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興津600 Lessons learned [BRM]

2013.6.4(火)

 沼津クラシック600は、2009年に初めて600kmを走った時のコースだったりします。当時は単に沼津600という呼び名でした。2010年は家庭の用事でパス、2011年はPBPエントリー資格でもあるSRをかけて沼津クラシック600を完走。2012年は十和田200と同日でパス。今年2013年は3回目ということになります。
(ログを残すことはさておき、Lessons learned だけ先に書いておきましょう)

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 2011年の過去ログ: 

 今年、興津600を走ってみて、良かったところ、悪かったところ、自分なりにメモを残しておきます。

 ○ 良かったところ
・なにはともかく完走に持ち込んだところ(ほどよいモチベーション)
・ほとんど知っているコースなので、あまり予習をしていなくても現場対応ができてしまうところ
・体調がいまひとつで補給が多めに必要だったところ、適宜補給をとることであまり失速することなく乗り切れた
 (とうえい温泉でご飯食べたのは良かった。2011年は立ち寄ったけどご飯は食べず失速、
  新野峠を超えてから、営業していた居酒屋さんっぽいところでラーメン食べたという)
・膝など事前に調子の悪かったところは無理せず、なるべく踏まないペダリングで完走できた
・新野峠で脚が終わる、ということはなく、そこまで温存しておくことができた
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・天候に助けられた(天候を読んで、走行プランを立てて走りながら微調整しながらペースを維持)
・仮眠ポイントの判断は状況にあわせて、わりと的確におこなえた(道の駅で仮眠)
・結局使わなかったが、雨天走行用のフル装備で出たこと
・グローブの替えを指切りで1セット、長指で1セット持参して適宜交換したこと
 (昼間は指切りで1日目と2日目で別のグローブに交換、汗のしみたグローブを長時間つけるのはよくない)
・レーパンのシリコンゴムは折り返して、腿がボロボロにならないようにした
・結果論でもあるが、事前に予定していた38時間台でのゴールを、予定どおりにしたこと(38時間43分)
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 × 悪かったところ
・前泊で予定どおりに睡眠時間が確保できなかった(1時間ほど行動を早めておけば良かった)
・事前に600kmに向けて走れる身体づくりを怠っていたこと
・沼クラと興津スタートの距離差に対するシミュレーションが万全ではなかった
 (42kmの差があっても体調を考えた場合、早めに飯田でストップする計画にした方がよかった)
・ラーメン食べてもいいけど、二郎インスパイア系で「野菜増し」とかはダメ(お腹いっぱいすぎて失速)

ネタ的にはおいしすぎるかもしれないが、これ食べて富士見峠はダメでしょ。
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・GARMINのスピード&ケイデンスセンサーの調子が悪く、若干手間取った(機材の事前チェックが甘い)
・前照灯のスペア電池(エネループ)を交換するも、充電不足だった(もう1セット予備があったので問題は無し)
 交換時間を節約するつもりで、すき家で補給をする際にオーダー待ちの間に電池交換をしたが、
 点灯させてのチェックまでそこでしていなかった。外に出て走り出してから残量不足のインジケーター(赤ランプ)点灯
・GARMINへの夜間バックライト点灯を兼ねた外部給電のワイヤリングがいまひとつで、路面ギャップで給電落ちした
 (エネループLi-ionはフロントバッグの中に仕舞っているのですぐに、再通電ONにできなかった)
・装備の都合でシングルボトルにして、水分補給で気を遣うことが多かった
・ホテル仮眠の予定で着換えを持参していたが、立ち寄る暇が無く着換えられなかった
 (おしりのあたり、あせものようになってしまった。雑菌繁殖の問題もあり600以上では途中着替えが必須)
・重装備の割に、ちょっとした忘れ物があった(サドルバッグに入れるべきだが優先度が低いもの:普段は入れてる)
 チェーンカッターは持参していたが、コネックスリンクなどコネクタを持参していなかった
 シートクランプのスペアを持参していなかった
・途中でチェーンオイルを差すことをしなかった(オイル、ポリ手袋、ペーパーウエスは持参している)
・フロントバッグの収納とジャージのバックポケットに入れるもので、すぐに取り出せないものがあった
 仮眠時に必須アイテムである、耳栓、アイマスクは一瞬で取り出せるようにジャージポケットに入れておく方が良い

 
 まとめ
 これらの良かった点、悪かった点は、単に反省するとかいう話でなく、次に活かせばよいということ。
天候に助けられたところは、膝に負担をかけない、睡眠に使う、など安全面と体調を最優先にしてペース配分を行った。
逆に言うと、天候が荒れれば余裕は無く、膝に負担がかかるなど何かを犠牲にしないと走れなかったことになる。
これを防ぐには、普段から自転車で走り込んで、エントリーするブルベの前に必要な走力をつけておくこと。
また、体調も万全に整えておくようにすることが望ましい。

 疲れてくると判断能力がどうしても鈍るのが人間の常であるので、PCやコンビニでの動作など自分なりに定型化しておくことが望ましい。同じく、装備についてもフロントバッグのどの位置に何をしまうか等、細かいところも含めて常に同じようなセットにしておく方が分かりやすくなる。
(今回は雨具と着替えを入れた都合、フル装備で荷物が積みきれずに普段と違う場所に何点か格納したが、やはり取り出したりする効率は悪かった)

 次は今週末、AJ宇都宮の牛久発400kmです。
興津600ではだいぶ疲れましたが、膝を壊すことなく完走できたので、あとは全身に残った疲労が抜けてくれれば身体的には準備は整うことになります。宇都宮のコースとしては平坦区間が長い400kmのようですが所々、斜度のきつい上りが挟まるので、それについては無理せずなんとかやり過ごせるようにしたいところ。

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