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BRM615西上州300・出走時間とブルベカード [BRMスタッフ見習]

2013.6.12(水)

 西上州300は今週末の開催予定です。

 台風3号が比較的のろのろと歩みが遅いようで、土曜日はまだ影響が残っているかもしれませんが、あまり直前まで準備を後回しにすることは難しいので、ブルベカードを印刷しておきました。
(雨予報が酷くなるとDNSが増えます。DNSが増えれば、使わずに廃棄される印刷済みのブルベカードが増えます。できれば無駄を出したくないのが本音ですが、余裕時間があるうちでないと印刷作業は行えません。)

 今回の西上州300は当初5時スタートのみの予定でしたが、同じ日程で国内で開催されるブルベは一つもありません。今年から新しくブルベを始めた方が200kmの次のステップアップとして参加されるケースを想定していましたが、それ以外でも多少需要がありそうです。そんな訳でエントリー受付開始から1週間ほどで一旦締め切ったのですが、残枠が少し残った分を追加募集として受け付けました。ただそうなると、エントリーされた方が全員一度に来ると物理的にスタッフがさばききれないこと。また、周囲の交通へのインパクト(影響)があること、からスタート時間を2つに分けることに変更しました。

 5時スタートの他に6時スタートを作るというのは机上では簡単ですが、当日のオペレーションではスタート番のスタッフの拘束時間は2倍に増えます。また、ゴール番はトータルで1時間延長となり負担は増します。その代わり、受付などが集中することが無くなり、現実的に受付業務がまわせるだけの物量に収まるということでもあったりします。

 事前準備としては、人数が増えてウェーブスタート方式を選択するようになると、ブルベカードを数種類用意する必要も出てきます。今回は5時スタートで4種類(ウェーブ0、1、2、3)、6時スタートでも同様に4種類の合計8種類です。

ブルベカード表面のスタート時刻欄を8種類用意しています。
(同様に裏面の各PC、オープン・クローズ時間もそれぞれずらしてあります)
brm615card.JPG

 ウェーブスタートについては、各主催クラブや主催担当者毎に多少やり方が異なると思います。
先日、参加させて貰ったAJ宇都宮の牛久発400では、ウェーブ毎のスタート時間になった時点で車検を行って、そこから各自任意にスタートという形式でした。

 西上州300では、定峰200の時と同様に、ウェーブ毎のスタート(見なし)時刻の10分前から車検を行います。車検を終えた方は、その後任意にスタートしていただく予定です。たとえば、5時スタートのウェーブ0(W0)は5:00スタートと見なしています。4:50から車検を開始して、車検終了後は各自の任意の時間に出走していただきます。公式記録上は5:00に出走したものとして各PCのオープン・クローズ時間の範囲に収まっているか、またゴールの制限時間に収まっているかを判定します。

 1分1秒を争うようなイベントではありません。スタート時間はあくまでも個人毎の任意の時間にお任せします。ただ多くの人を順番に適切な手順で処理していくためには、それなりの決まり事として対応する時間は事前に運営側で決めておかないと回らないから、そういう風に用意しているだけに過ぎません。

 実際には5分ぐらいフライングしてスタートすることも可能でしょう。それを厳密に管理する意味は、ブルベには無いと(個人的な判断ですが、このブルベの主催担当としての自分としては)思っています。日本ではコンビニのレシートチェックなど無人チェックの概念が強すぎて、分単位、秒単位で考えすぎるきらいがあるように思います。そんなことを考えるのは日本人ぐらいしかいないのでは?という風にも思ったりするわけです。
5時スタートと言えば、だいたい5時ぐらいのスタートでよいのだと思います。そのくらいの緩さでスタート時間を管理しようと思うと、ウェーブを5分刻みで出すことも難しいと思う訳です。そういう意味で、10分刻みでのウェーブとしています。
 5時スタート組は、5時、5時10分、5時20分、5時30分と4つに分かれます。どのウェーブ時間になるかは受付順とするのが妥当でしょう。これはいくつかのブルベに参加して自分でも思ったことですが、主催者側の「集合時間」に合わせてきちんと来る人は少ないです。朝早い集合時間ですから、なるべく少しでも睡眠時間を確保してからスタート地点に来られることを考えるのは悪いわけじゃないでしょう。でも、きちんと来れば時間通りに出走できる。遅れてきたら遅れた分だけ(もしくはそれ以上)出走時間が遅くなる、という采配でもよいのだと思っています。

