がないぞって思ったりもしますが、PBPの走者ステータスとかで途中DNFの人はどこかのPCでAbandonという表記になってるのを見かけたことがあります)

 ブルベの基本はランドネ Randonnêe です。自転車でのランドネ。
それが何を意味するか、何を重要視しているか、日本語で説明されたものはそう多くないので、断片的な知識や情報をもとに推測するしかないのかもしれませんが、長距離耐久(周遊)サイクリングについて自分なりの理解は必要だと思う訳です。

 厳しい天候だったり、激しいアップダウンのある険しいコースだったり、規定時間以内にゴールできなくても最後まで走った人には、ある種の名誉として「認定外完走」という呼び方をすることがあります。
時間内に完走して認定を貰うのが一番かもしれません。でも、それが無くても最後まであきらめずに走り抜いた人は、ランドヌール精神という観点からみて仲間から賞賛される対象になりえます。

 どんなことがあっても走り抜く、というのが原点なのだろうと思います。

 断片的な情報のひとつとして、BRM主催者規則(和訳)があります。

(ルートについての記述を一部抜粋して引用)
ルートの選択は主催者に任されるが、ブルベコースの距離について(の制限)は別として、同一の環状経路を
複数回周回するのは許可されない。理想的には、ルートは往復コースで、交通量が少なく、容易に辿れる道路
であることが望ましい。道路は夜間走行に適しているかを留意して選ぶこと(道路標識や路面の舗装状態など)。
コースは長距離周遊サイクリングであるという精神に従い、また、リタイアを最小にするために、フィニッシュ地点
に近い地点をコース途中で通過することを避けるとよい。地形的に特に厳しい箇所を通る場合は、コースが最2 
初に発表される時に説明されるべきである。ブルベが開催される日程と場所の決定には、可能なら雪や極寒や
酷暑など、天候を考慮されるべきである。
(引用終わり)

 この文面は何度も何度も読み返しています。
走っている途中で、リタイアしたいという誘惑に駆られることもあるわけです。人間誰しも弱いですから。
それを防ぐためにあえて鉄道(輪行)は利用しづらいルートにしていたり、という配慮もあるのだろうな。
PBPのルートを見て、そう思ったことがあります。

 完走する力、諦めない意志、というものはブルベを走るうえでとても大切なもののような気がします。

(おまけ)
 定峰200を「初心者向け」と標榜している理由のひとつに、リタイアポイントがこっそり仕込まれている、というものがあったりします。どんなことがあっても走り抜くのが基本とは言っても、初心者にとってそれはハードルが高い場合もあるわけです。
 PC1で辞める、という選択はさすがに無いでしょうが、山伏峠越えで力尽きてしまえばPC2秩父へ降りていくところでリタイアすることもできるようになっています。手前の横瀬、または西武秩父から西武池袋線が利用可能。
また、定峰峠を越えて和紙の里まで到達しても、その先走りきる自信がなければ、小川町から東武東上線が利用可能。その先もJR八高線から近いところを通り、西武池袋線の飯能駅も通ります。
 体調不良やメカトラなどで断念せざるを得ない場合は、輪行袋さえあれば比較的簡単にエスケープできるように仕組んでいます。

 圧倒的に力不足だった場合は、リタイアする方が正しい選択かもしれません。
でも、30分オーバーしても、1時間オーバーしても、最後まで走り抜くことができたら。
次に完走(認定)することにつながっていくと思うのです。


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BRM1005定峰200・初めて参加される方へ [BRM初心者講座]

2013.9.23(月)

 参加者あてに公式では別途ご案内する必要がありますが、一般論も踏まえてこちらでも書いておきます。

初めて参加される方へ(ブルベ自体が初めてという方へ向けての話です)

 ブルベは、参加者が自ら主催して行う形式のイベントです。それがどういう意味かを事前によく考えてからご参加下さい。ACP公認BRMは、フランスACP:Audax Club Parisien が認定するもので、その開催も参加もACPのルールに基づき、主催される国毎の交通法規などを反映して行われます。国内ではAJ:Audax Japan がACPへの窓口として認定情報の申請とりまとめをおこなっていますが、各クラブはAJ傘下にあっても独立して個別に運営しています。
ゆえに国内のAJ/BRM規定の他に、各クラブのローカルルールなどが適用される場合があります。

 ブルベ自体は、個人のサイクリングであって、定められたコースを経路沿いにたどって規定の時間内に完走できれば、認定の申請を行うことができるというだけの話です。公道走行ですので、全ての行動は参加者自身の判断が必要であり、誰も代わりに結果責任を取ることはできません。

 ブルベの参加にあたっては、ブルベがどういったものか事前によく学んで下さい。ルールについてはAJサイトに記載されているものが基本となります。まずはそれらを熟読して内容を把握して理解することが必要です。
国内での実施形態は、各クラブやコースによって若干手続きや手順が異なります。それらについては各クラブの説明を読んだり、わからないところがあれば事前に確認、またはスタート当日のブリーフィングで確認を参加者から行うことが必要です。

(これ以降は、BRM1005定峰200に特化した話として記述します)
 既にエントリーは締め切られていて、エントリーリストも公開されていますので、そこから先に何をすべきかについて列挙していきます。

・エントリーリストの確認/エントリー時の申請データの再確認
 エントリーリストの最新版を案内サイトから確認します。
 大切なことは、自分のスタート時間が5:30なのか6:30なのか?ということです。
 殆どの人はエントリー時の第一希望で割り当てられていますが、若干名第二希望となった方がいます。
 まず、時間について確認しておいて下さい。
 また、エントリーした際の自動返信メールで、各項目の記入の控えが手元にあるはずです。
 住所、氏名、その他の情報について、間違いが無かったか再度確認しておいて下さい。

 (例:住所が間違っていると、ブルベカードの返送で届かない場合がありトラブルの元になります)

・機材と装備の確認
 ブルベに参加するためには、国内の公道を走れる自転車が必要です。
 普段お使いの自転車のままで参加できるはずですが、万一、不足の装備がある場合は前日以前に装備を見直して必要なものは各自装着して使えるようにしておくことが必要です。
 ※権利放棄書にも、チェック欄を設けてあります。各自、事前にチェックしておいて下さい。

 200kmブルベでは次のようになります。
 必要なものは通常の公道走行をするための最低限のものでしかありません。
 あくまでも最低限の提示であり、各自が工夫して追加の装備を持つのが正しい理解です。
 ・前照灯 (確実に車体に固定されているもの)
 ・尾灯  (同上、常時点灯モードであること、点滅不可)
 ・ベル
 これらは、道交法で必要なものと同じです。
 道交法では尾灯ではなく、反射板(赤色のリフレクター)のみでも可能ですが、尾灯必須とします。

 本人が身につける物として、法規上は必須とはなっていませんが、自分の身を守るために必須です。
 ・ヘルメット
 ・反射ベスト(安全上の理由からローカルルールで反射たすきは不可)

当たり前のことですが、ヘルメットを忘れた場合は参加できません。
車載参加の方は忘れ物が無いように特に注意して下さい。
シューズを忘れるとかいろんな事例があります。


・当日の受付方法
 スタート時間の1時間前から30分前に行われるブリーフィング開始前までが受付時間です。
 必ずこの時間に受付を済ませるようにして下さい。
 各組60名の受付を30分で行います。迅速に間違いなく受付を行えるようにご協力お願いします。

 受付に必要なものは、各自プリントアウトした「権利放棄書」です。
 自宅を出る前に、自転車装備のチェックなどを済ませてレ点をつけておきます。
 また内容をよく読んで、同意できる場合は、署名・捺印をしておきます。
 同意できない場合は参加できません。必ず事前に確認しておいて下さい。