 本来、二子玉川発着ブルベは、発着地近くに住んでいる地元民のために開催するものです。早朝スタートですが、朝の散歩やジョギング、土曜日でも通勤、通学の人が周囲にいます。周囲への影響を最小限に抑えるために、どこかのコース上で出会うブルベの集団とは1回だけに限りたい、という思いもあって、そういう刻みにしています。
 主催をしたことの無い人は、「そんなの考え過ぎ」と思われるかもしれません。でも、それは杞憂じゃないのです。どこから文句を言われても、存続することが難しいのがこういった公道を使うイベントの常です。

 遠くから来る人を拒むつもりはありませんが、もし遠くから参加されていたとしても、自分の家の近所を走っているのと同じ気持ちで、全てのコースについて走っていただければと思います。荒らしたら次はありません。デリケートな話ですが、それを知っていて、きちんとオトナの対応が出来る人がランドヌールとして自立した人だと信じています。


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ランドヌールVol.3 ブルベ装備大全 とりあえず読んどきましょう [自転車本]

2013.6.12(水)

 ランドヌールVol.3 特集は「ブルベ装備大全」だそうです。

ランドヌールVol.3  究極のロングライドへあなたを招待します

ランドヌールVol.3 究極のロングライドへあなたを招待します

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: グラフィック社
  • 発売日: 2013/06/07
  • メディア: 大型本

たまたま、Vol.3に定峰200のコースプランニングについての話を、拙文ながら書かせていただきました。
その関係で、田村編集長からVol3を贈呈扱いで送っていただきました。ちょっと嬉しかったり。
「1890円お小遣いが浮いた!」という事もありますが(^^;)

あと、裏表紙が二子玉川・兵庫島公園からのスタート風景なんですよね。これもちょっと胸熱・・・
「おらが町でも、ブルベやってんだべ」(なんで、べ、なのかは不明)
と、胸を張ってみたくもなるというものです。

 自分でいろいろ工夫するのがランドヌール的発想ですが、先達の知恵はどの世界でも役に立つ訳で、今回の「ブルベ装備大全」は、初心者の人だけでなく装備についてまだまだ検討の余地があると思っている中堅どころの人にも役立つのではないでしょうか。

 ライト周りについては、永遠の課題のような気がしています。200kmとか短い距離でほぼ日中だけの走行だと小さなライトで出走してきてしまう参加者が多いですが、個人的には200kmでも600kmでもライト周りの装備は極力変えないでいつも同じような装備で走る方が、ランドヌール的たしなみとして適切だと思っていたりします。
(3灯目以上の予備の灯火はサドルバッグに仕舞ってたりしますが)

 ブルベを走り始める前から使っていたのが、CATEYEのHL-EL510。これはまだ現役で子供の自転車のライトとして使っています。どこかへ出かけて帰りが遅くなると夜の多摩サイを走ることになり、510だけでは心許ない感じがして、HL-EL520が出た時に520を増灯しました。ハンドルの上に510と520の2灯体制。たぶんこれが基本型として自分の中の基準になっています。(夜の多摩サイのみを走る時は、充電式の強力なHIDライトをヘルメットに装着して走ってたり)

 ブルベを走り始めてからは、510と520だけでは物足りなく感じて、GENTOS閃SG-305を追加したり、ディープな世界までは行ってませんが試行錯誤はしていました。520を北海道1200で壊して530にスイッチして、530をPBPで壊してその後しばらくして540にスイッチして・・・どうも1200kmのスタートではライトを壊すようです(苦笑)

 CATEYEのHL-EL540は、今のところは必須装備になっています。これ1灯が基本で、もう1灯はGENTOS SG-305またはSG-355B(点滅モード有)を使っています。CATEYEが基本というのは自転車用のライトだからです。自転車で使うには配光特性が大切で540は良く出来ています。またちゃんとした防水ではないでしょうが、ブルベ中の雨でも540は比較的持ちこたえてくれる程度のシール性能はあると思います。そういう意味で、基本は540を常時点灯(Lowモード)。峠や暗い道ではHiモード