 受付に並ぶ際、手元に同意書を出して準備しておいて下さい。
 ウェーブスタート(時間ずらし)で、受付順に割当ますので、グループで一緒にスタートしたい方は、全員揃ってから一緒に並んで受付をして下さい。先頭の方が何名まとめて参加するか告げていただけるとスムーズに割当てられます。
 受付では、ご自分の出走番号と名前(フルネーム)を明瞭にスタッフに告げて下さい。
 受付にあるリストからご自分の名前を確認して、ご自分の出走サインを記入します。
 スタッフが同意書と引き替えにブルベカードをお渡しします。
 その場で、出走番号のみブルベカードに記入していただきます。

 その他の記入項目は、横にずれていただきA4版のクリップボードとボールペンを貸し出しますので、それを使って個別に記入して下さい。記入例はクリップボードに挟んであります。
クラブによっては記入項目を全て英字記入とされるところもありますが、定峰200では次のようにしています。
ブルベカードの返送に使う住所、漢字氏名などは、エントリー時のデータをそのまま使います。また、ACPクラブコード(所属クラブ)についても、エントリー時のデータをそのまま使うことになります。クラブコードについてはエントリーリストで既に公開しています。万一修正が必要な場合は、個別にメールにて事前連絡下さい。

参考:これは春の定峰の時のもの
BRM413_AJcard_omote_k1.jpg


・ブリーフィング
 スタート時間の30分前からブリーフィングを行います。
 細かい注意事項を口頭で説明しても、全てを記憶することは難しいと思うので事前に伝えられることは、一斉同報メールにて各参加者へ案内を送ります。そちらを事前に読み込んでおいて下さい。

 ブリーフィングは全体向けのものを行ったあと、初めてブルベに参加する方向けのものを追加で行います。
 わからないことがあればブリーフィング時に質問をして理解するようにして下さい。
 あとから「わからなかった」と言われても、誰もフォローしようがありません。

・車検(装備品のチェック)とウェーブスタート
 ウェーブスタートは、スタート見なし時間を10分刻みでずらしています。
 公式のスタートが5:30の場合、次のようになります。
 ・W0 5:30
 ・W1 5:40
 ・W2 5:50
 ・W3 6:00

 車検は、BRMルールとローカルルールに基づき装備品の有無をチェックします。
 各ウェーブのスタート見なし時間の約10分前から行います。
 スタッフが全体へ向けて声をかけますので、通路上ではなく緑地または砂利の上でチェックを受けて下さい。
 前照灯、尾灯を点灯して並んで下さい。
 通路上で立ち止まることは禁止です。周囲の交通の邪魔にならないようにご協力願います。

 装備が不足していた場合は出走できません。
 列から一旦外れてもらって、他の参加者のチェックが終わってからスタッフに再度チェックを受けて下さい。
 主催者は装備忘れに対しての貸し出し品などは用意していません。
 出走できない場合は、ブルベカードをスタッフに返却してお帰り下さい。記録上DNSとして扱います。

 スタッフは各チェック項目を確認していきます。
 前照灯、尾灯は点灯した状態でチェックを受けて下さい。
 前照灯は、道交法および関連規則の基準に合致しているものが必要です。
 (注:各都道府県:定峰200では東京都、埼玉県の公安委員会が定める道路交通規則が適用されます)

 概要としては、前照灯は白色または淡黄色で夜間10mの距離にある交通上の障害物を確認することができる光度を有するもの、尾灯は赤色で夜間後方100mの距離から点灯を確認できる光度を有するもの、になります。

 光量や照射範囲については、スタッフのチェックは目視できちんと行えませんが、
 あきらかに不足とみなされる場合は出走不可とします。

 また、ベルについては「ベルは?」と聞かれた際に、ご自身でベルを鳴らして下さい。
 ベル装着場所は参加者毎の工夫でかなり多岐にわたり、スタッフが目視で探すのは時間がかかります。
 ご協力をお願いします。
 ベルは自転車用のベルを装備として使って下さい。熊鈴のようなものはベルとしては認められません。