(注)540は配光特性がちゃんとしているわけですが、「逆さ吊り」ではその配光は上下が逆になってしまうので意味がないかもしれません。また540本体の下にある充電用のメクラ蓋は防水シールが効いているかもしれませんが、後ろの方の電池交換をする際に外す蓋のところには空気抜き用の穴が開いています。逆さ吊りをするとそこから水が容易に本体内部に侵入する構造のように見えるので、「逆さ吊り」は厳禁でしょう。ランドヌール誌でも逆さ吊りされて使われている写真が出てきたりしますが、「雨だと水没するリスクがある」ことは理解しておかないと泣きをみる可能性が高いので注意が必要です。

キャットアイ(CAT EYE) ヘッドライト ECONOM Force HL-EL540

キャットアイ(CAT EYE) ヘッドライト ECONOM Force HL-EL540

  • 出版社/メーカー: キャットアイ(CAT EYE)
  • メディア: スポーツ用品
 公道で対向車とかがあるような場所では、すれ違い用のLowビーム(下向き点灯)とは違う意味ですが、540でも可能な限りLowモード点灯(光量が抑えられる)に切り替えるようにしています。自分の走り方ではこれくらいで何とか事足りてます。
540には、最初から充電池のついているHL-EL540RCというものもありますが、エネループ単3を大量保有しているため、わざわざRCにする必要はありませんでした。そういうのをもっていない人はRCを買っておくと、専用の充電器から540本体下にある「メクラ蓋」をめくってプラグを差し込むとそのまま充電できるので、便利かもしれません。
400km以上だと、途中で電池交換が必要になります。エネループ単3を4本がスペア1式となるので、400kmだとスペア1セット(4本)、600kmだとスペア2セット(8本)必要です。ほぼHiモードでの使用で、不要な時はLowモードに切り替えてちょっと節約するぐらいだと、そのくらいのランタイムは確保できます。

あとは、2灯目以上になりますが、以前4〜5本買ってしまっているGENTOSを、2灯目、3灯目、としてハンドルの上にエクステンションをつけて上に上げたところから照らすようにしています。(フロントバッグとキューシートホルダを使うとライトが陰になってしまうので上にあげている)
 このGENTOSは、そのうち、もう少し明るい別の「中華ライト」に切り替えていったりした方が良いのでしょう。
18650充電池仕様の中華ライトとか、最近導入している人がだいぶ多いようで気になっています。あと、専用バッテリー形式ですが、おそらく中に18650などが組み込まれているタイプのものも流行っているみたいですね。

 そういったライトは自転車用の専用ライトでないので、ただ単に明るいだけなのですが、真っ暗な峠道をハイビームで照らしたいといった時には役立つはずです。
ハブダイナモは憧れですが、国内のブルベで600kmまでであれば、あえて要らないような気もしています。

 峠ではフロントライトだけでなく、自分の頭の向きで視線の先を照らせるヘッドライト(ヘッ電)で明るいものがあると、だいぶ楽になります。ただ、大型のヘッドライトだと頭の上の重量が・・・・・・首、肩のこりにもつながってあまりよくありません。夜間走行で装備切り替えをする時間などがもったいないとも言えますが、昼間はサドルバッグにしまっていて、夜だけヘルメットに装着して走ったり、使わなかったりというようになりました。
(個人差の大きい話ですが、ヘッドライトをヘルメットにつけてると頭が重くて疲れます。夏場はさらに汗をかくぐらい影響はあったり難しいです。小型軽量のものを使って、ヘルメットも軽量タイプに変えることが必要なのかも>じぶん)

 余談ですが、シクロツーリストのブルベ特集から始まって、ランドヌールもVol.3まで来ると、もうある意味定番の教科書、参考書の域に達しているような気がします。そして、こんなところ(過疎ブログ)で、しょぼい自分の体験を書き綴っていても、もうあまり用はなさないかな、とも思ったりするわけです。


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