・各チェックポイントと通過チェックの通過記録
 ブルベは経路通りに走ることが必要です。
 正しく経路通りに走っていることを、途中のチェックポイント(仏語の略語でPCと称する)では、通過証明が必要となります。各PCにはオープン・クローズ時間があり、オープン時間からクローズ時間までの間に、そこを通過する必要があります。
 国内のブルベではこのチェックを指定されたコンビニでのレシートで代用することが多いです。定峰200の場合、PC1、PC2、通過チェック(後述)、PC3、Finishと、5枚のレシートが必要です。
各PCに到着したら、何か買い物をしてレシートを受領して下さい。そのレシート上の日付、時刻が通過証明となります。
 この通過証明は、ゴール受付時点でスタッフが確認し、ブルベカードへ転記していきます。
(有人PCとして現地にスタッフが待機している場合は、その場でブルベカードへ時刻とスタッフ個人の確認サインを記入していきます)

 無人PCは国内でブルベを開催するための知恵の一つですが、個人商店(ヤマザキショップなど)の場合はレシート時刻が大幅にずれていたりすることがあります。大手のセブンイレブン、ローソンなどではPOS管理もあるため、レシート時刻がずれていることは無いと思いますが、念のため各PCでレシートを受領した際には、正しい時間でレシート時間が記載されているか確認する癖をつけておいて下さい。万一クローズ時間を過ぎているといった場合は、その場で主催者へ電話連絡して事前に確認を取るか、第三者(別の参加者など)に時刻が間違っているということを確認したうえで、ゴールでスタッフに申し出て下さい。

 定峰200では「通過チェック」を公開した形でPC2とPC3の間に置いています。和紙の里の売店は個人商店のようなものでレシート時刻は出ますが、ずれていることもあり、また前後の行動(参加者の昼食休憩)の自由度を高めて分散できるように、あえて「通過チェック」としています。ここではオープン、クローズ時間はありません。
レシートは必要ですので、売店で何か買い物をして下さい。

・Finishのコンビニでの行動
 最後のコンビニでは、そこでのレシートをもってゴール時間とします。
 安全な場所に自転車を停めて必ず買い物をしてレシートを受領して下さい。
 人数が多い場合は、自転車を重ねて停めるなど周囲の邪魔にならないようにご協力願います。

 ゴール受付はコンビニ駐車場で行う予定です。
 スタッフが待機していますので、必要なものを準備して並んで下さい。

 ・ブルベカード
 ・レシート5枚(PC1、PC2、通過チェック、PC3、Finishの順番に並べておくこと)
 ・メダル希望の場合は1000円札1枚(両替はしません、必ず1000円札で)

 スタッフがレシートの通過時間を確認してブルベカードに転記して、すべてOKなら完走となります。
 スタッフから告げられた完走時間を、ご自分でブルベカードに記入していただき、
 メダルが必要か否かのチェック欄に、Xを記入します。(Xというのは欧米でレ点の意味)
 それらが正しいことを確認して、サイン欄に日本語の漢字フルネームを楷書体で読めるように記入して終わりです。

 ブルベカードはスタッフが預かります。
 レシートはその場でお返ししますので、ご自分でお持ち帰り下さい。

以上をもって、当日は終わりとなります。

 ブルベカードの返送(および希望者へのメダル返送)は、しばらく先になります。メダルが国内に在庫がない場合はフランスからの到着待ちになるので長期間待つ場合がたまに発生します。このあたりは案内サイトや一斉同報メールなどで別途案内をしますので、気長にお待ち下さい。


・リタイアする場合の連絡
 万一、途中でリタイア(DNF)して帰還される場合は、ブルベカードに記載されているスタッフまで必ず本人が電話連絡をするようにして下さい。
他人の伝言は間違いの元になるのでご遠慮下さい。過去に「○○さんがリタイアしています。」と連絡があったあとに、本人は走行を続けていたということもあります。

 リタイアの連絡がなぜ必要かというと、スタッフは出走した全員がゴールに帰ってくるか、リタイアしたかを確認するまでは待機を続けることになるからです。Finishのクローズ時間を過ぎてもゴールに向かって走り続けている、という場合はクローズ時間を過ぎた頃までに必ず電話連絡をお願いします。
1時間程度であればスタッフは待機して待ち続けることもありますが、かなりの長時間になる場合はDNFであることを確認して、スタッフは撤収することもあります。いずれにしても行方不明のままになることは避けていただきたく、ご協力をお願いします。


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コースは変わらないけれど [BRMスタッフ見習]

2013.9.22(日)

 秋の定峰、再来週の土曜日開催です。2週間を切りました。
コース自体は春と同じで特に変更は無い予定です。一部、誤記の修正など若干手をいれたキューシートをだいぶ前に用意してあるのですが、ちょっとした変更が最後にありそうで公開できずにいます。あんまり気にしても仕方ないので、時間切れということで明日あたり公開することになりそうですが。

 春もそうでしたが、秋の参加者も「初めてブルベを走る人」がかなりの割合を占めています。中にはブルベという形式が初めてなだけでロングライドには十分な経験をお持ちの方もいらっしゃいますが、そうでない方も一部いらっしゃると想定せざるを得ないのが現実です。

 当日のブリーフィングは春と同様2段階に分けて、全体向けのブリーフィング後に初めての人用のブリーフィングを少し追加で行う予定ですが、直前だから分かることもあれば、聞いても聞き流してしまって頭に入らないことも出てきます。もうちょっといい方法がないか、来年はさらに工夫をする必要があるかもしれません。

 定峰200は、スタート地点の近くに住んでいる人にとっては「初心者向きのコース」のひとつとしてお勧めできますが、所詮「都市型ブルベ」です。序盤の2割、終盤の2割は市街地周辺を走るような感じで移動平均速度はあまりあがりませんし、必ずしも走りやすい道でもないわけです。
この界隈に住んでいれば、自走で行けばどこへ行くにもそのくらいは走るのが当たり前なので、それを含めて200kmのコースにしています。
遠方からの参加も歓迎していないわけではありませんが、走りやすい環境にお住まいの方がわざわざこちらまで来て、そこからスタートするのは、ちょっと申し訳ないとも思うわけです。

 来年も新しいクラブで定峰200は開催する予定でいますが、募集方法、定員なども含めて、また少し練り直してブラッシュアップしていく必要があるだろう、と先のことも見据えながら直近の開催準備を進めています。



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iPhone 5s/5c 並ぶまではしませんが… [ガジェット]

2013.9.20(金)

 iPhone 5s/5c 発売日ですね。

 docomoユーザーにとっては、日経の飛ばし記事でさんざんもてあそばれて来ましたが、ようやくdocomoでもiPhoneが使えるようになりました。

 事前の噂だと、5cはそれなりに潤沢にあるけど5sは指紋認証センサーの歩留まりが悪くて初回は極端に少ないのでは?というものがありました。(真偽不明)
5cは5色、5sは3色、メモリ容量もあわせるとバリエーションがだいぶ増えた感じです。それぞれの組み合わせで自分が欲しいiPhoneの在庫があるか?というのは実際買いに行って出たとこ勝負なのかもしれません。

 お祭りごとは嫌いじゃないですが、徹夜して並んでまで買うのはさすがに気が引けるので、今回はweb予約で適当にお茶を濁すことにしました。

 元3GS使いとしては5cでもいいのですが、かつてのApple製品を買うときの戯言である「どうせ買うなら一番上の」みたいなノリで折角ならA7チップとM7モーションコプロセッサが搭載されている5sの方が2年縛りで使うならよいのでは?という考えで5sを選択することにしました。

 SoftBank、auは、それぞれのwebサイト、または量販店サイトから5sの予約ができます。
docomoの場合は、プレミアステージの顧客のみ、今日の朝8時から5sのweb予約が始まりました。
冷静に考えると、全国にはそれなりに多くの顧客がいて、docomoから他に移れない人達がいるわけです。そういう人は大概10年以上使い続けている回線をもっているわけで混雑しないわけがありません。
iPhoneを取り扱うドコモショップに直接並んだ方が整理券?までたどり着くのは断然早かったかもしれません。
(うちから最寄りのドコモショップは徒歩圏内、自転車で行けば駐輪場のロスを入れても10分かからず店頭に出向けるはず)

 8時になって、docomoの予約サイト案内をリロードすると重たくて、どこに飛べばいいのかが表示されません。
2〜3度やり直すと、ログインが切れてしまっていてやり直し。
じきに「サーバーからはじかれてるのかな?」というような感じ。負けました。
スクリーンショット 2013-09-20 8.23.47.png

 これは負けたと5分過ぎた時点で悟っていたわけですが、とりあえず放置です。
9時過ぎに最寄りのドコモショップから、ガラケーにメッセージRが届いて、そこから最寄りのショップの混雑状況が確認できるのですが、待ち人数は「ご購入相談 30人」、「新規・機種変更 0人」という表示。

 仕方ないから出向いてくるかと支度をしたところで、出かけるまえに再度web予約画面にアクセスすると、ようやくつながったので、そこでweb予約をかけてあとはしばらく放置プレイに切り替えました。

webreserve.jpg

 在庫が割り当てられれば、明日以降に店舗から連絡が来るそうですが、いつになるかはわかりません。
初回ロットから外れれば、かなり待つ可能性もあります。店舗なら色を変える、メモリ容量を変えるなどして第二希望のようなものを早めに手当することもできるでしょうが、web予約では、色とメモリ容量の組み合わせをひとつ選んで、契約の区分(機種変更なのか買増しか?など)も選ぶだけです。一度メールが来て、別のURLへアクセスし受取となるドコモショップも別途指定して予約の登録完了となります。



 現状だと都内ではSoftBankもそれなりにつながるらしいですが、2年前に3GSの回線契約を辞めた時は、まだまだで自分の行く範囲では「使い時につながらず」という寂しいユーザー体験の積み重ねに耐えきれず、という感じでした。3GSよりも前の3Gから使っていた人達はもっといろんな苦労をしていますが、その時は「これは無理だろう」と思って、softbank回線のネットアクセス専用端末を持っていたにもかかわらず機種変更はせず初代iPod touchをWi-Fiで使っていました。(余談ですが、iPhone OSの初期バージョン1.0から使って、有償アップグレードで2.0とかにしていた頃の話です)

 今日からdocomoが取り扱いを開始しますが、auがiPhoneを取り扱い始めた当初でもそうだったように、docomoでは初期に出来ないこと、また謎のトラブルなどが起きることは容易に想定できます。SPモードとか信頼性なさそうですし、当初は携帯(キャリア)メールも使えません。機種変で防水ガラケーからiPhoneに乗り換えるわけですが、そうするとdocomo.ne.jpドメインの携帯メールはしばらく不通になります。

 βテスターみたいな人柱になること必至ですが、まぁそれも含めて、入手待ちから楽しんでみようと思います。


(おまけ)
 基本的に在庫僅少か?と思われる場合は、ある程度の予測をもって実店舗に並ぶのが得策のようです。
職業柄どうしても今日入手する必要のある人達は、さすがというかみなさん既に手に入れてます。昨晩から都内の大型量販店に並んだ人、今朝最寄りのキャリアのショップへおもむいて買った人。
(色を選ばなければ、即買えるところも結構あるようです。)

 MNP乞食で渡り鳥を狙っている人はまた別なのかもしれませんが、SoftBankの継続で機種変更とかは穏やかな流れなのかもしれません。auは5と5sとでは使える電波が大幅に異なるためauが乗り換えを推進しているところもあり、人柱のレポートが終われば、また流れが加速したりするのかもしれません。

 いろんなレポートをみながら、しばらく推移を見ておきたいところです。


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